吉川愛「自分の好きなように、自分が生きやすいように生きることが大事」#春からの君に伝えたいこと
人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたいこと」。
今回はPrime Videoで配信されるAmazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』で妖怪役に挑戦した吉川愛さんが登場。新しい環境での心構えや日々の原動力について、吉川さんの考え方を教えてもらいました。
▼水瀬いのりさん、宮世琉弥さん、原菜乃華さん、綱啓永さんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・吉川愛が<春からの君に伝えたいこと>
1.言語を学ぶことは大事にしてほしい
――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?
勉強です。英語をしっかり学んでおけばよかったなと思いました。この作品もそうですが、今の時代は海外の方と会う機会が多いので、相手の言葉を理解できないと「難しいな」と思うんです。他の勉強は苦手だったとしても、英語さえ話すことができれば海外にひとりで行っても怖くないですし、友だちの幅も広がっていろんな文化に触れることだってできて。私は本当に勉強をやってこなかった人間なので・・(笑)、もっと勉強すればよかったなと後悔したので、言語を学ぶことは大事にしてほしいなと思います。
2.とことん愛を注げるものを見つける
――新生活を始める学生が見て/聞いておいたほうがいいものは?
私には我が子(愛犬)たちがいて、できる限り体にいいごはんをあげたいし、ちょっと遠出するにも我が子たちを連れていきたいなと思っているんです。私は今、その子たちを幸せにするために生きているので、それだけですごく原動力になりますし、背中を押してもらえる存在で。帰ってくるとすごく喜んでくれるので、我が子たちの笑顔を見られることが私の一番の幸せです。
――撮影などで離れて過ごさないといけないこともあると思うのですが、そういうときは例えば動画を見たり?
動画や写真を見たりします。落ち込んでいるときに見返すと「私はこの子たちのために頑張るぞ」と思えるので。
――そういう存在がいることは強いですよね。
強いです。自分の愛するものがひとつあると原動力になるので、自分がとことん愛を注げるものを見つけるのもいいと思います。
3.自分の好きなように、自分が生きやすいように生きる
――新生活、新しい環境でスタートする際にやっておいてよかったなと思うことや心構えはありますか?
気にしすぎないことです。例えば「この人に好かれないと、この先の生活や仕事に影響がありそうだな」と思うことがあるかもしれません。でも、「この人だけにこだわる必要はない」という意識でいないと疲れてしまうと思うんです。私の周りで、飲み会によく誘われている友だちがいて、「ストレスになるようなことを言われるから、本当はあまり行きたくなくて・・」とよく落ち込んでいるんです。でも、世の中その人だけで回っているわけではないですし、仕事でも学校でも、今いる場所にずっといなきゃいけないというルールはないから、縛られていると思わずに自分の思うように生きて、周りを気にしないことも大切だと思います。
――確かに、自分の場所はここだけだと思ってしまうこともありますよね。
そう思いがちですが、意外とそうではなくて。これ以上続けたいと思えないのであればスパッとやめて次に行けばいいし、人間関係も「この人とは合わないな」と思ったら無理に会わなくてもいい。自分の好きなように、自分が生きやすいように生きることも大事だと思います。
――吉川さんはそういう切り替えはスパッとされるんですか?
パッとすぐ切り替えます。「なんで私が落ち込まなきゃいけないんだろう」と思いますし、そういう悩みのために時間を割くのはもったいないので、すぐに切り替えるようにしています。
頭の中で簡単には想像できないような世界だった
――吉川さんが出演されたドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』が3月22日から配信されます。脚本を読んで感じた印象を教えてください。
「人間界の中にいきなり現れた妖怪ってなんだろう」という、頭の中で簡単には想像できないような世界だったので、台本を読んでいる時点ではお話も撮影自体もどうなっていくんだろうと思いました。「急にいろんな小道具が出てきそうだけど、その道具ってどんな感じなんだろう」とか、いろんな想像が膨らむ台本で面白かったのですが、全く想像できない部分を当たり前のように演じないといけないので、実現できるものなのか、難しさも感じていました。
――撮影でも、想像しつつ演じる部分が多かったのでしょうか。
そうですね。刀が伸びるシーンは、現場では実際に伸びているわけではないので短い刀と長い刀を入れ替えて撮っていて、なんとなくこんなふうになるんだろうなという想像はできますけど、出来上がった映像を見られるまですごくワクワクしていました。
――今回演じたのは妖怪のイジーという役柄ですが、どういうキャラクターだと思われましたか?
見た目はカッコよくて芯が通っている子なのですが、クレープを食べている姿やちょっとした仕草とか、かわいらしいなと思う部分が要所要所に出てくるんです。妖怪は怖いイメージがあるかもしれないけど、イジーは見ていて癒やされる部分がある子なのかなと思いますし、私はすごく好きです。
――佐野勇斗さん演じるハチとイジーの関係性はどうご覧になっていましたか?
映像で見ていても愛おしいなと思いました。かわいい2人なので、関係性やそれぞれの目標を応援したくなる、癒やされる2人だなと思います。
――今回はアクションにも挑戦されていますが、難しさを感じることはありましたか?
