MATCH関数は、値を示している箇所を探し出す場合などに利用できるものです。
使い方を覚えることで、さまざまな場面で活用することができます。
今回は、MATCH関数の概要と活用法について解説します。
指定した行や列の検索範囲の中で、検索値の場所を求めることができるのがMATCH関数です。MATCH関数は、最大値や最小値、等しい値など、条件を指定して検索することができます。
=MATCH関数(検索値,検索範囲,照合の型)
「検索値」= 検索をしたい値
「検索範囲」= 検索をする範囲
「照合の型」 = 検索方法を1、0、-1の中から選択。選択をしない場合は、自動的に1が選択されます。
「1を選択した場合」は、検索範囲の中での最大値が求められます。データは、昇順に並べておきます。
「0を選択した場合」は、検索値に一致する値が求められます。データは特に並べ変えなくてもかまいません。
「-1を選択した場合」は、検索範囲の中での検索値以上の最小値が求められます。データは、昇順に並べておきます。
ここからは、MATCH関数の使い方の手順を示します。
じゃがいもの11月分の納品数の表にある場所を検索します。
(1)検索値を表示したいセルを選択
(2)Shift+F3を押して「関数の挿入」ダイアログボックスを表示させ、MATCH関数を選択し、「OK」をクリック
(3)「検索値」にセルC1を選択
「検索範囲」にE4からE7を選択
「照合の種類」に絶対参照を表す0を入力
(4)「OK」を押すと、値が表示されました。
「*(アスタリスク)」は、不明な文字の代わりとなるものです。
一部不明な文字を含む文字列を検索したい場合、「*(アスタリスク)」を用いることで、簡単に値を見つけだすことができます。検索や置換に利用することができ、「*(アスタリスク)」はすべて半角で入力します。
例(1):ExcelにあるAとつく店舗名を検索したい場合、「*A」と検索する文字列に入力することで、Aを含む文字列が検索結果に表示されます。
例(2):Excelにある店舗名に「浅草」が含まれる店を検索したい場合、「*浅草」と検索する文字列に入力することで、浅草を含む文字列が検索結果に表示されます。
ワイルドカードとは、不明な文字の検索などに用いる「*(アスタリスク)」や「?(クエスチョン)」の文字のことを言います。
ワイルドカードを文字の前や後につけ、不明な文字を検索していきます。なお、「?(クエスチョン)」は、1文字の文字列を指し、「*(アスタリスク)」では、1文字に限らず、複数の文字列を検索することができます。
例(1):ExcelでAのついた文字列を検索したい場合、*を用いて検索をすると、Aを含む文字がすべて検索結果に表示されます。
例(2):「??????A」と「?」を6回用いて検索をすると、Aの前に6文字ある文字のみが検索結果に表示されます。
例(3):「*(アスタリスク)」や「?(クエスチョン)」を検索したい場合は、前に「~(チルダ)」をつけ、「~*」や「~?」と入力することで検索することが可能になります。
MATCH関数は表から値の示されている箇所を検索する場合などに利用できる便利なものです。
仕事など、さまざまな場面にMATCH関数を活用し、Excelを使いやすいものにしていきましょう。
(学生の窓口編集部)
2019/12/09
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2019/12/06
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