こんにちは!リリースピッカーの杏奈です。少し規模の大きなお話ですが、日本人、新社会人として一読してみても良いのでは?と思う書籍をご紹介します。
株式会社徳間書店は、『日本はどこに向かおうとしているのか〜国家予算とデータから解き明かそう!〜』 を8月13⽇(火)に発売した。
いま株価や為替の乱高下に一喜一憂している人もいるが、国民多くの関心事は、やはり日本経済がデフレを脱出し、本当に好景気に向かい賃金も上昇していくのか、ということ。政府、財務省、日銀は、そのために全力を尽くしてくれているのか——。
2024年の国家予算を審議した国会は、自民党の政治資金問題に明け暮れ、能登半島地震の復旧復興の補正予算さえ組まれなかった。
2024年3月に日銀はマイナス金利を解除し、8月にはさらに利上げに踏み切った。日銀はどこを見て政策を行っているのか。
円安で日本企業は最高収益を上げているのに、「日本は借金漬け」というイメージを依然として財務省やマスコミはこぞって振りまき、この夏から始まる来年度予算の概算要求でも、緊縮財政に向かおうとしている。
国民も、政府・財務省・マスコミの嘘に惑わされていては、日本(経済)の行く末は「失われた30年」に逆戻りしないともかぎらない。
大蔵官僚として務め財務省の内実を熟知している数量政策学者の著者、高橋洋一氏が、国家予算と各種データから今の日本の実情を解き明かしていく。
2024年になって日経平均株価は最高値を更新し、日銀はマイナス金利を解除、日本は30年間低迷していたデフレ経済から脱却したかのようにみえる。しかし、その一方で1ドル160円を超える円安基調は国全体のGDPを上げるとはいえ、個人の所得向上の実感のないまま続き、実質賃金は26か月連続のマイナス、日本のGDPの6割近くを占める個人消費は、リーマンショック並みの3四半期連続のマイナスとなっている。これでは多くの人にとって、日本経済が好景気に向かっているという実感はないだろう。
はたして日本経済は、これからどうなるのか。好景気へと向かっていくのか。(以下略)
【第1章】減税も効果なし。岸田政権はデタラメな数字だらけ
【第2章】景気回復、給料アップはいつになる
【第3章】間違い続ける財務省と日銀
【第4章】アメリカのグローバルパートナーへ 日本の安全保障
【第5章】ロシア、中国、北朝鮮の横暴にどう対峙するか
【第6章】教育・子育て ヒトへの投資 (目次より)
高橋 洋一(たかはし・よういち)
1955 年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980 年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。
『さらば財務省!』(講談社)で第17 回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『高橋洋一のファクト
チェック2024 年版』(ワック)、『60 歳からの知っておくべき経済学』(扶桑社)、『【図解】新・経済学入門』(あさ出版)、『国民はこうして騙される』『日本の常識は、世界の非常識!』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。
書名:日本はどこに向かおうとしているのか〜国家予算とデータから解き明かそう〜
著者:高橋洋一
発売日:2024 年8月13 日(火)
定価:1760円(税込)
判型:四六判
ページ数:224ページ
ISBN 978-4-19-865848-9
発行:徳間書店
▶「2024年日本はこうなる」物価高と人手不足、中国の成長鈍化、エネルギー問題、生成AI、人権尊重、世界経済から企業経営まで今知るべきトレンドと72のキーワードを解説
編集/杏奈(ガクラボメンバー)
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