「どこを見られている?」の不安を解消!採用担当のホンネから逆算する、夏の職種別 就活突破戦略!
夏まっさかり。「自己分析や企業研究を頑張っているけれど、この進め方で合っているのかな」と、気温が上がるほどに就活の不安も高まっていないでしょうか。
「どの企業にも同じような志望動機しか思いつかない」「企業はどこを見ているんだろう」とモヤモヤしている学生さんに向けて『採用担当の視点を知る!夏に見直す企業選びと就活戦略セミナー』が開催されました。
面接前に「評価基準」を知り、選考通過率アップを実現するためのヒントがたくさん公開されたので紹介します。

「したいこと」と「できること」で考える職種選び
セミナーを開催したのは就活エージェントサービスの「マイナビ新卒紹介」。
就活に取り組む学生さんたちを日頃からサポートしているキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザー3名が、求人情報から「求める人物像」を読み解くコツなど、あまり知ることができない「企業のリアルな視点」から具体的にアドバイスする貴重な内容でした。
まずテーマに挙がったのは「何を軸に職種を選んでいるか」。
リクルーティングアドバイザーの成塚さんは「自分の好きなことや共通点があるところから選んでいる学生さんが多いかな」と前置きした上で「実は職種選びで大事なのは、何を基準に選ぶかです」と提起しました。
その基準について、キャリアアドバイザーの高橋さんは次のように説明します。
「好きなことと向いていることは、必ずしも同じではありません。職種選びでは“したいこと”と“できること”の両方で考えていくのが大切です。好きかどうかだけではなく、自分が活躍できそうかという視点をぜひ持ってみてください」

記事内の図版はすべて「マイナビ新卒紹介」の提供
さらに、高橋さんは「好きなことと適職は必ずしも一致しません」と強調。
「今まで自分の興味のある業種ばかりにこだわっていたかも」という学生さんが多かったかもしれませんね。

強みを発揮できるフィールドはどこ?
好きなことや興味だけで選ばないという考え方は分かったけれど、ではどう選べばいいの?と疑問に思う人も多いでしょう。
そこで、リクルーティングアドバイザーの嘉悦さんが「求める人物像」というキーワードで話を続けます。
「自分らしい強みを理解して、自分が戦うフィールドを選択するのが重要です」
また、求める人物像は業界や職種によって異なるため、ポイントを押さえることが大切だと強調しました。

営業職に求められる資質のリアル
まずは「営業職」。
仕事内容はかなり幅広く、大きく個人向け(toC営業)と法人向け(toB営業)に分かれます。
「個人向けにサービスや商品を提供する代表的な業種は、保険、不動産、住宅、自動車、ブライダルなど多岐にわたり、お客さま一人ひとりの悩みを聞きながら提案していくので、深く人と関わりたい人や、相手に寄り添うのが得意な人に向いています」
法人向け営業では、経営者や事業担当者が主な商談相手です。比較的大きな金額を扱うのも特徴です。企業の課題をヒアリングして把握し、さまざまな解決策を組み合わせて提案するケースが多いとのことです。
「理解力・調整力・提案力などの要素が求められるのが法人向け営業の特徴です」(嘉悦さん)

営業職の攻略ポイントは?
当然、個人向け営業か法人向け営業かによって自己PRや面接での攻略ポイントは変わります。
高橋さんは、企業が求める人物像から逆算して選考で気をつけるポイントを次のように解説しました。
「個人向け営業職の場合は、自分ひとりでやり遂げた成果より相手の本音をどう引き出したか、その過程や周囲とどう協力したかというエピソードの方が評価されます」

さらに法人向け営業職に対しては「決められたことをこなしただけのエピソードより、周りを巻き込んで同じ目標へと導いたプロセスを伝えて、協調性とリーダーシップをアピールするのがいいでしょう」とアドバイスします。

ユーザー系か独立系か!特徴が異なるIT系
次は、IT系職種です。
嘉悦さんによると「IT企業には、企業のシステム部門が独立してできた『ユーザー系IT企業』と、外部顧客向けにシステム開発やITサービスを提供する『独立系IT企業』」があるそうです。
ユーザー系は特定の業界の深い知識を身に付けられ、独立系は、さまざまな企業に対して自由度の高い提案ができます。
当然、求められる資質も違いますね。
高橋さんはユーザー系IT企業では「協力会社と連携してプロジェクトを進める進行管理が業務の中心になります。チームの中でどう動いたかが重視されます」と説明します。
「例えばゼミやサークルの中で意見の食い違いが起きたときに、どう解消したかなど実践したプロセスを具体的に伝えていくのがポイントになります」

一方、独立系IT企業の場合は「幅広い業界のシステム開発に携わるため、自らプログラマー(技術職)として手を動かしていくステップからスタートします」と成塚さん。
「いずれはリーダーとしてチームをまとめる立場を目指していきますが、まずは技術力を身に付けることが期待されます」
選考で気をつけるポイントについて、高橋さんは「指示通りに動いて達成したというより、自ら課題に気づいて改善したプロセスをしっかり伝えることです」と、主体性のアピールが大切だとアドバイスします。

主体性も重視される事務職!
3つめの職種は、人気の高い事務系職です。
今回は「営業事務」と「人事・総務」を取り上げ、それぞれに求められる人物像の解説がありました。
「営業事務は受注・発注の管理や書類作成で営業をサポートする職種ですが、事務作業だけではなくチームの右腕として営業活動を支える役割があります。
一方、人事・総務は社内のさまざまな運営業務や人事業務、備品の管理など会社全体を支える仕事を担当します」(成塚さん)
高橋さんは、営業事務に求められる資質を次のように説明します。
「周囲の状況を見て先回りして準備し、チーム全体を見て自分から動ける力がすごく求められます。アルバイトで指示される前に工夫して動いた経験などをアピールすることが大切!また面接そのものが“コミュ力”のテストになっていますから会話のキャッチボールが大事になります」

人事・総務系の選考で気をつけるポイントは「縁の下の力持ちというキーワードを具体化することです」と高橋さん。
「会社全体をより良くしていくという立場なので、してもらう側ではなく、する側の目線が重要!面接でも受け身的な質問ではなく、主体性や具体性を伝えるのがいいでしょう」

求められる人物像を理解し、内々定獲得へ!
いかがでしたか?
職種別に求められる人物像や、選考の攻略ポイントが明示され、とても参考になったのではないでしょうか。
業界や職種ごとに求められる人物像を正確に捉えることが、内々定獲得の必須条件!
「自己PRやガクチカは企業ごとに変えていく必要はありますか?」という質問に、成塚さんは「あります!ただ、エピソードを丸ごと変える必要はなく、アピールポイントを変えていただきたい」とアドバイスしていました。
このセミナーで得られた「なるほど!」を生かし、夏の“熱い”就活を制して涼しい顔で秋を迎えられるよう、暑苦しいほどに(!?)応援しています!




















