グラフの最大値・最小値の設定は、グラフの見やすさの決め手となる重要な要素のひとつです。
設定方法によってグラフの印象ががらっと変わることもあるので、データの種類や値の傾向を見て設定を変更しましょう。
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Excelのグラフの目盛を見やすく調整するコツ
グラフの軸を見た時に、上端に表示される数値が最大値、下端に表示される数値が最小値です。
両者の数値を変更することで、グラフの見た目や印象は変化します。
例えば、100点満点のテストの成績をグラフ化したい場合、最大値は100にしたほうが、満点までの到達度がわかりやすくなるでしょう。
それでは、実際に最大値と最小値を変更してみましょう。
【2】Excelメニュー「書式」→「選択対象の書式設定」を選択
【3】「軸のオプション」の中から、「最大値」/「最小値」の値を変更
ここでは「最大値」を「100」、最小値を「40」に変更してみます。
【4】設定した数値に、最大値・最小値が変更されました。
変更前のグラフと比べると、成績の差異がより強調され、比較しやすいグラフになったことが分かります。
グラフ軸の値は、小数点以下の値やマイナスの値まで表示させることができます。
小数点以下まで表示させたい場合は、グラフ軸を選択して前述の「選択対象の書式設定」から「表示形式」を「数値」にし、その下の「小数点以下の桁数」を「1」や「2」に変更してください。
この数字の分だけ、小数点以下の値が表示されます。
データにマイナスの値が含まれる場合は、グラフを作成すると自動的にマイナスの値まで表示されます。
ただし、0が基準の横軸になるため、軸ラベル(ここでは社名)が0のラインのすぐ下に表示されてしまいます。
「選択対象の書式設定」から、「ラベルの位置」を「下端/左端」に設定することで下端に移動できます。
グラフに目標値を設定し、その値を基に基準線を引くことができます。
例えば、売上高のグラフを作成する場合、実際の売上高の他に売り上げ目標を表示させることで、売上の達成/未達状況を表示できます。
目標値はすべて同じ値にしましょう。
日付入りのデータからグラフを作成する際、表示単位が「1月」に設定されてしまっているために、軸に表示される日付がデータ通りにならず、一カ月単位で表示されてしまう場合があります。
作成元のデータと同様の日付を表示したい場合は、次の方法で設定を変更しましょう。
最大値・最小値に加え、値の表示方法を変えたり、基準線を引いたりすることで、グラフの「見せ方」を変える方法をご紹介しました。
他にもさまざまな設定方法がありますが、まずはここで紹介したExcelグラフの基本設定を押さえておきましょう。
(学生の窓口編集部)
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