求人内容と「話が違う」と感じたこと「週休2日制じゃない」「面接時と給与が違う」

2013/12/24

対人マナー

求人内容と「話が違う」と感じたこと「週休2日制じゃない」「面接時と給与が違う」

最近、ブラック企業の悪事が取り沙汰されることが多くなっていますね。あれは論外としても、就職した職場の仕事や待遇が求人内容や面接のときの説明と違う! という話をよく聞きます。せっかく就職したのに「ダマされた」という憤りがあっては、仕事どころではありません。そこで今回は、社会人男女が体験した、苦い経験談をご紹介しましょう。



■回答の半数近くが「話が違う」と感じている



「会社に入社してから『話が違う』と感じたことはありますか?」という質問に対して、



ある 42.2%

ない 57.8%



と、半数に迫る人が「ある」と回答しました。どのような点でそう感じたのか件数別にみてみると、



給与について            24.0%

仕事量について           23.5%

任される仕事が聞いていた話と違った 19.1%

配属について            9.1%

社内の雰囲気・人間関係について    7.2%

会社の業績について          2.6%



という結果に。給与や仕事量について「おかしい」と感じる人は多いようですね。具体的な意見を見ていきましょう。



■給与について



まずは給料をはじめとする「お金」に関わること。働く上で最も重要なことなのは言うまでもありません。



・面接時に聞いていた内容と全く違った(男性/29歳/アパレル・繊維)

・基本給のシステムが違った(女性/34歳/医療・福祉)

・16万もらえる話が、12万にしろと。それから週休2日は1日にしろと。そして仕事も雑務を兼ねろと(女性/25歳/その他)

・前もって聞いていた額と全然違い、規則とかも明記したものがなくて困った(女性/31歳/団体・公益法人・官公庁)

・総合職で入社したのに地域職扱いの月給マイナス2万(女性/25歳/商社・卸)

・毎年、昇給がでるといっていたけど、3年目から出なくなった(女性/31歳/情報・IT)

・昇給がこんなに少ないとは思わなかった(男性/33歳/情報・IT)

・残業代が出ると言われたけど出なかった(男性/26歳/団体・公益法人・官公庁)

・残業代は全額つくという話だったが、つかないことの方が多い(男性/30歳/情報・IT)

・内定式で聞いた額よりもボーナスが低かったこと(男性/27歳/団体・公益法人・官公庁)

・後輩とうまくいかないという理由で私だけボーナスカット(女性/35歳以上/マスコミ・広告)



給料、昇給、残業、ボーナス......それぞれ「少ない」、あるいは「ない」という不満の回答が目立ちました。業績の悪化によってベースダウンすることはありますが、最初から金額が違うのは困りますよね。



■仕事量について



次は仕事の量について。「聞いていたよりもはるかに多かった」という回答がズラリ。あまりの過酷さに参っている......そんな気持ちが伝わってくるコメントが多かったです。



・就業時間が全く違った(女性31歳/不動産)

・勤務時間が長く、繁忙期になると3週間連続出勤は当たり前(女性28歳/学校・教育関連)

・慣れれば毎日定時で帰れると思う、と言われていたのに慣れても無理だった(女性30歳/機械・精密機器)

・入社前は、月の残業時間は20時間以下と聞いていたが、実際は20時間を下回ることはなく、60時間を超えることもあった。(女性30歳/小売店)

・サービス残業多すぎ(男性25歳/電機)

・前の会社の話です。みんな定時で帰るものだと聞いて『趣味に没頭できますよ』と面接の時に言われましたが、いざ入社してみると毎日始発で帰宅するような忙しさ。睡眠時間は毎日2時間程度だった(男性33歳/情報・IT)

・前職時代。土日は休めるよ〜って聞いていたのに、土曜日の休みは皆無だった。土曜日が休みでも、金曜日の深夜に終わり、結局なにもできなかった(男性30歳/団体・公益法人・官公庁)



ある程度の残業は仕方がないけれど、入社時の説明と大きく違うのでは約束違反になることも。ここまで説明とあからさまに違うと、雇用側に確認することもはばかられるかもしれません。



■任される仕事が聞いていた話と違った



就職するにあたって、希望の職種を探すのは当たり前。ところが、入ってみると全然違っていた! そんな実例をご紹介します。



・事務のはずが電話営業に(女性30歳/その他)

・女性は内勤と言われていたのに、三年目から外勤になった(女性27歳/金融・証券)

