男だって泣く権利はある! 男の涙に肯定的な人は7割「男泣きがかっこいい」「キュンとくる」

更新:2018/03/20

社会人ライフ

男だって泣く権利はある! 男の涙に肯定的な人は7割「男泣きがかっこいい」「キュンとくる」

最近「涙活」なる涙を流して、「心を健やかにしよう」という活動があるようですが、「男は涙を見せるもんじゃない」という考え方もありますよね。一方で男性の草食化や女子化が叫ばれています。では、男として涙を見せるのは「アリ」なのでしょうか? それともやっぱりダメ......? 社会人に聞いてみました。

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男でしょ!」「男の涙は許されない......」。男性が「女性びいき」と思うこと。


Q 男が泣くのってありですか?

アリ......70.0%
ナシ......30.0%

7割の人が、男が泣くのは「アリ」と答えていますが、その理由として......

・泣くことに性別は関係ないと思うから。男性が泣くことに恥ずかしさを感じなければいけない風潮はおかしい(女性/30歳/金融・証券)
・男泣きがかっこいいときもあるから(女性/31歳/自動車関連)
・むしろ自分にだけみせてほしい(女性/32歳/アパレル・繊維)
・めそめそ泣くのは嫌だけど感動して泣くのはいいから(女性/33歳/団体・公益法人・官公庁)

泣くこと自体には、男女問わず「人間なんだから当然」という意見が多数。少数派の反対意見としては、「めそめそ泣いてはほしくない」といった、泣くこと自体ではなく「泣き方」に不満がある人が多いようでした。

では実際に、男性はどのようなときに泣くのでしょうか。具体的なエピソードを聞いてみました。

■影響されて「涙」

・ドラマを見ていて、ついもらい泣きをしてしまった(男性/49歳/自動車関連)
・本を読んで泣いた(男性/36歳/機械・精密機器)
・友人の結婚式の新婦の両親への手紙を聞いて感動してしまいました(男性/32歳/食品・飲料)
・野球で応援していた選手が引退したとき(男性/28歳/医療・福祉)

自分のことじゃないけど、つい「もらい泣き」するってこともありますよね。

■仕事で「涙」

・絶対に間に合わないと思ってた仕事をやりきったとき。感動で涙した(男性/41歳/情報・IT)
・自分を信じてくれた上司に対して、感謝の気持ちでいっぱいになり(男性/33歳/機械・精密機器)
・仕事を失い、金もないとき(男性/33歳/その他)
・資格試験に落ちたとき(男性/39歳/金属・鉄鋼・化学)

仕事がうまくいかず、やりきれない思いが爆発して涙が出てしまうこともあるようです。一方で、自分の仕事に自信が持てるようなうれしい出来事にも涙を流すことも。仕事に対しては、真剣だからこそ、感情が高ぶってしまうんでしょうね。

■パートナーに「涙」

・彼女に告白してOKをもらったときに、一瞬うれしくて涙が出てきた(男性/27歳/自動車関連)
・プレゼントを買ったのに文句を言われた。厚意で買ったのに文句を言われるとは思わなかった(男性/30歳/金属・鉄鋼・化学)
・離婚したとき(男性/50歳以上/商社・卸)

好きな人に自分の気持ちが伝わったときに、感情が抑えきれずに涙が出てしまうこともありますよね。

■家族に「涙」

・子どもがサッカーの試合で頑張っていたとき(男性/28歳/金属・鉄鋼・化学)
・愛する人を失ったとき(男性/43歳/建設・土木)
・3つの子どもが高熱を出していてうちわであおいであげていたら、「ありがとう、パパ」とつぶやいたとき(男性/46歳/その他)

一番近くにいる「愛する者」に変化が起きるのは、うれしいことも悲しいことも、心に重く刺さるものですよね。

■病気に「涙」

・自分が入院することになったとき(男性/28歳/学校・教育関連)

体の不調は、仕事のこと、家族のこと、将来のことなどたくさんの心配を抱え、不安になりますよね。さらに、「男泣き」にキュンとしたこと、ドン引きした事があるのか聞いてみたところ......。

■「男泣き」にキュンとした

・頑張った後の涙や嬉し涙はきゅんとする(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
・自分が仕掛けたサプライズでうれし泣きされたとき、本当によかったと思った(女性/31歳/学校・教育関連)

■「男泣き」にドン引きした

・振られたからといって大泣きしていた後輩。せっかくの旅行が台無しになった(女性/33歳/学校・教育関連)
・仕事中につらくて泣いていた同僚。「じゃあ辞めろよ」と思ってしまった(女性/32歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・彼が自分のことどれだけ好きか信じられず不満をぶつけたとき、「なんでわからないんだ」と涙ぐまれた(女性/41歳/マスコミ・広告)

昔は「男たるもの、強くあるべき!」などと、転んだ子どもにも「男の子でしょ、強いんだから泣かないの」という場面を目にすることもありましたよね。しかし男性も人間、喜怒哀楽を我慢せず表現する手段「泣く」も、心の健康を保つために必要かもしれませんね。

文●石橋アキ江

調査期間:2015年1月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:社会人500件(ウエブログイン式)

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