社会人のみなさんの、なかなか言えないモヤモヤを解決していく連載 #モヤモヤバスターズ。前回に引き続き、“世代間ギャップに関するモヤモヤ”を解決していきます。
相談者のネス子さんは、電車移動中、上司のうんちく話を聞くことにモヤモヤしているとのこと。日々仕事をしていると、モヤモヤしたり、イライラしてしまうことがどうしても出てきますよね。
そこから抜け出して前に進んでいくために、モヤモヤバスターズ隊長、瀧波ユカリ先生のアドバイスをぜひ参考にしてみてください!
ネス子さんこんにちは!突然ですが、「マンスプレイニング」という言葉をご存知でしょうか。男性が女性に対して上から目線で説明や解説やうんちく披露などをすることで、「man(男性)」と「explain(説明)」をくっつけて作られた言葉です。
年上の男性が、相手に質問されてもいないのに「仕事とは……」と語る情景を思い浮かべると、それはいかにもマンスプレイニングであるように思えます。
しかし、しかしです。ここで「マンスプおじさん最低!」とジャッジするのはちょっとまだ早い。なぜなら、相手はおじさんであると同時に、上司でもあるからです。
部下を指導するのは、上司の業務のひとつ。見方を変えれば、彼は仕事熱心な上司であると言えるかもしれません。実際に立場が上だと、ある程度上からな言い方になってしまうこともあるでしょう。また、価値観の押し付けともとれる言い方については、むしろ狙ってそうしている可能性もあります。組織への帰属意識が強い上の世代は「上から受け継いだ価値観を下に受け継ぐ」ことが組織の一員としての自分の仕事だと思っている人も多いからです。そのあたりは、どうしてもジェネレーションギャップを感じてしまいますよね。
上司による仕事のうんちく語りはマンスプレイニングなのか?それとも指導なのか?それは話の内容だったり語気の強さだったり、さまざまな要素を加味して判断すること。「この場合はこう」と第三者が一概に断定することはできません。
しかしマンスプレイニングにせよそうでないにせよ、部下を心底うんざりさせるような話し方しかできない上司は未熟であり、まだまだ努力の余地がある。それは断言できます。ネス子さんをうんざりさせた上司には、ぜひとも双方向性のある会話での指導を身に着けてほしいものですね。
ところで、実はこの件に関する私のモヤモヤポイントは別のところにあります。それは「移動中の時間ってなんで業務内扱いなの?業務外扱いにすればいいのに!」ということです!営業だったり出張だったりで上司と移動する際の時間も「業務内」とされると、お互いずっと気を使っていないといけなくて無駄に大変だと思うんです。だから「移動中は業務外」という考え方を私は推していきたい!乗り物に乗った瞬間に、上司も部下も「業務外」モードになって、それぞれスマホを見たりうたた寝したり音楽を聴いたりする。それが普通になれば、みんなもっと生きやすくなるんじゃないかなと思います。
というわけでネス子さん、もしまた一方的に仕事のうんちくを語るタイプの上司に遭遇したら、それはマンスプなのか指導の範囲内なのかを分析してみてください。マンスプなら耳を全塞ぎ、指導の意味合いもあるかな…と思ったら5分の1くらい聞いておけば上等です。
そして今後、上司の立場になって部下と移動することがあったら「移動中は業務外ね!」と言ってくつろぎモードに突入しましょう。受け継ぎたくない価値観はさらっと取っ替えて、よりよい形で下に渡していけたらいいですよね。応援しています!
Twitter:@ takinamiyukari
公式サイト:Takinami Yukari Official Site
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