ディレクションとは? その意味と使い方を紹介(例文あり)

更新:2022/06/30

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近年、ビジネスシーンなどでよく使用されるカタカナ語

よく使用されるカタカナ語の中に「ディレクション」という言葉があります。

会議などで使用されていて、意味がわからなくて困ったという経験のある方もいるでしょう。

そこで今回は「ディレクション」の意味を、例文を交えて紹介します。

ディレクションとは?

「ディレクション」は英語の「direction」をそのままカタカナ語として使用したもの。

「ディレクション」の本来の意味は指導、管理、監督、演出など。

他にも方角や傾向という意味も持ちます。

この「ディレクション」という言葉は、テレビ業界や音楽業界における「ディレクター」という役職の方が大きく影響していると考えられます。

「ディレクター」は主に作品の監督、演出の責任者として活動する役職の方を指します。

この役割がビジネスシーンでも「ディレクション」という言葉で使用されているのです。

ビジネスシーンにおけるディレクションとは

ビジネスシーンにおいて、「ディレクション」とは具体的にどのような仕事内容を指すのか紹介します。

ディレクションを行う

「ディレクション」を行うという場合は、基本的に物事の制作から管理までをトータルして行うことになります。

管理を行うとなると似た言葉で「マネジメント」があります。

「ディレクション」と「マネジメント」の大きな違いは、実際に制作に関わるかどうか。

「ディレクション」は実際に制作に関わってトータル的に管理することを指します。

「マネジメント」は管理することが大きな役割となりますので、経営的な観点が必要となります。

ディレクションを受ける

行うと反対に「ディレクション」を受けるという使い方もします。

これは制作に関して「ディレクション」を受けるということになり、制作の方向性などに対し全面的に指導を受けることを指します。

「ディレクション」を行うと同様によく使用されるビジネス用語です。

ディレクション業務

ディレクション業務」とは、制作の企画、進行、管理まで行う総監督の役割のことです。

制作の進行管理はもちろんのこと、関係部署との連携なども「ディレクション業務」に含まれます。

「ディレクション業務」は非常に多岐に渡り、トラブルの対処や裏方作業なども行います。

チームの人へ仕事を振ることもあるので、常に全体を見て把握する必要があります。

デザインディレクション

デザインディレクション」は、「ディレクション業務」の中でも近年注目されている仕事です。

主に広告業界やWeb業界で活躍する仕事。

「デザインディレクション」とは、デザイン全体を指揮する総監督のことを指します。

「Webディレクター」はクライアントとデザイナーとの間に入り、要望に沿ったデザインを実現できるよう動く役割のことを指します。

ディレクションスキルとは

ディレクションスキルとは、ディレクションを行う際に求められるスキルのこと。

ディレクションを行う際に求められるスキルを紹介します。

スケジュールやタスク管理

ディレクションを行う際には、全体のスケジュールやタスク管理を行う必要があります。

制作が滞りなく進むように関係各所の調整を行ったり、グループのメンバーへの仕事を割り振りしたりします。

制作が遅れないようにスケジュール、タスク管理を行い、全体の進行状況の把握も必要。

自分のスケジュールだけでなく、同時進行で進んでいる制作のスケジュールを管理します。

判断力

ディレクションを行う際には、とっさの判断を迫られるシーンもあります。

そんな時にすぐ結果を出せる判断力が求められます。

トラブルが起きた際も対処するのがディレクションの仕事。

何が起きているのか、どう問題解決をすればいいのかの判断力が必要です。

コミュニケーション力

ディレクションを行う際で欠かせないのがコミュニケーション力です。

クライアントの要望にしっかり応えるためにも、コミュニケーション能力は必要。

同じ制作を行うメンバーとの連携を取るためには、メンバーとの密なコミュニケーションを取っていく必要があります。

メンバーとしっかりコミュニケーションを取っていれば、人間関係や適性を知ることができます。

円滑に制作を進めるためにもコミュニケーション力は重要です。

ディレクションの使用例

実際にディレクションという言葉の使用例を紹介します。

  • 例1:「映画1本分のディレクションを行うのは大変だ。」
  • 例2:「初めてディレクション業務を任された。」


この2つは制作の監督や管理を行う意味で使用。

ビジネスシーンではよく使用されます。

  • 例3:「制作についてディレクションを受けた。」

制作について全面的に指導を受ける際には、このように「ディレクション」が使用されます。

  • 例4:「登山の際には、ディレクションを誤らないよう方位磁石が必要だ。」

ここでの「ディレクション」は方角という意味。

ビジネスシーン以外でも「ディレクション」という言葉は使用されます。

ディレクションの意味を正しく理解しましょう

「ディレクション」という言葉はビジネスシーンでよく使用されます。

しかし正しい意味を理解していないと誤解を招くこともあります。

「ディレクション」の意味を正しく理解し、適切なシーンで使用できるようにしましょう。

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