社会人のための お通夜・お葬式・告別式マナー 香典や服装、当日の流れをチェック!

更新:2017/02/03

対人マナー

Vol.3 弔電&会社関係のお悔やみ

弔電を打つ

やむをえない理由でお通夜や葬儀、告別式に参列できないときは、弔電を打ちます。弔電は局番なしの『115』番で申し込めます。受付時間は午前8時から午後10時まで。日時が指定できますので、葬儀に遅れないよう早めに手配します。
宛名は喪主あてですが、喪主がわからない場合は故人の名前のあとに「ご遺族様」を付け加えます。宛先は葬儀の行われる式場気付で。
電文はNTTの定例文があるので、基本的にはそれから選ぶことができますが、簡潔に自分の言葉で弔意を示すことも大事です。

一般的な弔電文例
【文例:7506】ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。
【文例:7509】ご逝去の知らせを受け、ただただ、驚いております。ご生前のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。
【文例:7517】○○様のご逝去を知り、驚愕いたしております。いたってご壮健と伺っておりましただけに、申しあげる言葉もございません。皆様のご落胆もいかばかりかと存じますが、どうぞご自愛くださいませ。ご冥福をお祈りいたします。
【文例:7522】ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
【文例:7532】ご母堂様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
【文例:7607】突然の悲報に接し、驚いております。残されたご家族の皆様のご心情をお察しし、すぐにもお慰めに飛んでまいりたい気持ちですが、遥かな地よりご冥福をお祈りいたします。
【文例:7623】社長様のご訃報に、当社社員一同、謹んで哀悼の意を表します。

会社関係でお悔やみがあったら

社内で「慶弔時の規定」がある場合は、それに則って社員としての対応を。実際にはそのときどきの状況で葬儀に臨むことになるので、まずは上司に指示を仰ぎましょう。 会社の関係者として参列するときのマナーは、一般の葬儀と基本的に同じですが、遺族と面識がないことも多いため、「仕事の関係でいつもお世話になっております。○○社の○○と申します」ときちんと自分の立場を受付で示すことも大事です。

受付で名刺を出した方がいい場合は、名刺の右肩に「弔」と書くか、名刺の左下を内側に少し折り曲げて差し出します。名刺を出した場合でも、必ず会葬者名簿に記帳することを忘れずに。また、会社の上司の代理として出席する場合は、上司の名刺に「弔」と書き、自分の名刺に「代」と書いて一緒に差し出します。

うっかり自分の名前を書かないようにご注意を!!

上司の代理で列席する場合、記帳は上司の肩書きと名前を記すこと! 人の名前を書くのに慣れていないので、気をつけていないとつい自分の名前を書いてしまう失敗を犯してしまいます。もちろん香典袋の表書きも上司名のものをお渡しします。

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