東大生が振り返る、就活で「勝てない」意識の高い(笑)学生

2013/09/06

対人マナー

東大生が振り返る、就活で「勝てない」意識の高い(笑)学生

世の中には学生ながらにして、社会問題に取り組んだり、ベンチャー精神を持って企業すような「意識の高い学生」がいる。しかし近年、そんな学生と似て非なる「意識高い(笑)学生」というのが増えているらしい。編集部は「東大にだって意識高い(笑)学生はたくさんいますよ」と話す現役東大生のU.Tさんに話を聞いた。



〜意識の高い(笑)学生生活〜

「よくある『意識の高い学生(笑)』のケースとしては。東京大学に合格し、1年次はサッカーサークルなどに入り楽しく過ごしているんですが、それが突然2年になると、『就活もあるし何かをしなくちゃいけない』という考えから政治や社会問題を考えイベントを企画するような学生団体に所属しはじめるんです。3年の春には大学のプログラムを利用し一ヶ月だけ留学。そして迎えた就活。『学生団体も留学も経験した!』と自信満々で臨んだ大手企業面接で、最終面接前に全て落とされてしまう。」



〜面接での惨劇〜

「この手の『意識の高い(笑)学生』は【二度目の『なぜ』】にとても弱いのが特徴です。面接官に『なぜ学生団体を?』『なぜ留学を?』と問われると、『社会に貢献したいからです!』とか『自分を成長させたいからです!』と答えられるのですが、この後に続く【二度目の『なぜ』】には答えることができないのです。

『なぜ社会に貢献したいの?』『なぜ自分を成長させたいの?』

そもそも主体的に活動をしていない『意識の高い(笑)学生』に、この質問には、思ってもないようなでまかせか、どこかで聞いたようなテンプレート的な回答をするしかありません......。そこを人事の人には見ぬかれてしまうんでしょうね。」



〜「本物」達は......〜

「一方、多くの内定を得るような人たちは『いじめをバネに、友達を見返すため起業して300万円稼いだ』『人と接するのが好きで、人に寄り添うことのできる震災復興をNPOで3年間続けてきた』『途上国の教育問題が自分の境遇と重なり強く憤りを感じたので、少しでも問題を解決するため、学生団体を立ち上げ全国に展開した』など、自己PR目的で活動していた学生とは段違いの、オリジナルの回答ができるんです。彼らに共通するのは、過去の経験に根差した『好き』や『嫌い』といった自分の強い感覚や欲求を、エネルギーの源泉として活動し結果を残しているという点です。意識の高い学生とは『行動の目的意識が自分の欲求に根差していて、かつそれを自認している学生』、意識の高い学生(笑)はその逆なのかもしれません」



〜「意識の高い学生」の今と未来〜

「学生団体の数は全国で1000を超え、学生団体はブームです。そんな状況で、ますます『意識の高い学生』は増えています。そして同時に、「意識の高い(笑)学生」も増えていると思いますね」



「社会貢献」や「国際協力」を声高に叫ぶ学生団体の中には、実は目的が「就活のため」という学生も少なくないのだろう。そもそも就活とは社会の入り口に立つまでの作業だ。決して「就活のための大学4年間」としてほしくはない。



文●編集部

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