こんにちは!リリースピッカーの杏奈です。大人になってから新しい自分になるのは難しいもの。今日はそんな変化に関するお話です!
株式会社 エミリスは、全国の男女504人を対象に「自分を変える方法に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化した。
コンプレックスを感じたり失敗をしたりする自分が嫌になっても、自分を変えるのはなかなか難しいこと。どうすれば自分を変えられるのだろうか?
そこで今回、株式会社エミリスは、全国の男女504人に「自分を変える方法」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめた。
調査結果に対して株式会社リコレクト取締役社長の中村果生莉氏より考察している。
【調査結果サマリー】
・自分の変えたいところは「コミュニケーションが苦手なところ」
・自分を変えたいと思う理由は「辛いこと・損することが多い」
・自分を変えるために取り組んでいる方法は「本・動画などで勉強」
全国の男女504人に「自分の変えたいところ」を聞いた結果、1位は「コミュニケーションが苦手(16.3%)」だった。次いで、「落ち込みやすい(14.5%)」、3位「心配性(10.5%)」と続いた。
「コミュニケーション力」「落ち込みやすい」「心配性」など、内面について挙げた人が多くなっている。「性格のせいで生きにくい」「自分の性格って損だな」と感じている人が多いと推測できる。
・内気で、人との関わりを怖がって閉ざしているところ(20代 女性)
・人見知りで人間関係を構築するのが下手な性格(40代 女性)
男女問わず、また10代から50代以上まで幅広い人から票を集めた。「内気」「人見知り」という言葉で表現した人も多数。苦手というレベルを超え、人と関わることに恐怖を抱いている人もいた。
コミュニケーションが苦手なことにより、なかなか新しい友人ができない、会話すると疲れるなどの困りごとを抱えている人もいる。
・自分に自信がなく、自分を守るためにネガティブな考えになってしまうところ(20代 女性)
・一度落ち込むと、なかなか気分が上がってこないところ(30代 女性)
「自己肯定感が低い」「自信がない」「自責思考」と答えた人も含みます。
失敗したときや物事がうまくいかないときに反省することは大切だが、自責しすぎると、自信がなくなり辛くなることも多いと考えられる。落ち込むことは誰にでもあるが、「過去のことを思い出して落ち込む」「落ち込みが長く続く」という人もいた。
・些細なことでも気にしてしまう性格(30代 男性)
・挨拶されたときの相手の表情だったり、会話中の言葉遣いだったりをいろいろと気にしてしまう性格(40代 男性)
例えば挨拶したときに相手の表情がいつもより暗いときには、相手側に「家族とケンカした」「上司に叱られた」などの事情があるかもしれない。しかし心配性で考えすぎる人は、自分が何か気に障ることをしてしまったのではなどと考えて、苦しくなってしまう。
「ちょっとしたことをいつまでも引きずってしまう」というコメントも複数あった。
・めんどくさがりで休日もダラダラと過ごす習慣(30代 男性)
・面倒なことは後回しにする性格(40代 男性)
面倒なことを後回しにしたり、のんびりしていていつも期限ギリギリになってしまうところを変えたいと思っている人も多数。「あとで困るとわかっているのに、つい後回しにしてしまう」という人もいた。面倒なことの具体例としては、「予約」「掃除」「調べ物」などが挙げられている。
・新しいことを始めるのが怖くて、踏みとどまってしまうところ(30代 女性)
・いざ挑戦しようと思っても、失敗談などをネットでわざわざ調べて、挑戦しないところ(40代 男性)
・腰が重いところ。誘われても行くのがおっくうでつい断ってしまう(50代以上 女性)
行動できない理由としては「面倒」と「挑戦するのが怖い」の2パターンがあった。比較的「怖い」という理由が多い印象という。
遊びなどに誘われるなどチャンスはあるのに、面倒だったり怖かったりで行動できない人も多いとわかる。
・スマホでYouTubeやSNSをダラダラと何時間も見てしまう習慣(30代 女性)
・夜更かししがちな生活習慣。運動不足。朝二度寝をしてしまこと(50代以上 女性)
