面接前に使える! 瞬時に緊張をほぐすツボ押しテクニック

更新:2018/11/01

内定・内定辞退


面接前に使える! 瞬時に緊張をほぐすツボ押しテクニック

どんなに心の準備をしても面接の前は緊張するもの。さらに毎日の就活で疲れていたりすると、自分の思ったようなパフォーマンスが出せずに後悔することもしばしば。そんな、「今すぐこの緊張や疲れをなんとかしたい!」という時に役立つツボ押しのワザを鍼灸マッサージ治療院ひなた院長の武井百代さんにお聞きしました。ちょっとしたとセルフケアで、ベストコンディション維持に効果テキメン!

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■簡単にできる手軽さがツボ押しの魅力

緊張感を感じやすいのは、筋肉と関節が冷えていたり、つっているとき。そこで、簡単に筋肉を緩めて血の巡りをよくし、体を温めることで、瞬時に緊張を緩和できるのがツボ押しです。特に面接前の待ち時間や、会社訪問の合間に簡単に押せる手のひらや腕のツボがおすすめ。ツボを指の腹で、左右どちらの手もバランスよく押すといいのですが、ポイントは疲れている側から始めること。例えば頭痛を右側に感じる時は右側の手のひらにあるツボから押し始めるといいでしょう。

■まずは、基本の3つのツボを覚えておきましょう

1.労宮(ろうきゅう)

身体が疲れてくるとコリが出る部位。握り拳を作る時に中指と薬指の先があたる部分です。そこを中心に手のひら全体をもむと、血液の流れがよくなります。

2.内関(ないかん)

手首の内側の、手のひらとの境目から指3本分下がった位置の真ん中。ちょうど腕の中心線の上あり、手のひら境目から5〜7cmの部分です。内蔵機能に深く関係するツボなので、緊張して胃が痛くなる人におすすめ。また車酔いにも効くので、移動で気持ちが悪くなった時にも押してみましょう。

3.合谷(ごうこく)

手の甲側の人差し指と親指の2本の骨の合流地点から少し人差し指よりにあるくぼみです。親指で押してみてじーんと感じるところ。そこをつかむ感じで揉みほぐします。特に目や首の疲れによる頭痛の時などに押してみてください。

■身の回りの物がツボ押しグッズに!

ツボを指で押すのはもっとも簡単ですが、もう少し刺激が欲しいときにツボ押しグッズを使ってみるのも手。身の回りにあるものでも充分に効果があります。

例えば爪楊枝5〜10本を輪ゴムで束ねてツボを押します。これは根元でも先でも自分の心地よいと思う方で使ってみてください。傷つくまではやらずにあくまで心地よい力加減で。握って形が変わるような反発力のあるボールを握るのも効果的。また、ワインのコルクは手に馴染みがよく、関節に押し当てたりする使い方もできるので、鞄にしのばせておいて、いざというときに使ってみるのもおすすめです。

■ツボ押しと相乗効果の呼吸法

面接やグループディスカッションなどで話をしなくてはいけないときに、重要なのが呼吸法。腹式呼吸とも呼ばれていますが、鼻から7秒間吸って、一旦止めてから、口から7秒間おへその下がへこむくらいまで吐き出します。これを緊張するような場面の前に3回ほど繰り返すと頭がクリアになって我に返ることができます。思ったことを整理して話せるでしょう。

また、舌の運動も話をする前にはとても有効。両頬を膨らませるように左右の頬を内側から舌で押してみて。また口の中で上あごにつけたり下あごにつけたりした後に、唾を飲み込んでみましょう。緊張がとけて、落ち着いて話をすることができるようになります。

ツボ押しは、自分が気持ちよいと思う力加減で試してみてくださいね。そのほか、家でのリラックスも重要。1日の終わりに内くるぶしとアキレス腱の間をマッサージすると足や腰の疲れがとれます。ぜひ試してみてください。

文●竹丸草子

鍼灸マッサージ治療院ひなた院長 武井百代さんプロフィール
埼玉県出身、玉川大学卒業後、日本鍼灸理療専門学校に入学。鍼灸の道をめざす。卒業後は接骨院、在宅リハビリ、スポーツトレーナーなど様々な活動を行う。平成23年鍼灸マッサージ治療院ひなたを開業。院長として鍼灸マッサージ、ストレッチ、アロマを組み合わせた多方面からの身体のアプローチを行う。

鍼灸マッサージ治療院ひなた http://www.hinata-hari.com/

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