算出方法から知ると腹落ち! 営業利益の意味をわかりやすく解説

2020/02/18

お金の知識

損益計算書は英語の「Profit and Loss Statement」から「P/L」と表記されることもあります。
企業活動では収益・利益・費用をそれぞれ把握することが不可欠です。そのため、決算の時期になると、会社では損益計算書を作成します。なかでも営業利益は、会社の方針や経営状態がうまくいっているのかを図る、最も基本的な数字とも言えます。
今回は損益計算書の内容から、どのように営業利益額を算出するのか、営業利益が意味するところは何なのかを押さえていきましょう。

営業利益 算出方法

損益計算書とは?

企業は事業活動において、どれだけ売上が出て、どれくらいの利益を得て、どれだけのコストを支払ったのかを把握するに損益計算書をまとめます。

損益計算書は企業の事業活動による結果を数字でまとめた決算書類です。英語では「Profit and Loss Statement」といい、「P/L」と表記することもあります。企業は一定の期間を区切って決算を行います。決算時に集計した収益から費用を差し引き、企業が得た利益を算出します。

利益の種類

損益計算書では利益は5つに分かれています。 商品を売ることによって得た「売上総利益」、営業活動のみによって得た「営業利益」、 本業以外の活動なども含めた「経常利益」、税金を納付する前の利益額である「税引前当期利益」、納税後に得る最終的な「当期純利益」に分類されます。

それぞれの利益を求めるには、運営にかかった費用なども精算しなければなりません。費用には、仕入れにかかる「売上原価」、販売活動にかかる「販売費・管理費」、本業以外でかかった「営業外費用」、臨時的に生じた「特別損失」、法人の所得にかかる「法人税・住民税・事業税」などがあります。

損益計算書では、それぞれの収益、費用、利益を対応する項目にあてはめて、最終的な当期利益(純利益)を算出します。企業の経営状態を調査して今後の方針を決定するなど、取引を行う上での大切な資料となるものです。

営業利益の算出の仕方

損益計算書における利益は、売上高をベースにそれぞれの費用を差し引くことで算出できます。
営業利益については、売上総利益から販売管理費を差し引くことで求められます。そのためにはまず売上総利益を算出します。

売上総利益は売上高から売上原価を差し引いた額です。例えば売上高が5000万円で、仕入れに3500万かかった場合、売上総利益は1500万円となります。

次に販売費および一般管理費を精算します。販売費および一般管理費には、商品を売るために行った宣伝活動費や運搬費、また事務所の賃料や通信費などの費用が含まれます。

した費用が850万円だった場合、その金額を販売費および一般管理費の項目に記載します。そして売上総利益の1500万円から850万円を引き、650万円が営業利益となります。

ちなみにこの営業利益から、本業以外で得た営業外収益を加え、その際生じた費用(営業外費用)を差し引くことで経常利益が算出できます。

営業利益 算出方法


図の上から順番に、収益や利益から費用を差し引くことにより、損益計算書に分類されるそれぞれの利益を算出することができます。

まとめ

損益計算書を読みとると、会社の財務状況をさまざまな側面から分析できます。

損益計算書は企業の次なる業績向上に向けてのヒントが詰まった書類と言っても過言ではありません。今回の記事では、損益計算書の基本的な用語と営業利益の算出のされ方のみを説明しましたが、ここからだんだんと会計の理解を深めていきましょう。

(学生の窓口編集部)

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