MTGとはどういう意味? 使い方と例文をチェック!

更新:2023/03/31

ビジネス用語


先輩がおもむろにスケジュール用のホワイトボードやスケジュールに書かれている「MTG」の文字に、戸惑った新社会人の方もいるのではないでしょうか。

ミーティングと書かれれば特に疑問を持たないのに、なぜわざわざ「MTG」とするか疑問に思う方もいるでしょう。

実は、あえてMTGとすることにメリットが生じることもあるんです。

そこで今回は、ビジネスシーンで頻出の「MTG(ミーティング)」について、意味や使い方の注意などを解説します。

この記事で「MTG」の意味だけでなく、適切に使うためのポイントを把握して、滞りない社会人生活を送りましょう。

ビジネスシーンや会社で使う「MTG」とは?

「MTG(えむてぃーじー)」とは英語の「meeting」の「M」「T」「G」の部分を利用した略語で「会議」や「打ち合わせ」を意味します。

日本のビジネスシーンにおいては、以下の場合に「MTG」と略される傾向にあります。

・比較的かんたんで定期的に行われる打ち合わせや定例会議
・簡易な打ち合わせ など

「MTG」と記載されている言葉は以下のように「ミーティング」と読んで問題ありません。

※ブレストMTGとは、集まったメンバーで自由に意見交換し、新しいアイディアや解決策・考え方などを見つけるためのミーティングのこと

なぜ「MTG」という表記なのか

なぜ英語の「meeting」や「ミーティング」ではなく、あえて「MTG」と表記するのでしょうか。

「MTG」が使われるようになった背景として、1950年代に日本でも使用された電話回線を通じて文字を送信できる「テレックス」やインターネットの普及により、電子データの送受信における表記の簡略化が有力視されています。

特に「テレックス」においては、一度に送受信できる文字数に制限がありました。

さらに、インターネット上での文章は「端的にわかりやすく」伝えなければならないことから、ある程度の文字数内に記述を抑える必要があります。

このような文字数制限の中で、素早くメッセ―ジを伝えることを重要視した結果、「MTG」などのような簡略化された表記が増えていったのではないかと考えられているようです。

「MTG」の使い方

特に会社で使う「MTG」という言葉は、会話よりも文字として使われることが一般的です。

日常会話で「明日のMTGは……」と発言するよりも、メールやスケジュール表など文字として記載するほうが多い言葉だと言えます。

「MTG」の例文

「MTG」は文字として書き記すときに使用することから、以下のようなイメージで使われます。

例文1 

A「では次回の打ち合わせは来週の月曜、13:00からにしましょう」 

B「了解です」(手帳に「MTG、13:00~」と記載)

例文2

(メールにて)明日のオンラインMTGは15:00に変更になりました。 何卒よろしくお願いします。

「MTG」の使い方における注意ポイント

「MTG」の意味が分かると、早速使ってみたくなってしまいますよね。

「MTG」という言葉をあなたの会社で使う場合、以下のポイントに注意することをおすすめします。

社風によっては「MTG」より「ミーティング」「会議」と表記する

ふだん会社で仕事をしていて「MTG」という記述を見かけない場合は、通常通り「ミーティング」「会議」「打ち合わせ」と表記したほうが無難です。

「MTG」という略語は社会経験がある人にとっては特に珍しくありません。

しかし、社風によってはフランクなイメージのある言葉ということを覚えておくと役立ちます。

「MTG」という略語は、最近ではどの業界でも使用される言葉になりましたが、比較的IT業界やマスコミ系、スタートアップ企業、海外と取引のある企業に好まれる傾向にあると言えます。

役所など官公庁や伝統を重んじる会社などでは使用しないことが多いため、それぞれの社風に合わせて使い分けましょう。

人によっては「MTG」が通じない人もいる

友達や家族などと話す際に「MTG」では意味が通じないケースがあることも念頭に置かなければなりません。

周囲が普段からミーティングの意味を「MTG」として使っていれば問題ないかもしれませんが、インターネット上で「MTG」という表記だけで以下のようなさまざまな意味に解釈されています。

誰に使っても「MTG=会議」という方程式が通じるわけではないため、日常生活で使用するときは注意しましょう。

まとめ

会社などビジネスシーンで見かける「MTG」という表記は英語の「meeting」の略語です。

口語というよりは文字で見かける文語表現であるため、社内メールやスケジュール・議事録などさまざまな場面で見かけるかもしれません。

「MTG」のように会社の中で会議を端的にわかりやすく伝えるための便利な略語は、つい多用したくなるかもしれません。

「MTG」を使う際は、自社が略語を使うべき社風かどうかを確認するようにしましょう。

また、日常生活では「MTG」はさまざまな意味で解釈される可能性があることも考慮し、友人や家族などにチャットする際なども、ある程度注意が必要です。

口頭で発声すると略称の方が長くなるものの、文字として記載するとスピード感をもって判断・作業できる場合がある略語は、「MTG」以外にもあります。

それぞれのシチュエーションによって使い分けて、一歩先を行く社会人になりましょう!

文・マイナビ学生の窓口編集部

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