副業したい方必見、時間に縛られない仕事のメリット・デメリットとは?#Z世代pickフレッシャーズ

2024/09/24

社会人ライフ

こんにちは!リリースピッカーの杏奈です。時間に縛られない仕事ってどう思いますか?メリット・デメリットそれぞれを深ぼっていきましょう!

株式会社 R&Gは、時間に縛られない仕事をしたことがある240人を対象に意識調査を実施し、そのデータをランキング化した。
詳細はこちら( https://r-andg.jp/blog/6844 )

「毎日同じ時間に出勤し、時間に縛られて仕事するのはしんどい」「自分のペースで働きたい」と感じている人も多いのではないだろうか。

働き方改革が浸透し、副業・フリーランスへの関心も高まっている今、時間に縛られない働き方を選択している人もいる。

そこで今回、株式会社R&Gは、運営ブログ内において、時間に縛られない仕事をしたことがある240人にアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめた。

調査結果に対して、株式会社オフィスリブラ 研修講師の上松 恵子氏が考察した。

【調査概要】

調査対象:時間に縛られない仕事をしたことがある人
調査期間:2024年7月17日~31日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:240人(女性139人/男性101人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 20.4%/30代 37.9%/40代 24.2%/50代以上 17.1%

【調査結果サマリー】

・時間に縛られない仕事を選んだ理由は「子育てと両立したい」

・時間に縛られない仕事は「Webライター・ブロガー」

・時間に縛られない仕事のメリット1位は「自分のペースで仕事できる」

・時間に縛られない仕事のデメリット1位は「自己管理が難しい」

時間に縛られない仕事を選んだ理由は「子育てと両立したい」

時間に縛られない仕事を選んだ理由の1位は「子育てと両立したい(48人)」、2位は「副業したい(39人)」だった。以下、同率3位「マイペースに働きたい(27人)」「体調に配慮して(27人)」、5位「家庭・家事と両立したい(22人)」となっている。

仕事以外の大切なことと両立させたくて、時間に縛られない仕事を選んだ人が多いとわかる。

<1位 子育てと両立したい>

・子どもが幼くて外へ仕事に出られないので、時間に縛られない仕事をしたいと思った(20代 女性)

・子どもを保育園に入れられなかったので、時間に融通の効く仕事をする必要があった(30代 女性)

「子どもが小さいうちは、そばにいる時間を多くとりたい」などの理由で、時間に縛られない仕事を選んだ人が多数。プライベートを理由とした人の中でも、子育てを理由にした人がもっとも多くなった。

時間に縛られない仕事なら、幼稚園や学校の行事にも参加しやすくなる。子供の送迎なども楽になりそうという。

<2位 副業したい>

・副業をしたいから。複数の仕事を両立させるため(20代 女性)

・本業の時間が決まっておらずシフトもまばらなので、空いた時間に副業をしたいと考えたから(30代 女性)

・本業だけでは生活が回らず、副業せざるを得ない状況があったからです。既にダブルワークしているため、時間制約がないものしか選べませんでした(50代以上 男性)

時間に縛られない仕事を副業として始める人も多いで。本業のスキマ時間でできる仕事なら、副業として取り組みやすい。

副業することで収入が増え、本業では身につかないスキルや経験を得る機会にもなる。

<3位 マイペースに働きたい>

・好きなときに仕事ができるところに魅力を感じた(20代 女性)

・結婚を機に、自分のペースで仕事をしたいと考えた(30代 女性)

・いつでも好きなときに自分のペースでできるため(40代 男性)

時間に縛られない仕事は、マイペースに働きたい人にぴったり。始業時間も終業時間も、いつ休憩をとるかも、自分で決められるから。納期などに影響が出ないなら、「気分が乗らないときには仕事を休む」という選択肢もある。

<同率3位 体調に配慮して>

・体調面で、毎日決まった時間に出社して働くことが難しかったから(20代 女性)

・通院の予定があったから(30代 女性)

・体調を壊して、長時間縛られることに恐怖を感じたから(50代以上 男性)

睡眠や精神面で問題を抱えていて、朝起きるのが辛いという人も少なくない。また長時間拘束されるハードワークで体調を崩した経験がある人もいるのではないだろうか。体調面に配慮して、時間に縛られない仕事を選んだ人も多くなった。

