WEBテストだけでも対策いろいろ!? 先輩たちのWEBテスト事情を調査
高校時代と比べてテストの出され方もいろいろになる大学生の試験は、ペーパーテストだけでなくWEBテストでも実施されることがあります。しかも、WEBテストと言ってもその中での実施方法はさまざま。
今回はそのWEBテストに焦点を当てて現役大学生の先輩方が受けたことのある期末試験で受けたWEBテスト方式についてアンケートを取得(回答数=286人/マイナビ学生の窓口会員調査)。その結果をお見せします!
WEBテストはみんな同じ時間? 別々に受けられることもあるの?
設問【WEBテストについて全員同じ時間に試験を受ける方式と、好きな時間に受ける方式どっちらが多かったですか?】
全員同じ時間に受ける方式が多数であることがわかります。その場合テストの前に勉強時間などは設けられにくいため、しっかり準備して臨むことをお勧めします。
好きな時に受けられるほうが多かったとアンケートに回答した方は、文理学部や経済学部、法学部の方でした。学部の違いもありますが、大学や授業によって対応が違うので早めに確認しておくとよいでしょう。
経験したWEBテストの方式は? どんなWEBテストが多いの?
続いて、先輩方が経験したWEBテストにはどんな方式が多かったのか、事前調査をもとに得られたパターンを基に回答していただきました。
★設問ごとの制限時間があり勝手に次に進む
1問1分のような設問ごとの制限時間がある方式は、あまり多くの人が体験していないWEBテストであることがわかります。
文学部や社会学部、理工学部の方で「多い」と回答する方がいました。その場その場で時間内にしっかりと答えを出さないといけないため、プレッシャーになりますし、できなかったら途中でくじけてしまうかもしれませんので、先輩や教授の説明をしっかり聞いて備えましょう。
★好きな問題を好きな順番で進められる
8割以上の方は好きな問題を好きな順番で解ける形のWEBテストが多かったようです。順番に説いていくのはもちろん、自分の優先順位の高い問題からできるので、テストの進め方に自分なりのやり方を作り上げていた方だと、この形でも安心して取り組めるのではないでしょうか。
薬学部や工学部、経営学部の方には「なかった」と回答した方が複数いらっしゃったので、解く順番が決まっているテストに当たった際は気を付けてくださいね。
★回答後すぐに点数が出て、合格点に未達であれば何度かやり直せる
社会学部や薬学部で多く実施されていることもあったようです。ただ、やり直せるテスト方式は全体的にみるとあまり多くなかったということがわかります。こちらの形だと、テストを通じてしっかり覚えてもらいたいという教授の優しさを感じられますね。
ただ、回数制限や期間制限はあるようなので、制限の確認はもちろん、無勉強で受けるなんてことはしないほうが良いのは間違いないでしょう。
★その他
その他のwebテスト方式を受けた人は稀でしたが、上にないテスト方式については人それぞれと言った感じでした。
例として、
・先生がzoomで画面に問題を表示し、一定時間が経過すると解き終えたものと見なして次に遷移する(法学部/4年)
・一斉にスタートし、終わったら結果が出る(どこが違うかも表示される)(文理学部/1年)
・ランダムで問題がだされ、元に戻れない(見直し、解き直し不可)そして全体の時間も決まっている(看護学部/4年)
・好きなタイミングで受けることができ,回答時間の制限もないが,次の問題に行くと前の問題に戻れない形式のテストがありました。(現代政策学部/3年)
・回答後すぐに点数が出るが、合格点に未達でもテストは一度しか受けられず、やり直すことができない形式。(英語国際学部/4年)
などの回答をいただきました。
いただいた回答の傾向として、WEBテストの仕組みを生かした「終わったその場で結果が出る」という答えがいくつかあり、ペーパーテストではあまりない形なので、人によっては試験期間全体の一喜一憂間が増すかもしれませんね。
課題をこなしていく上での先輩からのアドバイス
アンケートの最後に、テストや課題を頑張ってきた先輩方から、上手にこなしていくためのアドバイスをいただきましたので、一部紹介いたします。
・課題や試験勉強は、一夜漬けで片付け仕事のようにやると、教授にはすぐにわかります。そのため、余裕を持って1週間ほど前から準備を始めることをおすすめします。また、授業内容や課題でわからないことがあれば、素直に質問することも大切です。わからないことを、わからないということも大事な意思表示です。(人文社会科学部/4年生)
・諦めたらそこで試合終了です!頑張れ笑(生命科学研究科/修士1年)
・課題を取り組む時は、早めにした方がいいです。特に、オンラインから提出するときには提出期限の時間がありますのでそこには注意してください。試験が開始されるときは、自分のペースで進んでください。(文化情報学部/4年)
・早めに準備することと、友人や先輩から情報をもらうことが大切です。(異文化コミニケーション研究科/修士2年)
・過去問をくれる先輩と仲良くなるべし(薬学部/6年)
・過去問、傾向と対策がものを言います。教授によって出題方法や趣向が違うので、しっかり見極めが大切です。(国際学部/2年)
高校までの授業では、試験についてはやり方や対策など、細かな説明をしてもらえましたが、大学では、教授や授業によってさまざまなうえ、シラバスに書いてあるだけだったり、掲示板でお知らせされるだけだったりするので、自分でどんな試験が出るのか把握する情報戦が大事になります。
大学からのオフィシャルな情報を確認するのはもちろんのこと、授業を担当する先生や、先輩、友人と情報交換しながらしっかり対策してくださいね。
このアンケート結果を見て少しでも新入生の皆さんのお役に立てたらうれしいです。先輩方からのアドバイスも参考に新生活頑張ってください!!
※マイナビ学生の窓口 会員調べ
調査日時:2023年2月20日~3月12日
有効回答数:286人(マイナビ学生の窓口に会員登録している大学生・大学院生・専門学生)
文・図表:まえれな(学窓ラボメンバー)
編集:学生の窓口編集部