面接で流した悔し涙に、内定をもらった時の嬉し涙。"就活"で生まれたさまざまなドラマを胸に、厳しい就職戦線をかけぬけてきた学生たちは、最終的にどのような想いで内定先を決めたのでしょうか。"入社を決めた一番の理由"について、学生300人に聞いてみました。
【やっぱり"安定重視"】
・「ずばり東証一部上場企業!」(男性/24歳/大学院/自動車業界内定)
・「大手なので福利厚生及び給料、世間体が良い点。仕事をしていく上でのモチベーションに関わってくると思うので」(男性/21歳/ 4年制大学/食品・飲料業界内定)
高い給与や、福利厚生の充実度は、長く勤める上で魅力的なもの。「安定した生活や給与で子どもには惜しみなく投資をしたい」というように、将来を見据えて大手企業を選んだという方もいました。
【キーワードは"チャレンジ"】
・「自分の専門知識と会社独自の技術を使い、革新的な開発ができると感じたから」(男性/28歳/大学院/機械・精密機器業界内定)
・「グローバル人材になれる、チャンス多き企業を選んだ」(男性/22歳/ 4年制大学/情報・IT業界内定)
やりたい仕事やなりたい自分に向かってチャレンジできるなら、仕事をする身にも一段と熱が入りそうですよね。考え方が新しくエネルギッシュなベンチャー企業に惹かれ、あえて大手企業を辞退したという方もいました。
【決め手は"人"】
・「仕事が大変でも、信頼できる上司や悩みを相談できる仲間がいれば頑張れると思い、社員の印象で決めました」(女性/22歳/4年制大学/学校・教育業界内定)
・「決め手は、面接官の話の聞き方。時間をかけて相手をしっかりと見ようとする姿勢が印象的でした」(女性/22歳/4年制大学/金融・証券業界内定)
ほかにも「社員のノリが自分と合っていた」「社長に一目惚れした」など、面接の中で触れた"人の魅力"が決め手となったという声があがりました。学生側が見られる場と思われがちな面接ですが、会社側の人間性もしっかりチェックされているようです。
会社選びの基準は人それぞれ。就職氷河期といわれる今、就活を進める中でさまざまなドラマを経験してきたからこそ、思い入れの深い会社も多く、決断するのが難しいようです。働きはじめてから後悔しないためにも、それぞれの会社をよく検討した上で、迷いなく入社を決めたいものですね。
調査期間: 2011/09/09〜2011/09/29
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