勤務時間を体調に合わせて調整できる上、平日昼間に通院したい場合も時間をとりやすいメリットがある。

<5位 家庭・家事と両立したい>

・家事との両立をしたかったから(40代 女性)

・家事を第一優先にしたいため(50代以上 女性)

家事を優先するために、時間に縛られない仕事を選んだ人もいる。「家事をどれだけ時短するか」が取り上げられることも多いが、時間をかけて丁寧に家事をしたい人もいる。

時間にも場所にも縛られない仕事なら、家事の合間にも取り組める。

時間に縛られない仕事は「Webライター・ブロガー」

時間に縛られない仕事をしたことがある240人に「実際に経験した時間に縛られない仕事」を聞いたところ、圧倒的1位は「Webライター・ブロガー(66人)」だった。Webライターやブロガーは特別なスキルがなくても始めやすいので、経験者が多いのは納得。2位「デザイナー(14人)」、3位「動画・画像編集(12人)」が続く。

時間だけではなく場所にも縛られない、「在宅でできる仕事」を経験した人が多数。職種問わず「フリーランス」「在宅ワーク」「クラウドソーシングの仕事」と答えた人もいた。

<1位 Webライター・ブロガー>

・フリーランスの映画ライター(20代 女性)

・副業程度なのですが、Webライターみたいなことをしました(30代 女性)

・フリーのWebライター(40代 男性)

副業ライター・フリーランスライターを経験した人が多数。ライターは納期さえ守れば時間と場所に縛られず働けて、初心者でも始めやすい仕事。

クラウドソーシングなどでも案件が豊富なため、パソコンとネット環境さえあれば、簡単にスタートできます。ゲーム関連のライターや映画ライターなど、好きなジャンルを選べば楽しく仕事できるという。最初は副業でも、経験を積んでスキルを伸ばしていけば、本業にすることもできる。

なおブロガーは自分でブログを運営して、広告収入で稼ぐ仕事。ブログ記事に商品へのリンクを貼って商品販売で稼ぐ場合は、アフィリエイターと呼ぶ。ブロガーやアフィリエイターは「1文字◯円」で稼いでいるわけではないため、記事を書いて収入が発生するまで時間がかかることも多く、なかなか収入が発生しないこともある。

<2位 デザイナー>

・フリーランスでWebデザイナーの仕事をしています(40代 男性)

・フリーランスのインテリア及びグラフィックデザイナー(50代以上 男性)

フリーランスとしてWebデザインやグラフィックデザインの仕事を経験した人が多数。デザインもクラウドソーシングなどで個人に外注されることが多く、フリーランスとして受注しやすいジャンルになっている。

在宅やフリーランスの場合、納期さえ守れば時間に縛られない。

<3位 動画・画像編集>

・フリーランスの動画編集(20代 男性)

・フリーランスの画像加工(20代 女性)

・YouTubeのテロップ制作(40代 女性)

YouTubeやTikTokに投稿する動画の編集を行うのが、動画編集。画像編集はECサイトやSNSに投稿する画像の編集を行う。

外部に編集を委託する企業やクリエイター(投稿者)も多いため、注目されている仕事のひとつ。在宅やフリーランスで作業できるので、時間に縛られず働ける。

<4位 データ入力>

・個人事業主としてのデータ入力(30代 男性)

・データ入力作業を在宅でしています(30代 女性)

・委託業務のデータ入力(40代 女性)

アンケート結果や検索結果などを、表計算ソフトに転記していくのがデータ入力の仕事。在宅やフリーランスのデータ入力だと、納期を守ればいつ作業しても構わないため、時間に縛られず働ける。

専門的なスキルやツールも必要なく、初心者でも始めやすい仕事のひとつ。ただし単価が低くなりがちな点には注意したほうがいい。

<5位 ITエンジニア>

・クラウドソーシングでのシステム開発請負(20代 男性)

・IT関連の仕事に従事しています。会社に所属していても、フルリモートでフルフレックスなら時間に縛られず働けます。月の稼働時間は決まっているものの、いつどれだけ働いてもいい環境です(20代 女性)

