コンセンサスは単に意見が一致するというものではなく、会議などでは全会一致の合意を指し、このような反対意見のない状態で決定する会議方式をコンセンサス方式と呼んでいます。
コンセンサスの正しい使い方を、例文を交えてご紹介! 社会人になってから恥ずかしい思いをしないように、しっかりと覚えていきましょう。
ビジネスシーンでコンセンサスは主に以下の2つの意味で使われます。
1の意味では、相手から了承を得る、あるいは合意を得ることが必要な場面で、コンセンサスという用語は使われます。「この企画、広報のコンセンサスを取ってきて」といわれたら、場合によっては交渉が必要になると思っておきましょう。
このように、コンセンサスを取る、というのは大抵「合意を得る」という意味で使われます。コンセンサスを取る相手は基本的に、複数人であるため会社や部署単位であることを覚えておきましょう。
ちなみに合意を得る相手が1人の場合はコンセンサスではなく、アグリーメント(agreement)を使用するケースもあります。
一方、2の根回しの意味でコンセンサスを取るということもあります。たとえば、会議を円滑に進めるために、「会議に先駆けてAさんのコンセンサスを取っておく」、「コンセンサスを図る」などと使われます。
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では、コンセンサスはビジネスシーンで実際にどのように使われるのでしょうか。「コンセンサスって何?」と戸惑うことなく、その意味に含まれているニュアンスをキャッチできるように例文で練習しておきましょう。
・上司「この企画、もうA社のコンセンサスは取れてる?」
このような場合は、先方の会社の同意を得ているかと聞かれています。共同で進める企画などでコンセンサスという言葉はよく使われます。
・「会議でプレゼンを行う前に、上司のコンセンサスを得ておいて」
これは、プレゼンが始まる前にある程度上司に話をつけておき、事前に了承を得ておいてくれという指示です。
・「今日の会議はコンセンサス方式で行います」
これは、全会一致で案が採択されるという意味です。1人でも反対意見を持つ者がいたら成立しないため、事前にコンセンサスが必要な例です。
いかがでしたか? 新入社員の場合、上司や先輩から「コンセンサスを取っておいて」と何かといわれることのほうが多いコンセンサス。会社員になると、頻繁に「コンセンサス」というビジネス用語を耳にすることと思います。そんなときに戸惑わないように、コンセンサスの正しい意味と使い方を覚えておきましょうね。
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文・学生の窓口編集部
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