その「自己PR」で大丈夫? 面接官の本音や段階別評価ポイントを知り、あなたらしく伝える面接対策を!
芽吹きの春から初夏へ。街の色合いが変わるにつれて、就職活動は新たなフェーズに入ったと感じている学生さんも多いでしょう。
特に面接では「自己PRや志望動機はこれでいいのかな」「面接官はどこを評価しているの?」など、外の陽気とは裏腹にモヤモヤが膨らむ時期かもしれません。
そんな2027年卒の学生さんが、自信を持ってアピールするための「【0から始める面接対策】“採用担当者の目線を知る”選考攻略セミナー」が開催されました。本記事では、面接官の「リアルな評価ポイント」などを紹介します。
面接の大前提は自分の言葉で伝えること
セミナーを開催したのは就職エージェントサービスの「マイナビ新卒紹介」。日々学生さんたちをサポートしている4名の現場社員が、面接官の「質問の意図」を選考段階別に解説し、対策をアドバイスしました。
「そもそも面接とは何のために行うのか、考えたことはあるでしょうか」と面接の定義を投げかけたのは学校広報担当の佐久間氏。
同氏は、「就活における面接は自分をアピールする場と思いがちですが、それだけではなく顔を合わせてコミュニケーションを取り、お互いを理解するための機会です」と続けます。
記事内の図版はすべて「マイナビ新卒紹介」の提供
面接はスピーチではなく、相手の質問意図を考え、必要なことを必要な分だけ答える場だと佐久間氏は強調します。
「きれいに話すことよりも、自然な会話になっているかが重要です。大切なのは、ご自身の言葉で相手に伝えること。これが面接の大前提です」
1次面接で企業が見ているのは?
就活の面接では、各段階で企業の見ているポイントが異なるそうです。
そこでキャリアアドバイザーの陸川氏から、各フェーズの企業側の目的と学生さんが意識する点について解説がありました。
「1次面接で企業が見ているのは、人柄です。多くの企業が、スキルや専門性よりも明るさ、笑顔、人当たりの良さを選考ポイントとして挙げています」
出典:2027年卒マイナビ企業予定調査(2026年2月リリース)より一部抜粋
ただ、緊張すると笑顔になるのは難しいものです。そのような場合は、面接官の話にうなずくなどのリアクションだけでも感じの良さが伝わるので言葉以外も大事にしましょう、とのことです。
また、オンライン面接ならではのポイントについても、キャリアアドバイザーの船橋氏からアドバイスがありました。
「ポイントは3つです。1つは明るい場所、2つ目がシンプルな背景、3つ目がカメラ目線。インターネット環境は意外な落とし穴なので、通信状況も事前に確認してから面接に臨みましょう」
1次面接は、この人と働いて問題なさそうかなという点を見ているということは、身だしなみも当然意識したいですね。
「おしゃれである必要はありませんが、相手に不安を与えない清潔感が大事です。シワのシャツや手入れされていない靴では、仕事も同じように雑になるのではという印象を持たれかねません。細かな気配りが信頼感に直結します」(船橋氏)
完璧な受け答えよりも明るさや素直さ、会話のしやすさ、そして清潔感が、1次面接では評価されるということ。事前に鏡を見ながら練習するのが良さそうです。
2次面接でアピールするのは?
2次面接に進むと、評価ポイントは仕事を任せられそうかという点に変わると陸川氏は分析しています。
「面接官として現場の責任者が出てくることが多く、職種の理解ができているかどうかがとても大事になります」
学生さんのイメージと実際の仕事内容、働き方にギャップがあると早期離職につながりやすいので、理解した上で入社しようとしているかを企業側は確認するというわけです。
「仕事内容をしっかり理解した上で、ご自身の強みと結び付けてアピールしていくと評価につながりやすいです」(陸川氏)
では、そもそも強みとは何でしょうか。
「面接官が知りたいのは、学生さんの長所や得意なことだけではありません。仕事ではうまくいかないときもあります。どんな状況でも安定して成果につなげられる行動ができるかどうか。2次面接に求められている“強み”の考え方です」(陸川氏)
自身が持っている強みを生かして、成果につなげる行動ができるか。
面接官はこの点に注目しているようです。
さらに陸川氏は「強みとは資質と投資で成り立つ」と明かします。
「2次面接で面接官が知りたいのは、とてもシンプル!強みを仕事でも再現できるかどうかです。ですから、資質(もともと持っているもの)だけではなく、そこにつながる努力という投資の過程もしっかり伝えましょう。仕事の理解と強みが具体的につながっているかが問われます」(陸川氏)
自分自身の強みを把握するためには、周りの人を頼り、相談してみるのがよさそうですね。
最終面接での説得力ある志望動機とは?
1次・2次面接を通過したら、いよいよ最終面接へ。役員以上がずらりと並び、緊張感が高まります。そんなとき、どのような点を意識したらいいのでしょう。
リクルーティングアドバイザーの麻原氏は「最終面接では、理念への共感、同じ方向を向いて働けるかが主に見られています」と指摘します。
考え方や価値観が重要になるということですね。
「説得力のある志望動機を伝えられるかがとても大事!志望動機の質を上げるためには、最終面接を受ける企業のことを深く知る必要があります」
その企業のホームページを見るのはもちろん、「3C分析が欠かせません!」と陸川氏は断言します。
3Cとは、自社、競合、顧客のこと。その企業にとって顧客や競合他社がどこなのか、市場においてはどのぐらいの順位なのか、どのような特徴があるのかを比較して考えることがとても重要とのことです。
「3C分析によってその企業への理解が深まり、志望動機の質が上がります。すなわち熱意が伝わります!」
選考の段階別に対策し、あなたらしく伝える。
その点を意識して、面接への不安を「自信」に変えてください!
きっと来年の春には大きな笑顔が咲き誇るでしょう!





























