■皮肉・嫌味っぽい

・「意識が高い」という言葉は「頑張っているわりにはその程度か」という皮肉が込められていると思うから（男性／21歳／大学2年生）
・嫌味に聞こえる。とくに就活中は、意識高いと言われるのはあまりほめ言葉ではないイメージ（女性／22歳／大学4年生）
・なんとなく自意識過剰と言われてる気がするから（男性／24歳／大学院生）
・意識のみだと、行動を伴ってないと思われていそうだから（男性／23歳／大学4年生）
・馬鹿にされてる気がする（女性／20歳／大学2年生）

■世の中的にそういう風潮

・最近そういう風潮を感じるから（女性／23歳／大学院生）
・意識高い系はもはやネタ枠だから（男性／22歳／大学4年生）
・相手を尊敬しているときは「意識高いね」という発言は出ないと思うから（男性／20歳／大学3年生）

ほめ言葉だと思う人は4割弱に留まっていました。むしろ馬鹿にされているように感じる人が多いようです。「意識高い系」と「意識高い」に「系」が付くと、実際はたいしたことがないのに過剰演出をしている人を指すのが一般的になってきているので、その流れで「意識高いね」と言われても、皮肉や嫌味に聞こえてしまうのでしょう。

聞く人によって受け取り方が違ってくる「意識高いね」という言葉。ほめ言葉のつもりで友人に言っても、友人がそれを皮肉・嫌味として取れば友人関係がぎくしゃくしかねません。本当に尊敬の気持ちを伝えたいなら、「意識高いね」にそう思った理由など具体的な一言を添えたほうがいいかもしれません。

文・学生の窓口編集部

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時：2017年2月
調査人数：大学生男女405人(男性203人、女性202人)