フリーランスのITエンジニアとして働いている人もいれば、会社員として時間に縛られない働き方を実現している人も。

会社員でも、フルフレックス制なら時間に縛られず働ける。ITエンジニアはリモートで働ける仕事も多く、時間や場所にとらわれず働きやすい職種と言える。スキルを身につけていれば、フリー転身後に稼ぎやすい職種でもある。

<同率5位 翻訳>

・フリーランスの翻訳者(40代 女性)

・英語やフランス語の翻訳(50代以上 女性)

翻訳も在宅ワークやフリーランスとして活動しやすい職種のひとつで、「産業翻訳」「出版翻訳」「映像翻訳」などがある。翻訳専門のクラウドソーシングを使えば、スキマ時間で取り組める短文の案件も簡単に探せる。

翻訳者として継続的に稼いでいくためには、英語力だけではなく翻訳の種類に応じたスキルも必要。

時間に縛られない仕事のメリット1位は「自分のペースで仕事できる」

時間に縛られない仕事のメリットの圧倒的1位は「自分のペースで仕事できる(133人)」だった。2位「プライベートと両立しやすい(57人)」、3位「スキマ時間を活用できる(32人)」が続く。以下、4位「体調に合わせて仕事できる(17人)」、5位「ストレスが少ない(16人)」の結果。

「プライベートや体調を大切にしながらマイペースに働けるので、ストレスが少ない」のが、時間に縛られない仕事のメリットと言える。また家事や子育てでまとまった時間がない人でも働けて、社会とのつながりを維持でき、収入も得られる。

<1位 自分のペースで仕事できる>

・朝だけ働いたり、夜だけ働いたり、自分の都合に合わせて勤務時間を調整できる(20代 女性)

・24時間、好きな時間に仕事ができることです(40代 男性)

「時間に縛られない仕事=自分のペースでできる仕事」とも言える。働く時間を自由に決められるため、仕事以外の都合に合わせやすいのがメリット。

「朝型なので早朝に働きたい」「夜に作業するほうが捗る」など、個人の生活リズムに合わせて働くことができる。

<2位 プライベートと両立しやすい>

・子どもの行事などに参加しやすい(30代 女性)

・納期以外は気にしなくていいので、プライベートの時間を大事にできる(40代 男性)

・介護をしなくてはいけないときに、手を離せる(50代以上 女性)

「子育てや介護をしている人」「趣味に時間をかけたい人」にとっては、とくに大きなメリットとなる。時間が固定されないため、効率的に仕事を終わらせれば、プライベートの時間が増える。

または余った時間で別の仕事をこなし、収入を増やす選択肢もある。

<3位 スキマ時間の活用>

・私にとってのメリットは、子育てのスキマ時間を有意義に過ごせることでした(40代 女性)

・生活の中で必ずスキマ時間は生まれます。時間を有効活用できるメリットは大きいです(50代以上 男性)

「生活の中で、不定期に手持ち無沙汰な時間ができる」という人も多いのではないだろうか。突然できたスキマ時間を有効活用して収入を得るために、時間に縛られない仕事はぴったり。

急に思い立ったときも、クラウドソーシングでタスク形式の仕事をこなすことは可能。また最近では即日勤務可能な「スキマバイト」も浸透しつつある。

<4位 体調に合わせて仕事できる>

・体調が悪いとき、何も気にせず休める(40代 女性)

・突然の体調不良でも、他人に迷惑かけることが少ない(50代以上 男性)

会社勤めや「発注元との契約で、作業時間が決められている仕事」だと、多少体調が悪くても無理して働いてしまう人もいる。例えば、生理痛や寝不足などだと、無理して出勤する人も多いのではないだろうか。

時間に縛られない仕事なら、「しんどいときには作業開始時間を遅らせる」などの調整が容易。自分を大切にしながら働けるのも、時間に縛られない仕事のメリットと言える。

<5位 ストレスが少ない>

・身体面だけでなくメンタル面でも余裕が生まれ、ワークライフバランスが整う(30代 女性)

・精神的なストレスがない(40代 男性)

