■デキる後輩を味方につける・「プライドを捨てて頼ると思う。忙しくて猫の手も借りたいから」(女性/27歳/金融・証券)
・「仲良くして味方にする。自分がもし失敗しても後輩が自然にフォローしてくれるような関係を築きたいから」(女性/27歳/団体・公益法人・官公庁)
・「仲良くすると思う。出世しそうな人と仲良くしたり、情報をもらったりするのはいいことだから」(男性/29歳/食品・飲料)
自分の味方にして、仕事を手伝って欲しい。それが先輩たちの願いでもあるようです。あえて敵に回ることはありませんよね。
■デキる後輩に期待する・「自分以上にデキる人になって、将来活躍して欲しい。力を付けられる人は、どんどん新しいことを吸収して中枢を担うべき」(女性/28歳/団体・公益法人・官公庁)
・「どんどん仕事を任せて力をつけてもらう。その方が全体のためになると思うし、職場の雰囲気も良くなるから」(男性/30歳/学校・教育関連)
・「いろいろお願いする。早く仕事を覚えてもらい、私が楽したい」(女性/28歳/食品・飲料)
素直に後輩の実力を認めて、どんどん伸ばしていきたいという意見も。明るい雰囲気で活き活きと働いている様子がうかがえます。
■上手に距離を取る・「あまり関わらず距離を取ることにする。何となく比べられてしまうことで落ち込んでしまいそうだから」(女性/31歳/不動産)
・「仕事の話はできるだけしない。個人としては嫌いになったり競争する必要はないので会話はする。仕事の話で上からこられたらそれはちょっと腹が立つので」(男性/36歳/機械・精密機器)
・「なるべく距離をとって関わらないようにする。新人が自分よりもミスなく仕事をテキパキとこなしていく姿や、上司から褒められている姿を見ると、落ち込んでしまうのでできるだけ意識しないようにしたいから」(男性/22歳/学校・教育関連)
デキる新人の存在を冷静に受け止められない先輩も。それを表面化しないように、上手に距離をとって付き合っているようです。
■デキる後輩を盛り立てる・「仲良くする。おだてる。そいつが出世した時に片腕として幅を利かせたい」(男性/23歳/不動産)
・「どうしたらそんなによくデキるのか聞く。後輩だろうがデキる人の意見を聞くのは自分が成長するためには必要なことだし参考になる」(女性/40歳/商社・卸)
・「褒めて、仕事以外で相談に乗ったりして、自分が育てた風にもっていく。新人がすごいのは自分の育てる能力のおかげ、というようにもっていくことで、上司の評価も上がり、新人からも慕ってもらえるから」(女性/27歳/人材派遣・人材紹介)
変にライバル意識を持つよりも、デキる新人を盛り立てて頑張ってもらう。一緒に仕事をうまく回していくようにするのも、上に立つものとしての資質があるからなのでしょう。
先輩たちより仕事がデキても、歓迎される職場が多くて安心しました。しかし、仕事は技術的な能力だけでなく、経験も大切なことです。先輩たちから多くのことを学んで成長していきましょう。
文・OFFICE-SANGA 渡邉久美子
調査時期:2015年3月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人356人(インターネットログイン式アンケート)