Excelで「10以上20以下のセルの数を数えたい」というとき、つい「IF関数」を使いがちですが、IF関数だとほしいデータが手に入らずやきもきしてしまうことの方が多いです。
「もし〜〜の場合は」というケースは「IF」という考え方はあっているのですが、この場合に最適なのは「IF関数」ではありません。
ここでは、Excelで「~以上」「~未満」などの条件を満たすデータを数える方法を紹介します。
※記事内の画像の一部は、著者が使用しているMicrosoft®︎Excel for Mac バージョン16.59のスクリーンショットです
複数の条件を満たすデータのセル数をカウントするには、「COUNTIFS関数」が便利です。名称が「COUNTIF関数」と似ていますが、「COUNTIFS関数」を使うと、検索条件を複数指定することができます。
「COUNTIFS関数」を使わずに「IF関数」でなんとかしようとする人もいますが、IF関数だと「セルA1が『10以上20以下』なら〇、でなければ×」のように「◯か×か」を表現することしかできません。
素直に「COUNTIFS関数」を使った方が簡単なので、こちらを使ってください。
ExcelのCOUNTIFS関数で「~以上」「~未満」を数える手順はこの3つです。
Excelの「数式」タブから「関数の挿入」を選択します。
右側に「数式パレット」が表示されるので、「COUNTIFS」を選択し「関数の挿入」をクリックします。
「数式パレット」で「検索条件範囲1」を選択し、「+」をクリックして検索条件1を入力します。
例えば、C22からC26の範囲で、C26の値以上のものの数を数えたい場合の数式はこうなります。
=COUNTIFS(C22:C26,">="&C26)
他に条件がある場合は、もう一度「+」をクリックして「検索条件範囲2」を選択し、「+」をクリックして検索条件2を入力します。
条件の数だけ「+」をクリックして「範囲を選択」→「検索条件を入力」を繰り返します。
条件を満たすカウント数はセルにも表示されますが、「数式パレット」にも結果として表示されます。
COUNTIFS関数で複数の条件を指定する方法について詳しく解説します。
先程の例では自分のやりたいことができなかったというときは、こちらを参考にカスタマイズしてください。
COUNTIFS関数は「COUNTIFS(範囲1,検索条件1,範囲2,検索条件2,…)」のように、複数の条件を指定することができます。
「以上」や「未満」といった検索条件は、次の表の通りに指定します。
検索条件の数値については直接数値を入力することに加え、セルの番号を用いることもできます。
セルの番号を用いる場合には「”指定方法”&セル番号」と、「&」記号を使って文字列を結合しなければなりません。
検索条件を、数値以外にすることも可能です。ここでは「品名が雑誌であるのもの」を追加してみます。
雑誌であるセルの数は「2」と導き出されました。
「~以上」「~未満」といった複数条件でデータをカウントする際は、COUNTIFS関数を利用しましょう。条件は2つだけではなく、もっと多くの条件を指定することもできます。
複数の条件でデータをカウントする機会は多いため、検索基準の指定方法もあわせて覚えておいてください。基本的には「<」「>」「=」の3つの記号を組み合わせれば、すべての検索基準に対応できますよ。
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