実際どのくらいもらえるの?新社会人1年目の年収と手取りの実態について

2016/04/28

新生活・準備

社会人となり初めての給料日。期待で明細を確認してみると、以外にもなんと少ないことか。4月は「こんなはずでは……。」と思う新人が多い月でしょう。学生のときアルバイトでは月いくらというとその通りのお金がもらえたのに対し、サラリーマンとしてもらう手取りの方が少ないことに驚かされます。いったいなぜでしょうか。年収と差し引かれる税金などの実態を見てみましょう。


■入社1年目の月給は20万円、つまり年収は240万円+αでは?

大学を出た新入社員の平均的な基本給月額はおよそ20万円です。もちろん、職種や地域により差はありますが、どの職種でもほぼ同じ金額で、ここから経験と実績が加わり30歳を過ぎると年収の差が大きく現れます。

サラリーマンの年収に大きく影響するものが年2回のボーナスです。ただし、ボーナスは年齢と企業により異なり、支給ゼロから基本給の数か月分と幅があります。しかし、ボーナスが基本給の数か月分支給される会社でも、新入社員には縁遠い話です。新入社員が支給されるボーナスは夏でゼロ、冬でも1カ月分くらいがおおよその目安。

新入社員にはボーナスというより寸志として配給される会社が多いようです。そもそもボーナスは前期の業績に応じて支給されるもので、新入社員は前期にはまだ働いていませんので、夏のボーナスはありません。さらに1年目は研修が主体であり実質の労働として会社に貢献していませんので、冬のボーナスも期待できません。会社の方針として夏は寸志として給与の半額、冬は賞与として1カ月分給付する場合もあります。

したがって、年収を計算すると、「基本給×12+基本給×1+基本給×0.5」となります。基本給を約20万円とすると、年収は、約270万円になるはずですが……。

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■サラリーマンに給付されるお金とは何?

サラリーマンが会社からもらえるお金には、月給とボーナス以外にも給付される手当があります。それらは次のような手当ですが、会社の福利厚生の仕組みにより変わり、必ずもらえるものではありません。

・深夜・休日手当

夜間や休日に仕事で呼び出され勤務したときの手当てです。

・残業手当

通常勤務時間以外の時間に勤務したときに支給される手当です。

・住宅手当

居住に対する補助的な手当です。

・家族手当

配偶者や子供などの家族に対し生活補助としての手当です。

・通勤手当

通勤に伴う交通費が一般的です。

このほかにも、遠隔地手当や寒冷地手当など会社の就業規則により設定された手当を支給する場合があります。

以上のようにいろいろな手当があり年収が増えそうですが、新入社員は独身で、遅くまで仕事をさせることもあまりありませんので、通勤手当以外は期待できないと思ったほうがよいでしょう。


■自動的に給料から引かれるものとは?

給与をもらって働くようになると、税金と社会保険料が差し引かれて支給されます。それらの内訳は、次のような項目です。

・所得税

所得とは収入から社会保険料などを引いた総額で、下記のように税率が決まっています。

所得195万円以下        5% 控除額0円

所得195万円を超え330万円以下 10% 控除額97,500円

所得330万円を超え695万円以下 20% 控除額427,500円

基本給を20万円とした新入社員の場合は、社会保険料を引いた額がおよそ230万円とすれば、総所得から控除額およそ10万円を引いた額の10%が税額です。月額に換算すると、約11,000円となります。

・市民・県民税

前年度の所得に対して約10%が課せられますので、社会人1年目の新入社員には最初の年は給料から引かれませんが、2年目以降は引かれた金額で支給されます。

・社会保険料

標準報酬額の約10%が健康保険料、約17%が厚生年金保険料として決められ、この額が会社と折半されますので、半額が給与から引かれて支給されます。月給20万円とすれば、健康保険料が約10,000円、厚生年金保険料が約17,000円です。

以上の計算はいろいろな手当がなし、扶養する家族がいないという新入社員1年目としての概算で、勤務している地域や労働環境により少しずつ変わってきます。しかし、目安として考えれば給料20万円であれば、支給額は、約200,000-38,000=162,000円です。


■そのほかに生活する上でかかるお金とは?

社会人として独立して暮らしていくには学生時代と違い、いろいろな経費がかかり自分自身で工面することになります。生活する上で必要な項目として食費を除き挙げてみましょう。

保険料(医療保険、生命保険、火災保険など)1万円

部屋代 5万円

水道・光熱費 1万円

インターネットなど通信費+家財(TVなど) 1万円

ここで部屋代は5万円としましたが、もし会社が寮を備えていて寮生活をすることになると、部屋代と光熱費は1万円程度になります。これは平均的な額ではありますが、個人でマンションなどの部屋を借りるより圧倒的に安くなります。

さらに必要経費として、食費と交際費がかかってきます。逆をいえば、給料から税金や必要生活費を引いた金額で、食費と交際費を賄わなければならないということです。


■結局、年収はいくらになるの?

これまで見てきた給料と必要経費から残るお金を見てみましょう。

給料+ボーナスは、約270万円です。

ここから、所得税約13万円と社会保険料約32万円が引かれます。

結果、手取り額は、約225万円となります。

これに対し、必要生活費が約100万円ですから、手取り額から必要生活費を引いた金額は約125万円となり、月額にすると、約10.4万円が自由に使えるお金です。ただし、必要生活費は地域と環境で大きく変わりますので、その変動要因も考えると、自由に使えるお金はかなり狭まってきます。

この自由に使えるお金に、食費・交際費・諸費用(例えば自転車を買ったなど)などの必要費用を差し引けば、残るお金はそれほど多くないことが分かります。


新入社員の1年目は研修や勉強に打ち込んで仕事を覚えることを優先させることで、不要な出費を抑え、将来の年収アップを目指すのがよいかもしれません。

社会人として給与をもらうようになると、これまでアルバイトでお金を稼いできたときとは違い、税金や社会保険などの経費がかかります。さらに付き合いが広くなり諸経費もかかるため、貯蓄や緊急出費などを考えた上で、生活設計をきちんと立てて新生活を送りたいものです。


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