具体的には「夜更かし」「運動不足」「スマホを長時間見てしまう」などが挙げられた。
今の生活は健康的ではないと思いつつも、断ち切れない人も多いとわかる。ダメだと分かっていながら改善できないのは、「ルーズで自律できない」という性格が関わっているのかもしれない。
・人の言いなりになること(20代 女性)
・何でも人に合わせてしまうところ(30代 女性)
・自分の意見をはっきり言えない(50代以上 女性)
とくに女性からの回答が多くなっている。自己主張できないため、嫌なことを断れなかったり、相手の希望や意見に合わせがちになったりしてしまうという経験談も多数。
「自己主張できないため、はっきり自己主張する相手と話していると、口数が減ってしまう」というコメントもあった。
・仕事を年ごとに何回も変えるところ(20代 女性)
・ダイエットが続かない性格を変えたいです(30代 女性)
・飽きっぽいところ(40代 男性)
「諦めがはやい」「逃げグセがある」という人もいる。継続できない物事としては「仕事」「ダイエット」「勉強」「何事も」などが挙げられた。
仕事を何回も変えているなど、継続力がないせいで生活の安定性が弱くなっていると思われるケースもある。
・自分が勝手に期待していたことと違う行動をされると、少し不機嫌になってしまう(20代 女性)
・仕事でうまくいかないとイライラしてしまって、仕事を投げ出したくなるところ(30代 女性)
・すぐにイライラするところを変えたい(40代 男性)
些細なことですぐイライラしてしまう性格を改めたいと考えている人も多いとわかった。ただし常にイライラしているわけではなく、「仕事がうまくいかないときや忙しいときはイライラしてしまう」という声もあった。
なお怒りをぶつける対象としては、夫や子どもなど家族が多くなっている。
・家事を怠けてしまう(20代 女性)
・自分に甘いところを変えたい(30代 女性)
・お菓子をついつい食べてしまう意思の弱いところ(40代 女性)
女性からの回答が多くなっている。家事を時々休んだり、たまに甘い物を楽しんだりすることは、必要な休息だと考えることもできる。しかし自分自身を「度を越してルーズだ」「だらしない」と感じている人も多いとわかった。
自分を変えたいと思う理由の圧倒的1位は「辛いことが多い(52.6%)」で、全体の半数以上を占めた。日常生活でストレスや困難を感じているために、自分を変えたいと感じている人が多数。
また、2位「周囲に悪影響を及ぼす(9.1%)」、5位「仕事に支障が出る(6.2%)」など、自分だけの問題にとどまらないと考えている人もいた。
・人との関わりを避けては通れないので、生きづらいから(20代 女性)
・自分の意見を言えず、損をすることが多々あるから(30代 女性)
・自分本位なので周囲から協力を得られなくなり、生きにくさを感じているからです(40代 男性)
「今の自分のままでは生きづらい」「他の人より損をしている」と感じ、自分を変えたいと考えている人が多数。具体的には「周囲に助けを求められないので大変」「些細なことを考えすぎて疲れてくる」などが挙げられている。変えたいポイントによって、感じているストレスはさまざま。
・後回しにしたことで、人に迷惑をかける結果になったからです(30代 男性)
・いつもケンカや論争が絶えず、子どもに良い影響がないから(40代 女性)
・よく考えてから言葉を発しないと、誤解を招いたり相手を傷つけたりすることになると思ったからです(50代以上 女性)
例えば「怒りっぽいので子どもが委縮する」「時間にルーズなので待ち合わせ相手に迷惑をかける」といった回答がある。自分の性格や行動が周囲に影響していると気づき、自分を変えたいと思っている人も多いとわかった。
なお悪影響とは、相手を傷つけるような態度や言葉だけではない。「ネガティブで落ち込むことが多いので、周囲にも暗いオーラが漂ってしまう」という回答もあった。
・計画してから行動するという慎重なところがあるので、すぐに行動できる人に憧れる(20代 女性)
・先にやることをさっさと済ませることで、後々の予定に余裕を持てる大人になりたいから(30代 男性)
・今の自分よりもワンランク上に進みたいから(40代 女性)
自分の欠点を改善することで、より良い自分になれると考えている人も多数。憧れの人やなりたい人のイメージがあり、近づきたいと考えている人も多い印象。
