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「赤×ピンク」「黄色×紫」色の組み合わせはノールール!? デザイナーがオススメする美しい色使いとは 2ページ目
■デザイナーだって色使いには迷う?
グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍する蘭木さん。では、そのプロが、仕事の上ではどのように色の組み合わせを考えているのか、その日常も聞いてみました。
「編集者から『女性らしくして』と言われれば暖色系、『エロ系記事です』と言われればピンク×紫、『料理の記事です』と言われれば暖色×グリーン系、タイアップならクライアントの会社のコーポレートカラーなど……恐ろしく普通ですが(笑)」というのが通常なんだとか。
ところが「『上品な感じに』と言われたら補色を使わず同系色で…とかも考えますが、『上品にしたいので黄色×紫で!』という、こちらの感覚と真逆な事を言われることもあるので、色使いにルールはないんですよね。『なんかこの色合わせキモチワルイ』と自分で感じても、編集やクライアントが気に入ることもあるので……」ということも往々にしてあるのだそうです。
色の組み合わせは人の感性によるところが大きく、絶対的なルールはないのかもしれませんね。
■“ヒコーキ女子"目線の色使い
蘭木さんは、飛行機雑誌で連載コラムを持つほどの飛行機好き。いわゆる“ヒコーキ女子"です。せっかくですので、ステキだと思う飛行機の機体の色使いも聞いてみました!
「個人的には赤系が好きです。JALやヴァージンアトランティック(イギリス)、ブリティッシュエアウェイズ(同)は、白い機体に映えるし、国旗を連想しやすいのでいいなと思います」。
な、なるほど……。
「ちなみに、国旗と別の色を使ってるフラッグキャリア(※その国を代表する航空会社)では、ルフトハンザ(ルフトハンザドイツ航空)が好きです。紺色+オレンジがかったイエローが、目を引くコントラストなのにデザインによって気品を出しているというか……秀逸だなと思いますです!」
飛行機の機体も、よく見るとさまざまな色の組み合わせがあるようです。うーん、奥が深い……。みなさん、参考になりましたでしょうか!?
■取材協力
蘭木流子(らんき・りゅうこ)
旅客機愛好家のイラストレーター。雑誌「月刊エアライン」(イカロス出版)にて4コマ漫画コラム『ヒコーキ女子の生態学』、ニュースサイト「おたぽる」にて漫画『ヒコーキ女子のコンテンツ探訪』(http://otapol.jp/ )を連載中。ツイッター:@rankiryuko