知っていればおいしく飲める? ビールの「生中」の基準とは?

更新:2018/11/01

社会人ライフ

知っていればおいしく飲める? ビールの「生中」の基準とは?

みんなで飲みに行けば、「とりあえずビール!」。で、それは大抵「生中(ナマチュウ)」だったりしますよね。でも、「生中」の量って実際どれくらいなのか、ご存じでしょうか? 今回は「生中」をもっと楽しんで飲めるように、量やそれにまつわるエピソードを調べてみました。

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■量も値段もお店の裁量次第!?

まず、「生小」「生中」「生大」という言い方には、どれくらいの量ならそう呼ぶ、というような決まりがあるものなのでしょうか。キリンビールの広報担当の方にうかがってみると、「メーカーで提唱しているものではないので何とも言えないのですが、おそらく基準になる量というものはなく、お店によって量も値段設定も異なっていると思います」とのお答えでした。

ただ、使われているジョッキは、ほとんどがビールメーカー製のもの。たとえば、キリンビールの「樽詰生」のジョッキなら、330mlから1000mlまで6種類の大きさがあります。どれを使うかはお店次第、ということなのですね。グラスで出されることの多い「生小」はお店によって、もっとバラバラになっているみたいです。

お店で実際に量ってみると...

お店によって違うならば、お店で量ってみるしかない! というわけで、知り合いの老舗居酒屋のご主人に、お店で出している「生中」の量を量らせていただきました。こちらの生中は435mlのジョッキで、高さ16cmのジョッキの上3cmくらいが泡なので、ビール自体は約330ml。缶ビールより少し少ないくらいの量でした。ちなみに、生大は800mlのジョッキ、生小は250mlの景品のグラスを使っているそう。値段は大950円、中530円、小300円。コの字型カウンターがあって、とっても良心的なお店のご主人は「生中、生大はこの大きさがスタンダードだと思うけど。値段? 実は適当なんだよね」と教えてくれました。

見落としていけないのは、泡の比率です。お店にあった生中ビールのポスターで、泡対ビールの比率からビールの量を換算すると、280〜300mlに! お店にあるビールサーバーは泡だけを出すこともできるそうですから、これはもうお店の良心の問題なのかもしれません。ちなみに、某有名チェーン店のメニューの写真も、ポスターと同じくらいの泡の比率でした......。

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