・客観的に見たときに、自分がダメ人間すぎて好きになれないから(20代 女性)
・せっかくの休日をほとんど何もせず家でくつろいでいる自分が嫌いだから(30代 男性)
・50歳になり残りの人生が少なくなってきたので、嫌な自分を治して、自分を好きになりたいから(50代以上 女性)
今はコンプレックスや劣等感があるものの、今後は自分を好きになって、自信をもって楽しく人生を送りたいと考えている人も多数。内面だけではなく、自分の容姿や体型が好きではないという人もいた。
「自分で自分のことを嫌っていると、自信がさらになくなり、悲しくなる」という意見も。変えたいところの種類に関わらず、自分のことが嫌と感じているのはストレスになるとわかる。
・仕事を後輩に振れず、自分で抱えてしまいがち(20代 女性)
・細かいことにこだわりすぎるがゆえに、仕事に悪影響をきたしているから(30代 男性)
・仕事で周りにうまく説明できないから(40代 女性)
とくに、コミュニケーション能力を改善したい人からの回答が多くなった。
コミュニケーション能力に自信がないと、周囲と協力しながら仕事を進めなければいけない場面で、困難や疲れを感じることが多いと考えられる。
・もっと明るい性格にな友達をつくりたいからです(20代 男性)
・周りを見ると楽しそうで、羨ましくなるときがあるから。一人でいることも好きだけど、気軽に人間関係を構築できたらいいのにと思ってしまいます(30代 女性)
・あまり交友関係が広くないので、もう少しいろいろな人とコミュニケーションがとりたい、と思うようになってきました(40代 女性)
「コミュニケーション能力を改善したい」という人からの回答が多くなっている。人間関係を広げたい理由としては、「友達ができなくて辛い」「1人では生きていけない」などが挙げられた。
・周りの人の意見やどう思われるかを気にして行動しているから(20代 女性)
・考えすぎて、なかなか新しいことに挑戦できないからです(30代 女性)
・自分が本当にやりたいことができていない(50代以上 男性)
行動力がない人や自己主張できない人からの回答が多くなった。
やりたいことを我慢したり、一歩踏み出せなかったりしてきたので、自分を変えたいと感じた人も多数。「やりたいことができるようになれば、スキルが高まる」という意見もあった。
「自分を変えるために取り組んでいる方法」を聞いたところ、もっとも多かった回答は、「本・動画などで勉強(15.7%)」だった。次ぐ2位は「環境・状況を変える(10.9%)」、3位は「苦手分野に取り組む(9.5%)」となっている。
苦手な分野を克服するために勉強したり、苦手分野に取り組んだりと努力している人が多数。一方自分を変えるのではなく、自分が身を置く環境や状況を変える人も多くなっている。
・人生を豊かにする自己啓発系の動画を見る(20代 男性)
・不安を改善するために、不安にならないようにする本を読んでいます(30代 女性)
・読書をして考え方を変えようとがんばっている(40代 男性)
変えたいところの種類に関わらず、自己啓発系の本や動画・ネット記事で勉強している人が多くなっている。知識を取り入れるために動画を見るのではなく、モチベーションを高めるために動画やSNSの投稿を活用している人もいた。
・仕事上では関わるが、プライベートで苦手な人とは関わらない(20代 女性)
・他人との関わりを減らしている(30代 男性)
・仕事を抱えすぎないように工夫しています(40代 男性)
理由としては「自分を変えるのは難しいから」などが挙げられている。とくに、苦手な人や集まりを避けるなど、人との関わりを減らしているという回答が目立った。
・小さなことでもできそうなことは、まずやってみるように意識している(20代 女性)
・できるだけ人と目を合わせて話すように心がけています。ただ負担・ストレスにはなってしまうので、ほどほどに取り組んでいます(30代 女性)
・1日少しずつでも勉強に取り組むようにしている(40代 男性)
「できるだけ」「なるべく」というワードも多く見られた。いきなり大きく自分を変えることはできなくても、少しずつ変えていこうとしている人も多いとわかる。例えば面倒くさがりな部分を変えたい人は、5分だけやってみるといった工夫をしている。
