入社式の流れ・持ち物まとめ 入社準備はこれでばっちり!

更新:2024/03/13

入社式

入社式の流れ・持ち物まとめ

いよいよ始まる社会人ライフ。その第一歩が入社式です。初出社の日は緊張するかもしれませんが、何事も最初が肝心です。

入社当日の流れ、持ち物など入社式マナーをおさらいしておきましょう。今回は、入社式前に知っておきたい基礎知識を余すところなくご紹介します!

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入社式からあなたはもう社会人

入社式からあなたはもう社会人

いよいよ入社式を迎えると、責任ある社会人としての日々が待っています。気持ちの切り換えはできていますか? 

入社式は3月末だったり4月2日だったりすることもありますが、新卒の場合は基本的に4月1日付の入社となることがほとんど。正確な入社日付は辞令に書かれていますが、その日からのあなたはもう立派な"社会人"です。

指示待ちだけのアルバイト気分はNG

「仕事をする」という意味では学生アルバイトも社会人も同じように見えるかもしれません。けれどもその差はとても大きいもの。

アルバイト先を見つける苦労と、就職先が決まるまでの苦労も全然違うものでしたよね。それだけ企業側はあなたに大きな期待をして、採用をしているのです。

企業では、新卒として入社してくるあなたを「今後の企業の発展に大きな影響を及ぼす存在」としてみています。ですからアルバイトよりも責任は大きくなりますし、その分やりがいも大きくなってきます。

これからは単に「言われたことをこなす」だけでなく、より広い視野を持って主体的に仕事に取り組んでいくべきでしょう。

入社式の流れ

入社式の流れ

では本題となる、入社式の一般的な流れを解説します。最初に注意点として、スマホの電源をオフあるいはマナーモードにすることをお忘れなく!

1.社長あいさつ、祝辞
企業が大切にしていること、企業としての基本姿勢、新社会人に期待することなどが話の中心となることが多いです。しっかり耳を傾けましょう。先輩からの祝辞も新たな出発の励みになります。

2.入社辞令授与
企業の一員として正式に認めるという書面を受け取ります。入社辞令とは次のようなものです。



配属先は決まっていれば書いてあることが多いですが、今後の研修後に配属が決まるケースもあります。

3.新入社員による答辞
企業により、答辞のあるなしはまちまちですが、代表者の読む答辞はあなたの答辞でもあることを肝に命じて。

4.記念写真撮影
はしゃぎすぎ、緊張しすぎはどちらも損。胸に秘めた希望や決意は、表情にもあらわれるモノです。

5.オリエンテーション
主にそれぞれの業務の概要等について触れます。メモするところは、しっかりメモを。

6.懇親パーティー
これから仕事をともにする仲間たち、あるいは上の立場の人たちとも親交を深める場。

入社式の持ち物

入社式の持ち物

入社式の日は出社1日目にあたることも多く、さまざまな持ち物が必要になります。企業によって多少異なりますが、一般的に必要となる持ち物をご紹介します。

入社式当日に提出する書類

入社と同時に提出する書類関係は、会社側からあらかじめ指定されているはず。早めに準備して揃えておきましょう。一例として、次のような書類が必要となります。

1.身元保証書
あなたの身元を保証するための書類。親など含め2人の保証人のサインを受けて提出します。

【記入例あり】身元保証書の書き方と提出時の注意点を解説!

2.卒業証明書
ほとんどの大学で3月中旬までに郵送、提出済みですが、済んでいない場合は、大学に発行してもらい提出。

いつもらえる? 卒業証明書の発行日に関して

3.年金手帳
これからは厚生年金が給与から天引きされることになります。入社と同時に年金手帳を会社に提出し、後は一括して会社の金庫で管理するパターンが多いです。ただ、2022年に年金手帳が廃止され、マイナンバーで基礎年金番号を確認できるようになったため、提出は不要と言われることもあります。

4.機密情報/発明・著作物に関する同意書
IT関連、開発業務など、業種や職種により社外秘事項等についての書類提出が求められます。

その他の持ち物リスト

その他の持ち物としては、日頃から持ち歩いている財布・スマホ・ハンカチ・ティッシュなどのほか、次のようなものを準備します。

1 .預金通帳と印鑑
給与を振り込むための口座を申請する際に必要。その他もろもろの入社手続きの際に印鑑が必要となります。

2 .筆記用具
ビジネスパーソンとして筆記用具は必須アイテムです。

3.大きめのかばん
当日は大切な書類も持ち帰りますので、A4の書類がすっぽり入るかばん(ビジネスバッグ)にクリアファイルもいくつか入れておくと便利。就活の際に使っていたもので構いません。

4.小型ミラー
当日に写真撮影のあるところでは、素早く直前チェックしたいもの。サッとミラーを取り出せるようにしておくと便利です。

5.ウェットティッシュ
せっかくのスーツを懇親会で汚してしまった、なんてことにならないために。自分が使わなくても、身近な人にあげる場合も。

当日受け取るもの

当日受け取るもの

入社式当日に受け取るものもあります。書類が増えますので、かばんの中で行方不明にならないようクリアファイルを上手に使いましょう

1.就業規則
就業、給与等について具体的内容が網羅してある書類や冊子。 企業のサイトで事前に閲覧できるところもあります。

2.シャチハタ印鑑
個人名が入ったシャチハタ印鑑は、企業から貸与されるケースと個人で用意するケースがあり、対応が分かれます。いずれにしても大切な印鑑ですから取り扱いには十分注意しましょう。

