【企業での社会人経験を経てお笑いの世界へ】親しみやすい経歴を持つお笑い芸人・コットンのお二人が、新社会人のみなさんに伝えたい事とは?

2023/04/26

社会人ライフ

結成11年目のお笑い芸人・コットン(西村真二・きょん)。2021年にコンビ名を「ラフレクラン」から「コットン」に改名、その後は『キングオブコント2022』で準優勝するなど、そのめざましい活躍ぶりが注目を集めているコンビです。

コットンの2人は、実は大学卒業後、どちらも一般企業での社会人生活を経験してからお笑い芸人に。そんなお二人だからこそ伝えられる、春から新社会人になるみなさんへメッセージをくれました。

⇒【コットンインタビュー記事】それぞれ社会人経験を経て芸人になった、2人のこれまでの生き方と考え方とは?

PROFILE

コットン(※改名前 ラフレクラン)

◉――(写真左)西村真二。
1984年、広島県出身。小学生の際に水泳のジュニアオリンピック選手に選ばれた経験を持ち、高校時代は野球部エース。慶応義塾大学出身で2007年のミスター慶應コンテストではグランプリを受賞といういわゆる才色兼備。大学卒業後は3年間アナウンサーとして働いた経歴を持つ。退局後、2011年NSC東京校の17期生となり、翌年に現相方のきょんとコンビを結成。ツッコミ担当。


◉――(写真右)きょん。
1987年、埼玉県出身。國學院大學卒業。大学時代はカフェサークルに所属。大学卒業後はIT関係の会社に営業職として勤務。営業成績はかなり優秀だったものの、1年働き芸人になる事を決めていたため1年後に退職。2011年NSC東京校の17期生となり、翌年に現相方の西村とコンビを結成。ボケ担当。一時期俳優を目指した経験もあり、演技力の高いボケが人気。

【西村真二】責任を、どう自分の中でどう消化していくのかが社会人

【西村】会社や社会って、学生の頃のサークル活動のようにみんなが同じ方向を向いているコミュニティではないので、もちろんぶつかり合うこともあるし、理不尽なお叱りを受けることもあるんですよ。僕はつたないながら3年働いたのでそう思うんですけど。でも、やっぱりそれが社会だし、学生の頃にはない責任が生まれるから、その責任を自分の中でどう消化していくかの作業だと思うんです。

責任が与えられた上で、自分の行動がどう社会に役立っているのか、みたいなことを考えていけば、どこで働くとか、どんな希望があったとか、第一志望に受かったとか、代理店で働きたいとか、本当は商社に行きたかったのになとか、そういうことってマジで関係ないなって思えてくるんですよ。

おそらく、会社に入る人の半分ぐらいはその会社のことをまだ好きになれてないと思うんです、ぶっちゃけて言うと。たぶん、第2志望、第3志望の会社に入った子がほとんどだと思うんですけど、マジで住めば都なんで。

だから、会社のことを好きになるというよりは、働くことの意味合いだったり幸せを見つけてほしいなって思いますね。「うちの会社がどれほどすごいか」じゃなくて、「自分はこの会社で何ができるんだ」を見つけられたら、働くことの生き甲斐だったり、お金をもらえる喜びを感じられるんじゃないかなと思います。

あと、イヤになったらいつでも辞めてください。リスタートはいつでも切れるから。

【きょん】疑問を感じたら、変化を付けるのがオススメ

【きょん】新社会人というと、僕がNSCに入ったのと同じ歳ですね。僕が会社員をやってた頃は、正直100パーセントの気持ちでは仕事できてなかったです。それは他にやりたいことがあったから。でも、もしその会社に100パーセントの気持ちで仕事ができるんだったら、とりあえず全力でがんばってほしいです。

もちろん、疑問を感じちゃうのであれば思いきって仕事を変えるのもアリ。一からスタートしたいのであれば、坊主もオススメします(笑)。あと、コンビ名を変えるのもオススメ(笑)。僕らが改名したように、たとえばグループラインの名前を変えちゃうとか。何かひとつ変化することによって人間は変われるっていうことに本当に気づいたんで。

僕、ホントはめちゃくちゃだらしない人間なんです。「オレみたいなやつが」って今でも思うんですよ。でも変われるってことを証明できちゃったから。だから本当に、僕みたいな、なんの能もなく、今までなんとなく生きてしまった人って世の中にいっぱいいると思うんですけど、人は変われるってことを伝えたいです。がんばれっ!!


取材・文:落合由希
編集:学生の窓口編集部





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