・自分から積極的に初対面の人に話しかけるようにしている(30代 男性)
・「やる」と「やらない」を迷ったときは、「やる」を選択する(50代以上 女性)
コミュニケーションが苦手なところを変えたいという人からの回答が多くなっている。コミュニケーションが苦手だと人と関わるのを避けてしまいがちになるが、少し積極的になって同僚などに声をかけるように努力している人も多いとわかる。
自己主張できないという人からも、「ダメもとでも意見を言ってみる」「親しい人には自己主張してみる」といった回答が寄せられた。
・1日のスケジュールをたてて、やることをしっかりと確認する(10代 男性)
・アナログ手帳を用意し、タスクをすべて書き出し、予定を管理する(30代 女性)
・予定やスケジュールをスマホに記録して、時計を常に確認するようにして、時間をしっかり管理するようにしています(40代 女性)
「面倒くさがりなところを変えたい」という人からの回答が目立った。スマホアプリを使ってタスクやスケジュールを管理している人もいる。
・気になったことがあってもすぐには言葉にせず、一度考えるように意識している(20代 女性)
・イライラしたときに深呼吸をしたり、いったんその場から離れてクールダウンする(30代 女性)
・ひと呼吸置いてから話すようにしています(40代 男性)
「怒りっぽいところを変えたい」「余計な一言を言ってしまう」という人からの回答が多かった項目。またネガティブで考えすぎてしまう人からも、ひと呼吸置いて悪いほうへ流れてしまいそうな思考を止めるというコメントがあった。
・気持ちを切り替えるために適度な運動をする(30代 男性)
・感情の浮き沈みをなくすためにヨガをしたり、クヨクヨ悩むことを防止するために運動したりし始めました(30代 女性)
・毎晩、NHKのテレビ体操とInstagramを見ながら体操をすること。体を動かすことは精神にとても良いと聞くので(50代以上 女性)
落ち込みやすい人が気分転換として運動しているケースが多数。もちろん、外見や生活習慣を変えたくて運動に取り組んでいる人もいた。
自分を変えたいと思う主なきっかけは、自身の性格や行動によって辛いことが起きたり損したりすることだとわかった。
「辛いな」「嫌だな」と思ったときにすぐ行動を起こせば、自分を変えるモチベーションが高い状態で始動できると考えられる。
自分を変えるためには、自己啓発本や動画で勉強している人が多数。本などを参考に、少しずつできる範囲で行動を起こしている人もいた。
■中村果生莉氏の考察
行動を起こす際“自分にOKをあげられるライン”が高すぎると「ダメだ…」「できなかった…」といったネガティブな感情が生まれ自己評価がどんどん下がっていってしまいます。
自己評価を高めるためには、行動目標を「どんなに小さくても確実にできること」に設定し、達成した時に感じるポジティブな感情を繰り返し感じながら成功体験を積み重ねていくことが重要です。
OKラインを見直して“ダメな自分”から卒業しましょう!
▽監修者紹介
中村果生莉
元新体操選手。 14歳で日本代表選手として国際大会に出場、団体金メダルを獲得。自身の経験からプレッシャーや不安などを抱え、苦しんでいる子の心のサポートがしたいという想いがきっかけとなりメンタルトレーナーを目指す。 2023年に株式会社リコレクト取締役社長に就任。 現在もアスリートを中心に、ジュニア世代、企業研修などメンタルトレーナーとしても幅広く活動している。
【調査概要】
調査対象:全国の男女
調査期間:2024年10月6日~10日
調査機関:株式会社エミリス https://emiris.net/ による調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:504人(女性354人/男性150人)
回答者の年代:10代 1.6%/20代 22.8%/30代 36.3%/40代 24.2%/50代以上 15.1%
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編集/杏奈(ガクラボメンバー)
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