こんにちは!リリースピッカーの杏奈です。学生から社会人になり、お金の感覚はどう変化していますか?今回は、Z世代の皆さんにお伝えしたいお金のお話です!
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「ドーミー」の名称で全国約500棟以上の学生寮・社員寮を展開する株式会社共立メンテナンスは、学生の金銭感覚とライフスタイルについて、全国の「学生会館ドーミー」および大学専用寮に入居する学生を対象にアンケート調査を実施した。今回は、その中から特に注目されるZ世代の節約意識、投資意識、消費傾向、ライフスタイルに関する調査結果を発表する。
※Z世代とは、1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代で、2023年現在12歳~28歳前後の年齢層に当たる。デジタルネイティブ、SNSネイティブとも呼ばれるZ世代は、タイパ(タイムパフォーマンス)重視の効率主義、強い仲間志向、仕事よりプライベート重視、多様性を重んじるなど、従来の若者以上に特徴的な価値観を持っている。
出典:野村総合研究所(NRI) Z世代用語解説
【アンケート調査概要】
調査テーマ : ドーミーリサーチ02<金銭感覚とライフスタイル調査>
対象者 : 『学生会館ドーミー』および大学専用寮の全国の入居者
調査期間 : 2023年12月22日(金)~2023年12月29日(金)
調査方法 : インターネットによるアンケート調査(当社調べ)
有効回答者数 : 416名
【アンケート結果要約】
・節約意識がある学生は96%を占め、食費の節約に次いで交通費の節約が多い。
・約5人に1人の学生が投資を行っており、その中でも大学1・2年生が投資に最も積極的。
さらに18%の学生が投資に興味・関心を示している。
・サブスクリプションサービスは80%の学生が利用している。
その中でも、映画、ドラマ配信が最も多く、次いで音楽配信が人気。
・61%の学生が「推しがいる」と回答。特定の対象に集中しておらず、
様々なジャンルへの分散度合いは非常に高い。
学生の96%が日々の生活において節約を実践していることが明らかになった。「特に意識していない」と回答したのはわずか4%という結果に。特に食費削減は最も一般的な節約方法で、283票となった。多くの学生がコストを抑えるために自炊を増やし、安価なスーパーマーケットを利用することで、外食を減らしている。また交通費の節約(178票)、娯楽費の節約(114票)、セール時の購入(103票)も、学生たちが日々の支出を管理するための重要な手段となっている。これらの節約行動は、コストパフォーマンスの高い選択を重視する学生たちの傾向を示している。
新NISA制度の開始と高等教育における金融教育の充実により、特に若い世代の間で投資への関心が急速に高まっている。調査結果によると、学生の19%が積極的に投資しており、その大半を大学の1・2年生が占めている(全投資者の68%)。さらに、投資経験がない学生のうち18%が投資に興味を持っていると回答した。これらから、経済的自立と資産形成に対する意識が高まっていることが推測される。
手頃な価格で幅広いコンテンツにアクセスできるサブスクリプションサービスは、近年、学生生活に深く浸透している。調査結果によれば、学生の80%がサブスクリプションサービスを毎月利用しており、これが現代の学生生活に重要な役割を果たしていることが確認された。
特に映画・ドラマ配信に39%、音楽に28%、ゲームとストレージサービスに各9%の学生が課金をしている。これらの数字から、サブスクリプションサービスが学生の日常生活の娯楽消費に不可欠な部分となっていることが明らかになった。
推し文化は、Z世代の学生たちの間で顕著な現象となっている。調査結果によると、学生の61%が何らかの「推し」を持っており、アンケート調査の結果、K-POP、アイドルグループ、Vtuberが特に人気を博している。しかし、その人気は特定の対象に集中しているわけではなく、学生一人ひとりが様々なジャンルの中から自分の推しを見つけている。
また、推し活動によって、関連商品の購入やイベントの参加が促され、経済的な効果も関連することが推測される。推し文化は、学生たちの興味や活動を理解するための重要な鍵であり、彼らのライフスタイルや価値観に深く関わっていることがわかる。この多様性は、現代の学生たちが幅広い興味や嗜好を持っていることを示し、彼らのライフスタイルや価値観に深く関わっていることがわかった。
アンケート調査を活用して、「学生会館ドーミー」では、学生がより快適な生活が送れるよう、商品・サービスの改善に努めている。経済的に困難を抱える学生に対しては、独自の就学支援プログラムや提携学校様と連携しての寮費の支援、アルバイト探しの支援サービス・求人マッチングの提供などを行い、彼らの学生生活を支える。また、多様な生活スタイルを持つ学生には、柔軟な食事プランや異文化交流の機会を提供し、各々が求める環境で学び続けられるようサービスの向上を行っている。これにより、学生一人ひとりのニーズに応じた充実した生活環境の提供を目指している。
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編集/杏奈(学窓ラボメンバー)
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