頑張って内定を手にしたはいいが、実際に働くのって少し不安......。 ちゃんと働けるだろうか? 大きな失敗をしてしまうかも? と危機感を持っている人も少なくないと思います。そこで、新社会人が会社で働くときに、最低限知っておきたい心構えや、「ちょっとデキる新人」になるためにやっておきたいことは何か、NPO法人人材育成マネジメント研究会で代表を務める永谷研一氏にお話を伺いました。
【"デキない新人"と思われてしまう人の特徴とは?—新人に失敗はない!】
「常識が守られていれば、基本的に新人は何をしてもいいと思います。そもそも、新人に任せる仕事は、失敗してもそれほど会社に損失を与えないような業務ですから、失敗を気にする必要はありません。そのために、まずは「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるようになりましょう。それが"仕事がデキる人"の第一歩です。ただし、新人でも会社の経営破たんを招くような情報漏えい、コンプライアンス違反には注意しなければなりません」(永谷さん)
新人に失敗はない! といわれると、のびのびと仕事ができそうですが、最低限、何を求められているか知っておきたいところ。求められていることは就活で十分勉強してきた、という人も入社前に、今一度再確認しておきましょう。
【新人に求められているのは?—ルーティンワークを見直す視点】
「会社が新入社員に求めていることは、元気の良さや、こちらの既成概念を壊すようなはちゃめちゃなところです。失敗を恐れて堅くなってしまうのは良くないですね」(同)
新人の場合は、ビジネスマナーが多少できていなかったとしても、それは仕方がないこと。入社したてのころは、うまくやろうとせず、なんでもチャレンジして少しずつ自分のやり方を見つけていきましょう。また、新入社員に大切にしてほしいのが、「ルーティンワークを見直す視点」と永谷さん。
「限られた範囲の業務だけを、丁寧に時間をかけて成し遂げればいいと勘違いしている人がいます。しかし本当は、自分の業務を俯瞰(ふかん)して、どのような位置づけの仕事をしているか認識する必要があります。当たり前のように行っているルーティンワークには、どんな意味があるのかを考え、それ自体を疑って見直してみることが大事ですね」(同)
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