昨年3月11日の大震災からもうすぐ1年。今もなお不自由な暮らしをしている人がたくさんいます。何か少しでも力になれることはないのか......と思いながらも、どうしてよいかわからないという人が多いのではないでしょうか。社会人300人に「現在も何かしらの形で被災地への復興支援に協力していますか?」と聞いてみたところ、「はい」と答えた人は32.7%でした。それでは、現在も支援を続ける人は具体的にどんな協力をしているのでしょうか。
【募金をする】
・「ネットで貯めたポイントを定期的に寄付している」(社会人5年目/男性/情報・IT業界)
・「毎日、クリック募金に参加しています」(社会人10年目以上/男性/情報・IT業界)
・「募金箱を見たら、少量ですが必ず入れるようにしている」(社会人6年目/男性/小売店)
・「趣味のイベントに参加したとき、出費が予定よりも下回ったら、その分を募金に回す」(社会人4年目/女性/その他)
・「隔月でフリーマーケットに出店して、利益を全額募金している」(社会人5年目/女性/情報・IT業界)
一番多かったのは、「募金」という回答。臨時収入や余ったお金を募金に回す、ポイントやコンビニのお釣りを募金するなど、無理せずできる方法を工夫することが、今も続いている秘訣かもしれません。一人ひとりが1回に募金する金額は少なくても、多くの人が心がけることで、全体としてみれば大きな力になるはずですよね。
【被災地のものを買う】
・「東北のお酒を飲むようにしている」(社会人1年目/男性/建設・土木業界)
・「福島で食事をしたり、おみやげを購入している」(社会人3年目/女性/運輸・倉庫業界)
・「復興グッズなどを購入している」(社会人4年目/女性/金属・鉄鋼・化学業界)
直接募金するわけではないけれど、普段の消費を被災地復興に役立てることに使うという人もたくさんいました。その分の金額が支援に回せるだけでなく、買ったり飲み食いしたりしながら被災地に思いをはせることで、被災地への気持ちが離れることがなく支援へのモチベーションが維持されています。
【自分の得意なことを活かして支援する】
・「被災地で保護された犬猫の世話」(社会人3年目/男性/小売店)
・「被災地の小学校にベルマークや、使用済みテレカ、切手を送る」(社会人8年目/女性/金融・証券)
・「支援先のHPの作成、運営等」(社会人10年目以上/男性/情報・IT)
自分の好きなことや特技を活かした支援は、より具体的に役に立っていることが実感できそうです。自分の得意分野での協力がどこで必要とされているか、そのニーズがうまく見つけられるといいですね。
国内だけでなく世界中からも大きな支援の集まった、昨年の震災。一度は何かに協力したという人も多いとは思いますが、復興までにはまだまだ長い時間がかかるので、持続的な支援が必要です。普段の生活の中で自分が無理なくできる支援を、少しずつでも続けていきたいですね。
文●永井祐子(エフスタイル)
調査期間: 2011年12月
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 300件(ウェブログイン式)
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