・企業が相手の部署だから、と言われたが、私の課だけ一般ユーザー相手の部署だった(女性30歳/生保・損保)

・募集の時は商品の営業だったはずなのにパソコンの先生のようなことをやらされた(女性33歳/金属・鉄鋼・化学)

・ライターの仕事かと思っていたら、ディレクター業務が主だった(女性28歳/印刷・紙パルプ)

・総合職なのに、男女で任される仕事に差があり、女性だとまるで一般職のような事務仕事ばかりなこと(女性28歳/通信)



雇い主としては、「より広い幅広い経験を積ませる」という理由があるのかもしれませんが......。あまりにも異なる場合は、勇気を出して確認してみたほうがいいのかも。



■配属について



職種同様、事前の説明なく予想外の勤務地や部署に配属されるのも困りますよね。どちらも就職先を希望するにあたっては重要な条件ですから......。



・異動がないときいていたけど、実際は違った(女性32歳/医療・福祉)

・経理課に配属されたのに営業サポートまでさせられて何でも屋みたいな仕事もしていること(女性30歳/商社・卸)

・SEを募集していてSE希望だったのに、配属された部署で『女だから』という理由で(もう一人は男だった)サポートセンター配属になった。実際はもう一人のほうが電話応対上手、私のほうがプログラミング得意......と正反対(女性30歳/金属・鉄鋼・化学)

・名古屋支店配属で転勤なしという話だったが、合理的な理由も無く、業界として東京のほうが勉強になるからと東京配属にされた(女性28歳/金融・証券)



紹介しているのは、単純に「希望の部署に行けなかった」という類の不満ではありません。異動がないと聞いていたのに、いきなり遠くの土地へ転勤なんていうのは言語道断です。



■社内の雰囲気・人間関係について



時代錯誤の体質や、ドロドロした人間関係がはびこる職場というのも非常にストレスがたまるもの。やはり悩んでいる読者はいるようです。



・アットホーム、とか言ってたくせに、超封建的(男性34歳/機械・精密機器)

・社長があまりにもワンマンで、社員が定着しない会社だった(女性25歳/商社・卸)

・風通しがいいと聞いていたが、閉鎖的で保守的と真逆だった(女性30歳/金融・証券)

・完全に体育会系(男性30歳/金融・証券)



「アットホーム」や「風通しがいい」という言葉は抽象的で、事前に確認するのは難しいかもしれません。ある意味、就職する際の賭けのようなもの!?



■会社の業績について



せっかく入社したと思ったら、たちまち倒産? 他社に吸収? 業績が悪いことに気づかないと、路頭に迷ってしまいます。



・会社がもう潰れそうだったことを隠されていた(女性30歳/情報・IT)

・優良企業という求人だったが、給料は上がらない、年度末に予算を削減するなどで赤字を補填していただけだった(女性29歳/医薬品・化粧品)



私の知人にも、新卒で入った企業が2カ月で倒産し、なかなか再就職ができなかった人がいます。つぶれそうなのに、なぜ人を雇うのか? 疑問に感じてしまいます。



■言っていることとやっていることが違う!



そのほかにも、事前説明と異なる待遇に憤慨している人は多々いました。



・有給休暇が取りにくい(男性26歳/機械・精密機器)

・安全作業を積極的に取り組んでいると言いながら、毎年災害事故が起きている(男性24歳/金属・鉄鋼・化学)

・『3カ月間、代わりが見つかるまでよろしく』と言われ、後任が見つからず、結局4年以上同じ部署で仕事している(男性31歳/運輸・倉庫)

・研修があると聞いていたのに全くなかった(女性25歳/その他)

・完全週休2日制と聞いていたが違ったこと(女性26歳/金属・鉄鋼・化学)



特に事故に関しては、とにかく自分の身を守ることを第一優先にするしかないですね。



面接の際に、雇用条件に付いて細かく聞くことは大切。でも、それによって印象が悪くなるような気がして、つい気後れしてしまう人も多いでしょう。しかし、気持ちに反して無理に働き続けるのは辛いことですし、何も言わずに退社するのも泣き寝入りのようで悔しい! 勇気を出して、上司や幹部、場合によっては労働基準監督署に相談してみてもいいのではないでしょうか。思いのほか改善されることがあるかもしれません。



文・OFFICE-SANGA 西村裕広



調査時期:2013年11月

アンケート:フレッシャーズ調べ

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