「捲土重来」ってどう使う? 言葉の意味や例文を解説

2018/12/04

ビジネス用語

「捲土重来」とは、土煙が勢いよく巻き起こる様子を表した四字熟語です。「けんどちょうらい」、あるいは「けんどじゅうらい」と読みます。ビジネスシーンや新聞の文面にも登場する言葉なので、覚えておくと便利な言葉ですよ。

捲土重来

捲土重来の意味とは

「捲土重来(けんどちょうらい)」は、唐の詩人・牧之(ぼくし)による詩「題鳥江亭」の一説「巻土重來 未だ知る可(べ)からず」が基になってできた故事成語です。この詩は「劉邦(りゅうほう)と天下を争うも、垓下(がいか)で戦いに敗れ自決した、秦末期の楚の人・項羽(こうう)」をしのび、牧之が烏江亭を訪れたときに作ったものだといいます。

捲土重来の「捲土」は「捲(まく)る」に「土」で土煙を巻き上げること、「重来」は「再びやって来る」ことを意味します。詩の中では、「負けた者(項羽)が土煙を巻き上げるような勢いで再び攻めてきていたならば、(勝敗は)どうなっていたかわからない」という、牧之の思いが詠われています。

現代では、そこから転じて、「一度敗れた(失敗した)者が、再び勢いを盛り返して巻き返す(再起をはかる)」意味の言葉として使われています。

使い方・例文

「捲土重来」の例文を見てみましょう。

・歴史的な大敗を捲土重来の糧とする。
・前回敗者が捲土重来で初戦を突破した。

そのほかにも、非常によく使われるのが、「捲土重来を期す」というフレーズです。

・捲土重来を期すA社が、大胆な戦略を打ち出した。
・昨シーズンが振るわなかったB選手にとって、今年は捲土重来を期す年である。

さらに、「捲土重来を果たす」「捲土重来を期待する」のフレーズでも使われます。

・新製品の投入で、捲土重来を果たした。
・選挙に敗れたC氏には、今後の捲土重来を期待したい。

このように、「捲土重来」はビジネスやスポーツや政治などで「満を持して挑んだ勝負ごとに敗れた人が、巻き返しを図る様子」をあらわす表現して使われます。

英語で言うと

もとは中国語に由来する「捲土重来」ですが、英語でも「make a comeback(盛り返す)(返り咲く)(復活する)」、「regain lost ground(失地回復する)」など、いずれも「捲土重来」に非常に近いニュアンスを持つ言葉があります。例を挙げてみましょう。

・The player made a splendid comeback.(その選手は見事な再起を果たした)
・The company should regain lost ground.(その会社は失地回復を図るべきである)

まとめ

争いごとに負けても、大切なことに失敗しても、めげずに挽回を図るのが「捲土重来」。そんなハングリーな精神を忘れず、勉強やスポーツにも取り組みたいですね!

(学生の窓口編集部)

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