刀を持つこと自体初めてだったので、どこから手をつけたらいいものなのか分からなくて。イジー自体は刀に慣れているから、演じるときには慣れている感を出さないといけないし、獣っぽい持ち方や姿勢を低くするように意識したりとか、ちょっとした妖怪らしさを入れているので、それをどこまで表現するかが難しかったです。アクションを通して体幹がすごく鍛えられた気がします。
――それは監督とお話しながら決めていったのでしょうか。
監督といろんなアイディアを持っていらっしゃるアクション部の方がお話された上で、「もっとこうしたほうが妖怪っぽいと思いますが、どうしますか?」という話はしていました。でも私は本当にアクションについて素人なので、頼れる方にお任せしていました。
思ったことをなんでも話せる関係が人間関係を築く上で一番大切だと思う
――今回共演された佐野さんは「吉田さんはユッケがあるとテンションが上がる」とおっしゃっていたのですが、吉田さんから見た佐野さんの印象的な一面は?
1回だけアクション練習があったのが嬉しかったみたいで、「俺もアクション練習がある!」とすごく喜んでいた印象があります(笑)。カッコいい刀を使う演技をすることってなかなかないじゃないですか。時代モノでもあそこまで派手に動くことってあまりないですし、日本の刀の使い方とも違うから海外の人も日本人が見ても面白いと感じるんじゃないかなと思っていて・・私のアクションシーンを見て、すごく興味津々でした(笑)。
――作中でお気に入りのシーンはありますか?
イジーが巫女さんの格好をして踊るシーンです。踊り方もレクチャーがあったのですが、誰も一緒に踊ってくれる人がいない中、ひとりで机の上に立って踊らないといけないので、最初はちょっと恥ずかしいなと思っていたんです。イジーは儀式のために真剣に踊っているのですが、そんな彼女がかわいいなと思うシーンで結構お気に入りです。
――さっきお話してくださった、イジーのかわいらしさが見えてくるシーンですね。
そうですね。しかもハチのために今風のダンスを取り入れていて、でも絶対にそこに入れるべきものではないダンスだったので(笑)、見ていても面白かったです。
――作中では恋愛、友情、家族などさまざまな人間関係が描かれていますが、吉川さんが人間関係を築いていく上で心がけていることはありますか?
特にこれといった具体的なものはないのですが、お互いに居心地がよければいいなとは思います。例えば誰かと過ごしているときに「これはやめてほしい」とか「ここは行きたくない」と感じているのに相手に言えず、気を遣う人って少なからずいると思うのですが、それって一緒に過ごす時間がもったいなく感じてしまうんです。だからこそ、思ったことをなんでも話せる関係はいいなと思いますし、それが人間関係を築く上で一番大切なことなのかなと思います。
――今作の主人公・ハチは大学生ですが、吉川さんが学生時代に夢中になったことは?
「ラブライブ!」のスマホゲーム(ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル)にハマって、全曲・全難易度をクリアしていました。当時はそれしか頭になくて、授業が終わったらすぐ「ラブライブ!」、ちょっと遊びに行くのにも「ごめん、一回『ラブライブ!』していい?」と友だちに聞くくらい夢中になっていて(笑)。ゲームセンターにも同じゲームがあるのでそっちにも手を出してしまい、あの頃は大変でした(笑)。
吉川愛さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE
吉川愛
1999年10月28日生まれ。東京都出身。直近の主な出演作に、連続テレビ小説「おちょやん」(20)、『ラーヤと龍の王国』(21/声の出演)、『ハニーレモンソーダ』、『ALIVEHOON(アライブフーン)』(22)、「明日、私は誰かのカノジョ」、「純愛ディソナンス」、「やっぱそれ、よくないと思う。」(23/主演)、「忘恋剤」(主演)、「真夏のシンデレラ」などがある。現在はドラマ「マルス-ゼロの革命-」に出演中。
Amazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』3月22日(金) よりPrime Videoで独占配信スタート。
恋人が欲しくて仕方ないゲームオタクの大学生・ハチ(佐野勇斗)と、500 年越しの復讐の使命を背負った美しい妖怪の女の子・イジー(吉川愛)が出会い、なし崩し的に「男女の契り」を交わす。男性と肉体的な関係を持つことでしか生き延びるためのエネルギーを得られない妖怪のイジーと、彼女に強く迫られ関係を持ってしまったハチ。ある人間一族への復讐を果たすために殺人も厭わないイジーに対して、ハチはなんとか穏便に問題を解決しようと奮闘するが…。
Amazon Originalドラマ 『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』 概要
タイトル:『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』
配信開始日:3月22日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信
話数:本編8話(1話約30分)
制作総指揮・脚本:ヤルン・トゥ、ザック・ハインズ
監督:三木孝浩
キャスト:佐野勇斗、吉川愛 ほか
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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子
ヘア&メイク/窪田健吾(aiutare)
スタイリング/山田 莉樹