次は地方公務員の給料です。地方公務員も、国家公務員と同じように職務の「級」と経験年数などが反映される「号給」で基本となる給料が定められています。ただし、この給料は自治体それぞれで定めているため、自治体ごとに差があります。
例えば東京都の一般行政職では5級、号給4が最高となり、給料は52万5,800円。しかし埼玉県の一般行政職の場合は、10級で号給21の人が最高額で55万8,300円です。このように、自治体によって微妙な差があるのが地方公務員の給料の特徴です。
ちなみに「平成28年地方公務員給料実態調査結果等の概要」によると、給料の平均は、32万1,689円。ここに諸手当を合計した給料月額の平均は、
となり、国家公務員と比べて約4万円ほどの差があります。次にボーナスについては、こちらも自治体ごとに支給率を定めているため、自治体によって支給額は異なります。例えば先ほど挙げた埼玉県の場合は夏が2.025月分、そして冬が2.175月分ですが、東京都は夏が2.075月分、そして冬が2.225月分と微妙に異なります。
※ボーナス支給率は期末・勤勉手当両方の支給率を合計したもの
では、先ほどの平均給料月額を参考に、埼玉県の支給率を用いて夏と冬のボーナスを計算してみましょう。夏は36万5,549円の2.025月分、冬は36万5,549円の2.175月分ですので、
夏:74万236円
冬:79万5,069円
このようになります。では年収はどうなるでしょうか。
給料:36万5,549円×12カ月=438万6,588円
ボーナス:74万236円+79万5,069円=153万5,305円
438万6,588円+153万5,305円=592万1,893円
平均給料額を基に計算すると、地方公務員の平均年収は約590万円ということです。
今回は公表されている平均給料額から計算してみましたが、国家公務員と地方公務員とでは年収に約100万円の差があるようです。もし「より給料をもらいたい」のならば、目指すのは国家公務員ということでしょうか。
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