大学生に聞いた「将来子ども欲しい？」3分の1はNOと回答→「経済的に不安」「子どもより自分の時間」

少子化が叫ばれて久しい昨今ですが、今の若者に子どもが欲しいという願望はあるのでしょうか。大学生300人に、将来子どもが欲しいかどうかについて、聞いてみました。

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Ｑ　あなたは自分の子どもが欲しいですか？

はい　　66.0％
いいえ　34.0％

約3人に2人は「子どもが欲しい」と回答。まだ大半が結婚も考えていない大学生としては、まずまずの人が子どもを望んでいると言える結果ではないでしょうか。では、まず子どもを欲しくないと回答した人に、理由を聞いてみました。

■子どもを育てる余裕はない！

・お金がない（男性／27歳／運輸・倉庫内定）
・金銭的にやっていけるか心配（女性／22歳／医療・福祉内定）
・日本の将来に希望が持てない（男性／28歳／建設・土木内定）
・経済的余裕がない（男性／25歳／自動車関連内定）

とくに男性の意見として目立ったのは、経済的不安や不景気できちんと子どもを養っていけるか自信がないという意見。今の大学生たちは、ちょうど日本が不景気の中で育っているので、心配になってしまうのは仕方ないのかもしれません。

■女性だって自由に生きたい！

・今現在結婚願望もないので、自分の時間を大切にしたい（女性／22歳／情報・IT内定）
・子供の教育にかける時間を自分の趣味や教養の時間に当てたい（女性／20歳／ホテル・旅行・アミューズメント内定）
・小さい頃から父から子供を産むよう散々言われてなんとなく嫌煙している（女性／22歳／団体・公益法人・官公庁内定）

一方で女性側は、子どもを持つことで出産や子育てにどうしても伴う時間の拘束や制限を惜しんでいる人が多いようです。

では子ども欲しい人は、どのように考えているのでしょうか。聞いてみました。

■とにかく子供が大好き！

・子育てを経験したい（男性／23歳／機械・精密機器）
・好きな人との子どもはきっとかわいいから（女性／22歳／学校・教育関係内定）
・子どもが好きで、一緒に遊びたいから（男性／22歳／農林・水産内定）
・子どもが元気で、にぎやかな家庭にあこがれるので（女性／23歳／団体・公益法人・官公庁内定）
・子孫繁栄のため。少子化を防ぐのに少しでも貢献できる（女性／23歳／情報・IT内定）
・自分を育ててくれた親への一番の恩返しは、自分の子供をしっかりと育ててその苦労と幸せを知ることだと思うから（女性／22歳／建設・土木内定）

■老後が心配......

・死ぬときに家族に看取ってほしいから（女性／24歳／マスコミ・広告内定）
・老後がさみしいから（女性／21歳／団体・公益法人・官公庁内定）
・老後も楽しくすごせそうだから（女性／22歳／団体・公益法人・官公庁内定）

「欲しい」派の意見としては、金銭的なことや責任などを深く考え過ぎずに子育てをすることを自然な流れとして受け入れているようですね。

今回は、将来子どもが欲しいという若者は意外と多いという結果になりました。一方で、子どもが欲しくても、経済的不安で「養う自信がない」という人が多数見受けられました。景気の回復や少子化対策による補助や制度改革などでそういった不安要素が少しでも軽減されればいいのですが......。これを読んでいる大学生の皆さんは、将来親になりたいですか？

文　TOMMY

調査時期：2014年10月
アンケート：フレッシャーズ調べ
集計対象数：大学生男女300人