「寸志」の意味とは? ボーナスとの違いや正しいマナーと使い方を知ろう

2022/04/19

ビジネス用語

社会人になると、ビジネスやプライベートでの大人の付き合いの中で、「寸志(すんし)」という言葉を耳にすることが増えたかと思います。

しかし、「寸志」という言葉がどういう意味なのか、わかっていない人もいるでしょう。

さらに、「寸志」がどのような場面で使われるのか、理解できている人は多くにないはずです。

この記事では「寸志」の意味とその具体的な事例について、シーン別にまとめて紹介しています。

「寸志」の意味をしっかりと把握し、実際に使っていきましょう!

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「寸志」とは「心付け」という意味

「寸志」とは別名「心付け」とも言われ、お世話になった方への御礼や感謝の気持ちを表す「少しばかりの金銭や品物」を意味しています。

金額的には、1,000円から5,000円程度が目安です。

お金で寸志を渡す場合には、白い封筒の表側に「寸志」と表書きをするのが一般的です。

品物で寸志を渡す場合には、「寸志」と記載された熨斗(のし)をつけます。

「寸志」は目上の人から目下の人に渡すもの

ビジネスシーンにおいて、「寸志」は目上の人から目下の人に対して渡す心付けを意味します。

目下の人から目上の人に渡す場合には、「寸志」という表現は相手に失礼にあたるため非常識な言葉になります。

その場合は「寸志」という言葉は使用せず、「お礼」や「ご挨拶」といった敬意を込めた名称で表現しましょう。

「志」は目上や目下は関係ない

「志」は、香典返しや法事の際によく目にする言葉です。

そのため、仏事の言葉であると勘違いしている人も多いでしょう。

本来「志」は目上や目下関係なく、謝意や好意を表す金品を贈る際に使われる言葉です。

「寸志」から「ほんの少しばかりの」という意味である「寸」を外した言葉なので、純粋な好意や感謝をあらわすことができます。

今ではお葬式などの不祝儀の際に、受付やお手伝いをしてくれた方へ渡すものとして使われるのが一般的になりました。

そのため、「志」は不祝儀のイメージを持っているので、渡す際は人前ではなく部屋の隅などで渡すようにしましょう。

「寸志」の言い換えに使われる表現「お心遣い」「松の葉」

「寸志」という言葉には「心遣い」という意味が込められているため、「寸志」の代わりに「お心遣い」という言葉を使用することもできます。

また、目上の人ではなく同等の立場の人や、同僚に渡す場合は「松の葉」という言葉が使用できます。

松の葉で包んだほんの些細なもの、という意味なので少しへりくだった表現になりますが、知っておいて損はない言葉です。

贈る相手の立場やどういった場面なのかを考えて、使い分けるようにしましょう。

「寸志」を渡される場面にはどういうものがあるの?

「寸志」を渡されるときは、主に2つに分かれます。

それは、以下のとおりです。

  • ・ビジネスシーンで「寸志」を渡される場合
  • ・プライベートで「寸志」を渡される場合

ビジネスシーンで「寸志」を渡される場合

ビジネスシーンでは、会社での宴会や歓送迎会などの場で、目上の人から幹事役を務める人に「今日の会食費の足しにしてください」という意味で、「寸志」としてお金が渡されるケースがあります。

また、会に招かれた主賓であっても、参加費用を支払わない代わりに寸志を包むのが慣例となっている職場や会社が多いようです。

ビジネスにおいては、立場が上になればなるほど「寸志」の渡し方には気を付けなければいけません。

ビジネスマナーとして、今のうちに確認しておきましょう。

プライベートで「寸志」を渡される場合

プライベートなシーンでは、結婚式や披露宴などのお祝いの場で、新郎新婦から当日お手伝いしていただいたスタッフの方々へ「寸志」をお渡しすることがあります。

また、上記でもお伝えしたように不祝儀の際に「志」と表して渡すこともあります。

このように、ビジネスだけではなくプライベートなど様々なシーンでも使われているため、「寸志」は大人のマナーとして知っておかなければいけない常識のひとつだとわかりますね。

「寸志」をいただいたときの対応の仕方は?

「寸志」をいただいたときには、お礼状やお礼の言葉で「ありがとうございます」という気持ちをお伝えすれば十分です。

基本的に、大げさなお返しは必要ありません

ただしビジネスシーンでは、「寸志」をくださった方のお名前を関係者に披露することが通例となっていますので、対応の仕方について把握しておきましょう。


たとえば会社関係者の食事会で、所属部署の部長から「寸志」を頂戴した場合には、食事会の幹事役が会の冒頭にて「本日は、部長より、ご厚志をいただいておりますので、披露させていただきます。」と、具体的な金額には触れずに紹介します。

目上の人からいただいた「寸志」を紹介する際には、失礼に当たらぬよう「ご厚志」や「お心遣い」という言葉に呼び変えましょう

「寸志」は「ちょっとした御礼」であることを理解し、正しい対応をとれるようにしよう!

「寸志」は学生間では聞かない言葉なので、戸惑ってしまうこともあるかもしれませんね。

実際「寸志」が使われるシーンには様々なケースがあるので、対応の仕方や判断に迷うことが出てくるでしょう。

基本的に以下2つのことを頭にいれておきましょう。

  • ・「寸志」にお返しは必要ない
  • ・目下の人から目上の人に「寸志」という言葉はつかわない

このように「寸志」は「ちょっとした御礼」であることを理解し、正しい対応をとれるように心がけておきましょう。

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