10代の頃、人生の大きな転機となった「受験」。受験に失敗したことがある人・ない人、また失敗した人たちはそのことで、現在どんな影響を受けているのでしょうか。社会人のみなさんに聞いてみました。
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Q. あなたは受験に失敗したことがありますか?
はい......121人(32%)
いいえ......263人(68%)
3割の人が「受験失敗」経験者。また、そのほとんどが大学受験のようです。
■受験失敗について「後悔していない」、その理由とは?
・後悔も何も、やれることは全部やったし、浪人して、結果的に志望校に入れたから(女性/31歳/学校・教育関連)
・その後もそれなりの結果になっているから(男性/38歳/情報・IT関連)
・それなりに生きてる(女性/47歳/医療・福祉)
第一志望に入れなくとも、それなりに生きてこれたし、また浪人して結果的には志望校に入学できたから......という理由が多いようです。
■受験を失敗して「後悔している」、その理由とは?
・大学が就活に影響したから(女性/27歳/その他)
・いい大学に行けば人生変わっていたと思う(男性/33歳/運輸・倉庫)
・人生の選択肢を狭めた(男性/50歳以上/医薬品・化粧品)
志望校に落ちたことで、人生の選択肢が狭まったと感じている人が目立ちました。「後悔している」と答えた人は、現状に満足していないのかもしれませんね。
■落ちて、逆によかった?
・全部落ちたことで、変なプライドや固定観念が減った(男性/28歳/建設・土木)
・大学で良い教授や友人に出会えたから(男性/22歳/その他)
・地元の国立に落ちたおかげで県外の私立に行くことになり、一人暮らしなどの経験ができたから(女性/26歳/機械・精密機器)
受験を失敗したことで「得難い経験をした」と感じている人も結構目立ちました。なかには「すべり止めの大学に行って、現在の夫と出会ったから」という人も。まさに「災い転じて福となす」ですね。