古本好き大学生が語る、古本屋巡りの魅力4選【学生記者】 2ページ目
政治・経済の本には書き込みがあることが多いです。本来なら新品の本のように書き込みがないほうが読みやすいのですが、赤鉛筆やHBの鉛筆で熱心に引かれた傍線を見ていると、「前の読者はどんな思いでこの線を引いたのだろう。そしてその若かりし頃から何十年も経った今、どんな気持ちで売ったのだろう」と想像がふくらみます。
「a second-hand book」を買うことの特権は、前の読者の気持ちを受け継ぐことができる、という点にあると思います。
4.古本屋巡り自体が楽しい
古本屋巡りは自分の世界を広げてくれるという魅力があります。個人のお店を例にお話すると、それぞれのお店は専門分野を持っていることが多いです。古本屋街を巡っていると、自分がこれまで興味を持ったことがないような分野の本を取り扱うお店を見かけます。棚におさめられた美術、宗教、外国語の本、建築など色とりどりの本を手に取ってみましょう。たとえ興味を持つことはできなくても、自分が知らなかった世界を少しだけのぞいたような気分になることができるのです。
◆まとめ
今回、4点に分けて古本屋の魅力を説明しました。東京の有名な古本屋街は神田神保町(神保町駅・御茶ノ水駅)ですが、都外でも大学の周辺には専門的な古本屋、ターミナル駅の周辺には大規模な店舗があります。博物館の周辺、予備校の周辺にもあったりします。
私もいつか、関西の古本屋を巡って嵯峨や嵐山で優雅に読書したいという妄想を抱いています。みなさんもぜひ一度古本屋に足を運んでみてはいかがでしょうか。
<大学生のまずこれステップ>
1. この記事を通して古本屋の魅力を知る
2. 古本屋へ行ってみる
3.気になった古本を購入して読んでみる
文・タジ