始める前に知っておきたい!ルームシェアをする際のメリットとデメリットについて

2016/06/01

入社準備

最近、新しい住まいの形として脚光を浴びているものに「ルームシェア」があります。欧米では昔からあったシステムですが、日本ではなかなか定着してきませんでした。しかしここにきて、「シェアハウス」というドラマなどの影響で人気が出てきています。ここではシェアハウスをしてみようと考えている人のために、そのメリットとデメリットをご紹介します。


■「ルームシェア」ってなに?

ルームシェアとは、ひとつの家を何人かで借りて、共同生活をすることです。シェアハウスを選ぶ人の理由としては、「経費を削減したい」「一人暮らしは寂しい」「防犯上一人暮らしは怖い」「もっとグレードの高い家に住みたい」など、人それぞれです。確かにひとつの家を共同利用することによって、一人で暮らすよりも格段に安い家賃で、しかもキッチンの使い勝手やお風呂の広さなど、ファミリー向けのようなレベルの高い住まいを見つけることができます。 最近ではこうした流行に乗って、古い民家をシェアハウス用にリノベーションした物件も多くなって、立地の割りに家賃が安いところも増えてきたので、不動産屋でも扱うようになってきました。シェアハウスに人気が出始めたのは、プライベートを確保しながら、孤独感を感じずにすみ、人とつながって生活できるというライフスタイルが20代から30代の若者を中心に求められているという結果ではないでしょうか。


■ルームシェアのメリット「経費が削減できる」

ワンルームを借りるのも月平均55,000円の家賃がかかるといわれています。もし5LDKの一軒家を家賃150,000円、5人でシェアしたとすると1人当たり30,000円の家賃で、しかもLDK付きというグレードアップされた住まいを手にすることができるのです。さらにそれだけではありません。光熱費の面でも大きな節約になります。電気、ガス、水道は一世帯当たりの基本料というものが設定されています。これはどれだけ使おうがどれだけ節約しようが同じです。こちらもシェアすれば大きな節約になるはずです。


■ルームシェアのメリット「家事の負担を減らせる」

掃除やゴミ出しなども分担や担当を決めておくことで、大きな家を借りたとしても負担を減らすことができます。また食事を作るのも分担を決めておけば、毎日の炊事からも解放されます。もしかするとルームメイトの中にはお料理が上手な人もいるかもしれません。もちろんルームシェアをしているけれど、炊事や家事についてはお互い干渉しないほうが気を遣わなくていいというケースもあります。


■ルームシェアのメリット「防犯面で安全性が高くなる」

特に女性の一人暮らしの場合、空き巣や強盗、ストーカーなどいろいろな心配がつきものです。自分が留守をしている時でもルームメイトが家にいれば、安心できます。また宅配便などの受け取りも代わりにお願いできます。


■ルームシェアのメリット「寂しくない」

同居人がいてくれることで、孤独感がなくなります。仕事のことなどで悩んでいる時なども相談に乗ってくれたり、話を聞いてくれるだけでもストレス解消につながるのではないでしょうか。一人でご飯を食べるのは寂しいという人にもルームシェアはおすすめです。


■ルームシェアのデメリット「関係がうまくいかなくなる」

いくら気の合う友達でも一緒に暮らしていると、いつも平和だとは限りません。身近にいるだけにちょっとしたことで摩擦が起こることもあります。同じ屋根の下に住んでいるので、こじれてしまうと大変です。家族ならまだしも赤の他人との共同生活にはこうしたリスクがつきものです。


■ルームシェアのデメリット「気を遣う」

今まで違う人生を生きてきた人が同じ屋根の下で共同生活をするわけですから、気になることもたくさん出てきます。例えば寝る時間やお風呂に入る時間など、生活習慣というのも人それぞれではないでしょうか。そういったことが気になったり、逆に気を遣ってしまうということもあります。プライベートは守られているとはいっても、ルームメイトがしょっちゅう友人や恋人を連れてきたりすると、やはりあまり気分のいいものではありません。


■ルームシェアのデメリット「突然シェアを解消される」

最も困るのが突然ルームメイトが部屋を退去するときです。例えば、転勤や転職など人生どんなことが起こるかわかりませんから、そんな時にすぐに代わりのルームメイトが見つかれば問題はありませんが、そうでない場合には一気に家賃をはじめとする生活費の負担が大きくなります。


ルームシェアを始めようとするときに最も考えなければならないのは、シェアハウスに何を求めているのか明確にするということです。自分のプライベートを多少犠牲にしても得られるものがあるのかをはっきりさせておきましょう。また複数で住むシェアハウスでは、皆が気持ちよく暮らすための最低限のルールを守ることは言うまでもありません。自分の性格がこうした共同生活に向いているかどうかも、客観的に判断することが大切です。


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