新年度がスタートするシーズンです。新入生や新入社員として、また転勤、転職などで初めて一人暮らしをする方も多いのではないでしょうか?「引っ越しのあいさつをしますか?」という質問はよく聞かれるものですが、逆に「されたいですか?」という質問はあまり見かけません。そこであいさつをされる方のリアルな気持ちをリサーチしてみました。
■「されたい」「されたくない」はおおよそ半々
マイナビニュース会員500名にリサーチした結果、「あいさつされたい」53.4%、「されたくない」46.6%となりました。あいさつされたい人が若干多いですが、おおよそ半々の結果に。
■防犯に積極的な「されたい派」VS近所づきあいに消極的な「されたくない派」
アンケート結果を見ていくと、「されたい派」で一番多いのが「どのような人かわからないと不安だから」というもの。万一のトラブルのためにも、隣にどんな人がいるか知っておきたいという意見でした。
反対に「されたくない派」で一番多かったのが「めんどうくさい」「関わりたくない」という回答。近所づきあいに消極的な意見が見られました。
ただ、なかには「こちらが女性1人だと相手に知られたくない」など、一人暮らし女性ならではの防犯上の理由を挙げる方もいました。
■それがマナーでしょ? の「されたい派」VS かえって気を遣うから嫌という「されたくない派」
次に多かったのが、いかにも日本人的な理由です。「マナーだからあいさつしてほしい」という「されたい派」の気持ちと、「かえってこちらも気を遣ってしまうから」という「されたくない派」の気持ち。空気を読んだり人との和を大切にしたりする日本人ならではの意見ですね。
■コミュニケーション上手な「されたい・されたくない派」
少数ですが、コミュニケーション能力が高そうな方たちからの意見もありました。
「コミュニケーションのきっかけになるから」という「されたい派」と、「引っ越しのあいさつが無くとも、その内に人間関係ができてくるので」という「されたくない派」。
こういう人がお隣さんだと楽しそうだな、と思ってしまいますね。
■あいさつに来たのが元彼だった!?
今までにされた、引っ越しのあいさつに関するエピソードもさまざまです。
隣に引っ越してきたのが「元彼だった」というのはドラマのはじまり? それともホラーでしょうか......
新居にいろいろと不安があるのはわかりますが、「やたら引っ越し先が事故物件ではないかと聞いてきた人。そんなに聞くなら越してくるなと思った」(女性/30歳/金融・証券)というケースは確かに気分が悪いですね。
「あいさつで来た方と話が弾んだのですが、気が付いたら勧誘の話になっていた時はちょっと怖かったです」(男性/36歳/印刷・紙パルプ)......これは怖いです。しっかり断りましょう。
なかには「『子どもがいるから騒がしくするのはしょうがないよね』と宣言されびっくりした」(女性/28歳/自動車関連)なんて意見も。非常識な人がいるようです。
最後に、心が温かくなるエピソードです。「自分が大学3年生の時、隣に新1年生が入居して母親とともにあいさつに来たが、2カ月後には彼女になっていて、今度はこちらが母親にあいさつにいった」(男性/38歳/学校・教育関連)、「同郷出身の人で、持って行った手みやげがお互いに懐かしかった」(女性/24歳/商社・卸)。なんだか積極的にあいさつされたくなるエピソードですね。
引っ越しのあいさつ、「されたい」「されたくない」には住居の形態や地域性でのちがいもあるようです。防犯に注意しつつも、新しい環境で楽しい新生活をお迎えください。
【アンケート対象】
マイナビニュース会員
調査期間:2013年1月11日〜1月12日
有効回答:500件
調査手法:インターネットログイン式アンケート
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