Excel関数を利用すれば、エクセル内にあるデータの個数や、行や列ごとのセル数など楽にカウントすることができます。今回は「COUNTA関数」を使って数える方法をご紹介。
「COUNTA関数」は、なんらかのデータが入っているセル(空白でないセル)の個数をカウントすることができます。それでは、使い方をみていきましょう。
データが入力されているセルの数をカウントするには、「COUNTA関数」を利用します。COUNTA関数は、範囲内の空白ではないセルの個数をカウントしてくれる関数です。COUNTA関数の使い方は、次の通りです。
(1)カウントした結果を表示したいセルを選択し、関数の挿入から「COUNTA」を選択します。
(2)値1を選択し、カウントしたいセルの範囲を選択します。
(3)指定のセルに、カウントした結果が表示されました。
COUNTA関数では、空白セルをカウントしないため、例のように「○」がついている部分のみをカウントするといった使い方も便利です。
また、行のカウントだけでなく、同じように列のカウントもできます。
記録するというよりも、単純にデータの個数を知りたいだけであれば、ドラッグして範囲を指定するだけで、ウィンドウ下部にデータ個数が表示されます。
「COUNTA関数」と似た関数に「COUNT関数」があります。「COUNT関数」は、「数値を含むセルの個数」をカウントする関数です。一方今回ご紹介した「COUNTA関数」は、「空白以外すべてのセルの個数」をカウントする関数となります。
例えば、次のようなデータがあった場合には、COUNT関数では“数字だけ”のセルをカウントするため「3」となりますが、COUNTA関数では、“数字やアルファベットを含むすべてのセル(=空白でないセル)”をカウントするため「7」と表示されるのです。同じような名称でややこしいですが、カウントしたいデータの種類によって、使い分けるようにしましょう。
まとめ
データが入力されている行や列の個数をカウントするには、「COUNTA関数」を利用します。空白以外すべてのセルをカウントできるので、利用頻度も高い関数と言えます。似た関数の「COUNT関数」との違いを覚えて、必要な関数を適宜使い分け、さまざまな場面で活用してみてくださいね。
(学生の窓口編集部)