【7割の学生が悩む“志望動機”】どう書けばいい?―4ステップで考える自己分析と企業研究

清水奈緒子

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3月からの就職活動本番が近づき、「就活は何から始めるといいのかな」「自分に合う就職先はどう見つければいいのか」「自己PR文作成に自信がない」など不安を感じる学生さんは多いでしょう。

そんな2027年卒の学生さんが自信を持って就活に取り組むための「志望動機攻略セミナー」が開催されたので、就活の課題と攻略のヒントなどを紹介します。


就活生のおよそ7割が不安!?

セミナーを主催したのは就職エージェントサービスの「マイナビ新卒紹介」。実際に学生さんたちをサポートしている4名の社員が、データから読み解く就活の課題を挙げながら、どう乗り越えていくかなどの攻略ポイントを解説しました。

まず、就活の準備において現状の確認はとても大事と語るのは、キャリア支援部で学校広報部署を担当している生路氏。同氏は2026年卒の調査データを提示します。

「就職活動の準備段階から面接、内定後の進路まで悩みはそれぞれかなと思います。どうしても他の学生さんと比較してしまうという声をよく聞きますが、2026年卒の先輩たちも3月の段階ではおよそ7割の方が悩みを持っていることがデータからも分かります」

記事内の図版はすべて「マイナビ新卒紹介」の提供

たとえ周りからは順調そうに見えていても、多くの学生さんが同じような悩みをかかえているということでしょう。

中でも、「就職した後、きちんと勤まるか」「学業との両立ができるか」「現在の内定先企業に入社してよいのか」といった不安が上位を占めているとのことです。

就職後の不安を挙げている学生は2人に1人とかなり多いため、実際に入社した後どうだったかというアンケート結果も示されました。

「入社後にどういうギャップがあったかを調査しました。ネガティブギャップとして人間関係、ワークライフバランス等、実際に入社しなければ見えづらい面があるのは確かです」(生路氏)

ネガティブギャップが一番多かったのは「仕事内容」で、およそ3人に1人が「思っていたのと違う」「期待していたものと違う」と感じたようです。

この原因について生路氏は「企業や職種のことを調べたつもりで終わってしまっているといったケースが考えられます」と分析しています。

企業が重視しているポイントは?

仕事内容について調べたつもりで終わらせずに、ネガティブギャップをできるだけ少なくするにはどうすればいいのでしょう。

「自分と企業の共通点を意識することを大事にしてほしい」と、文系キャリアアドバイザーの文元氏は説明します。「とりあえず、その企業の魅力と感じているポイントを箇条書きでいいので書き出してみましょう。自分の価値観と重なっているというパターンが多いです」

箇条書きしたポイントをブラッシュアップしていくことでオリジナルの志望動機ができ上がると文元氏はアドバイスします。

さらに、志望動機で何をアピールすればいいのかについて、文元氏は「人事担当者の視点に立つことがとても大切です!」と強調しています。

では、企業が特に重視しているポイントとは何でしょう。

文元氏は「活躍」「定着」「成長性」「組織適応力」の4つに分類されると言います。今回のセミナーでは、特に重要な「活躍」と「定着」について解説が続きました。

「活躍に関しては、2つの大きな意味合いがあります。まずは、採用する職種や事業に合った能力を持っているか。もう1つは、今の能力だけではなく、成長できる可能性があるか、という視点です」(文元氏)

現時点の能力だけではなく、将来的なポテンシャルにも注目してもらえるのであれば、自分の未来像、可能性を広げやすいですね。

また、将来性というのは「定着」にもつながってくると文元氏は解説。企業は仕事に必要な考え、能力を身に付けた上で長く働いてくれることを求めているため「定着」を非常に重要視していると言います。


人事担当者にささる志望動機作成のポイント


「活躍」と「定着」を意識した志望動機は具体的にはどのように表現するといいのでしょう。

理系キャリアアドバイザーの塩谷氏は、自分と企業の共通点を意識することを大前提に、志望動機作成までの4つのステップをアドバイスしています。

ステップ1では、自己理解だけを深めてしまうと自分にしかスポットの当たっていない軸を選定してしまう可能性があるので要注意とのことです。

「軸を選定するときには、給与や福利厚生などの条件を軸にしないことをお勧めします。企業が受け身な姿勢、独自性の欠如を感じる可能性があるからです。また伝える軸は2つ以内にすること。文章が長くなってしまうと一番大事なところが伝わりにくくなり、印象が薄れる可能性があります」(塩谷氏)

ステップ2で、その軸を選んだ理由について説明する際は「自分の過去の経験や考えを伝えましょう。ゼミ活動、アルバイト、学科での学び等から得た価値観、考えを仕事につなげたいという動機が分かり、独自性や具体性が生まれます」と、具体的なアドバイスがありました。

ステップ3では、整理した自分の軸と企業の共通点を探し出します。


「自分の軸と企業の軸はどのようにマッチしているかを伝えましょう。企業の採用ページに、よく社員の声が掲載されていますが、そちらを再度確認してみるのがお勧めです」(塩谷氏)

そして、ステップ4では、自分の軸と企業の共通点を結び付け、自分だからこそできること、自分なりの展望をしっかり表現すると、企業に活躍と定着のイメージが伝わりやすいと言います。

この4ステップを意識した志望動機は、人事担当者にきっとささることでしょう!
今は不安の方が大きい時期かと思いますが、自分の就活は自らプロデュースする気持ちで前向きに取り組んでほしいです。

すでに世間にまみれ過ぎた筆者からすれば、あらゆる可能性が広がっている学生の皆さんがうらやましい!

どうぞ、来春、晴れやかな笑顔で人生の新たな一歩を!心から応援しています!


清水奈緒子

清水奈緒子

札幌市在住、フリーランスのコピーライター。企業や自治体の広告制作、論文、コラム、エッセイなどを手がける。令和元年夏に保護したオス猫「ふぅ」と、まったり生活を満喫中

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