3.入社辞令書
本来は配属部署も記載されるものではありますが、配属先の決定が研修後になるなど未定の場合、社員として採用する旨だけをしたためてあることも。 この用紙が何かの証明書になったり、辞める時に返却を求められることはありませんが、記念として保管しておきましょう。

4.研修教材一式
これから研修が始まる人は教材が一式配付されます。 

入社式でのあれこれ

入社式でのあれこれ

ここでは入社式や入社日に関連する話題をお届け。入社式の答辞、給与口座、そして配属先の決定について解説します。

入社式の答辞を読む人はドキドキ!

「答辞を依頼されたのですが、どのようなことを話せばいいのでしょうか」

編集部にも相談のメールが寄せられました。答辞とは「学生から社会人になる決意表明」。その気持ちが素直に出ていれば形にこだわることはありませんが、 各社の人事部へ聞いたところ、「あらかじめ読む予定の文章を提出してもらい添削をしている」または「例文を渡している」といったところがほとんど。

もし当日に余裕があれば、即興で社長の挨拶からポイントとなる言葉を抜き取って入れるとインパクト大。聞いているみなさんもしっかり答辞に耳を傾けて、決意を新たにしましょう。

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入社式の答辞に指名されたらどうする? 答辞のマナーと例文

給与口座の届け出について

給与口座については、入社手続きの際に預金通帳などで口座番号を確認し、会社側へと届け出ることになります。

これから毎月のお給料が振り込まれる口座は、お得なものをよく考えて選びたいところ。ですが、その企業と同グループにある銀行に口座を開くよう勧められるケースもあります。

また、行員として就職する人は、その勤め先の銀行に口座を開くことになります。

大切な給与を振り込んでもらうための手続きですから、間違いの無いよう口座番号を丁寧に書いて届け出るようにしましょう。

配属先決定の話~自分の希望どおりかな!? ~

配属先の決定は大きな関心事。入社式に配属が発表になるところは、全体のおよそ3割の企業。そして入社前の時点で、配属が決定している人はおよそ2割とされています。

もともと希望していた配属にならず、肩を落とす人もいるでしょう。ですが企業はあなたの配属先をルーレットやアミダくじで決めているわけではありません。

個人の適性や資質、それから通勤距離など考え合わせた上での結果なのです。ですから一旦は配属を受け入れて、逆に「そこでの成果をあげてみせる!」くらいの気概で取り組んで欲しいものです。

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懇親パーティーの注意点

懇親パーティーの注意点

入社式を終えると、その後、懇親パーティー(懇親会)が開かれることもあります。この懇親パーティーでの注意点について解説します。

あくまで会社行事であることを忘れずに

お酒も入り、ついハメを外しすぎてしまう人がいるようですが、くれぐれもやりすぎないように注意して下さい。

パーティーとはいっても、これは入社式の一環として催されていること。そうした会社の行事であることを念頭においての言動を心がけたいものです。

最初から自分のキャラをアピールするのは、先輩や上司のいる場ではほどほどに。年代によって言動に対する感じ方は異なるため、まずは礼儀正しさを忘れないようにしましょう。

立食形式なら積極的に多くの人と話そう

懇親パーティーは多くの場合、立食形式で行われます。その場合は積極的に歩き回って、できるだけ多くの人と話すようにしましょう。

同期や先輩などさまざまな人たちと会話をすることで、いろいろな情報を知ることができますし、職場の雰囲気や社風も何となく掴めたりするもの。「そういう場は苦手」という方もハキハキ話す、笑顔で接するなど最低限のコミュニケーションマナーを守れればOKです。

「学生ノリ」は厳禁!

ただ楽しめば良かった学生時代の飲み会と、会社の懇親パーティーは異なります。社会人として恥ずかしくない言動を心がけ、また、お酌をする時は両手ですること等、最低限のルールはわきまえましょう。

立食の際は、歩きながら飲まない、飲み残しのコップをあちこち置かないといった配慮も必要です。お酌については、女性だからやらなければと考える必要はありませんが、自然に気配りできる範囲でお酌できれば好印象でしょう。

まとめ

入社式 持ち物 まとめ

入社式の基本の流れや持ち物、入社式後の懇親会などについてご紹介しました。当然のことですが、入社式はゴールではなくスタートです。

あなたの社会人生活という物語を紡いでいくうえで、入社式は大切な第一章。入社希望時の志や、内定をもらったときの感謝の気持ちや喜びを胸に刻み、キリリと入社式に臨もうではありませんか!

(学生の窓口編集部)



学生の窓口編集部

「3度のご飯よりも学生にとっていいことを考える!」の精神で 大学生に一歩踏み出すきっかけコンテンツをたくさん企画しています。 学生生活に役立つハウツーから、毎日をより楽しくするエンタメ情報まで 幅広く紹介していますので、学窓(がくまど)をチェックしてみてください!

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