新生活突入! 「賢い」家電の選び方(後編)

更新:2016/06/17

入社準備

【2】進化する「白モノ家電」の威力を体感せよ

4月から新たに一人暮らしを始める人も多いはず。そこで、価格比較サイト「価格.com」を運営するカカクコムの上席執行役員で、家電製品総合アドバイザーの資格も持つ鎌田剛さんに、賢い家電の選び方を聞いてみました。

一人暮らしで必要なのが、生活を支えるといっても過言ではない「白モノ家電」。白モノ家電についても教えてください!

■冷蔵庫はたっぷり冷凍保存できる大きめタイプを!

「実は、白モノ家電は着実に進化しており、現在は高品質の製品が信じられない価格で購入できます。冷蔵庫なら100L以下の小容量タイプでなんと1万円台。ただ、私はその一段階上の価格帯をオススメします。なぜなら、小容量タイプではどうしても冷凍庫が小さくなり、氷しか作れないものもあるからです。例えば、シャープ『SJ-PD14W-S』(137L)などは、冷凍庫にたっぷり保存できるので便利ですよ」

なるほど。冷凍食品も充実しているから、少し大きめの冷凍庫があれば仕事で忙しい時に便利そうですね。
もし恋人と一緒に住むことになっても(笑)、イチから揃える必要もないし。

■「簡易乾燥機能」付き洗濯機ならお手頃価格!

一人暮らしの基本アイテムといえば、「洗濯機」もありますね。乾燥機が付いた「ドラム型」が人気ですが、高い印象がありますね......。

「パナソニックのプチドラムシリーズなどは初代モデルでは7万円台を実現し、省スペースで設置できるため、女性を中心に人気です。でも、難点はノイズ。小型化すればどうしても乾燥中の音が大きくなるようです。そこで注目したいのが、『簡易乾燥機能』がついた洗濯機です。これは純粋な乾燥ではなく、風の力などで水分を飛ばす機能。最後に手干しは必要ですが、結果的に大切な衣類がシワになることもなく合理的です。日立の『エアジェット乾燥』などは、3万円台前半というお手頃価格ですよ」

ドラム型には手が届かなくても、これなら良さそうですね! 

■進化する便利な白モノ家電はいかが?

冷蔵庫と洗濯機の選択がうまくいけば、白モノは完璧ですね。

「白モノ家電は、本来生活をより豊かにしてくれるものなんです。なので、最低限の家電を揃えた後は、例えば電気ケトルなどはいかがですか? いわゆる電気ポットですが、IH型でかなり進化していて、使う時に1〜2分ですぐにお湯を沸かすことができます。時間が節約できて、沸くと勝手に止まるので節電もバッチリ。ティファールの電気ケトルなら、3,000円台からありますよ」

これなら忙しい朝でも熱々のコーヒーをサッと飲んで出社、なんてことができるかも。白モノ家電が充実すれば、いつもと同じ生活も少しずつ豊かに変わっていくのかもしれません。


文/辻本圭介

取材協力:株式会社カカクコム 
メディアクリエイティブ部部長兼執行役員/鎌田 剛さん
http://kakaku.com/

2006年5月より現職。価格.comの編集記事やメディア面を主に担当。幅広い知識には定評がある。家電製品総合アドバイザー有資格者。

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