体調に配慮しながらマイペースに働けると、ストレスが減る。決まった時間に出勤すること自体がストレスな人にとっては、ストレスの原因がなくなる。

また時間に縛られない仕事には在宅でできる仕事も多いため、通勤や職場の人間関係によるストレスが減るのもメリット。

時間に縛られない仕事のデメリット1位は「自己管理が難しい」

時間に縛られない仕事のデメリットとしてもっとも多かった回答は「自己管理が難しい(120人)」だった。2位は「収入が不安定(53人)」、3位は「収入が少ない(51人)」。

時間に縛られない仕事では、強制力がない分、自己管理が重要。自己管理がうまくできないと、収入が減ったり不安定になったりする。

<1位 自己管理が難しい>

・オンオフの切替が難しく、気が緩みがちになる。365日休みであるが、365日仕事でもある感覚(30代 女性)

・休み過ぎたり、仕事をし過ぎたり、自分を管理することが難しい(40代 女性)

・自分に厳しくないと怠惰になって仕事が進まない(50代以上 男性)

時間に縛られない仕事ではマイペースに働ける反面、自分でスケジュールを考え、スケジュールに沿って動くよう自分を律する必要がある。そのためダラダラしがちな人だと、モチベーションが下がると仕事が進まない状態になりがち。結果として納期ギリギリになってしまい困ることもある。

約束が守れなかったり仕事の質が悪かったりすると、上司や同僚やクライアントからの評価が下がってしまう。

一方仕事に没頭してしまうタイプの人も、体調面などに注意が必要。実際に「気づけば夜中まで仕事してしまい、翌日に響く」「休日をとるという感覚がない」といった体験談が寄せられている。

<2位 収入が不安定>

・固定収入が得られない(20代 女性)

・収入が安定しない。自分の腕次第で収入が減る(30代 女性)

・仕事量にバラツキがあり、あまり収入が安定しない(40代 男性)

フリーランスとして、時間に縛られない仕事で「成果報酬」を得ている人も多い。成果報酬の場合、仕事量が少なかったり低単価の仕事が多かったりすると、収入が減ってしまい、収入が安定しない。

収入の不安定さは信用の低さにもつながり、フリーランスはクレジットカードやローンの審査で厳しく審査されがち。またフリーランスとして働いている場合は、体調を崩して仕事できなくなっても、雇用保険からの手当はない。

<3位 収入が少ない>

・もっと稼ぎたいと思っても、なかなか高収入の仕事がもらえないことです(20代 男性)

・固定給じゃないので収入が低い(30代 女性)

・単価が安いので、数をこなさなければならない(40代 女性)

高いスキルを活かして働いている場合、時間に縛られない仕事でも稼げる。会社員からフリーランスに転身して収入アップを叶えた人も、もちろんいる。しかし仕事の内容や量によっては、なかなか希望する収入に到達しないことも。

スキマ時間だけで働いている場合などは、生活を支えられるような、まとまった収入を得るのは難しい。

まとめ

時間に縛られない仕事には、マイペースに働けてストレスが減るというメリットがある。プライベートを充実させたい人にとっては、メリットの大きな働き方。ただマイペースすぎると仕事や生活リズムに支障が出るため、自律も求められる。

「個人事業主やフリーランスとして働く」「フレックスタイム制度やワーケーション制度を導入している企業で働く」など、時間に縛られず働く方法はいくつかある。

時間に縛られる生活が苦痛な方人は、時間に縛られない仕事への転職を目指してみてはいかがだろうか。

上松 恵子氏の考察

「時間に縛られない働き方」は年々関心が高まっています。コロナ禍を機にさらに進んだプライベートとの両立意識や学校でもオンライン授業の導入が加速した影響を受け、今後もこの傾向は続くでしょう。

本調査の「時間に縛られない働き方」として経験した職種でもWebやITを活用した仕事が上位を占めましたが、これらのスキルを高めておくことも、「時間に縛られない働き方」を選択するためには重要となります。 

企業側の視点に立ってみれば、「フレックスタイム制度やワーケーション制度を導入」するなどの働き方改革によって、在籍する社員はもちろん、求職者から見た組織としての魅力を高めることに繋がります。働き方の選択肢の追加を検討する良いタイミングです。

■監修者紹介

上松 恵子 

株式会社オフィスリブラ研修講師 

広告代理店や学校法人での勤務を経て、2017年6月に独立。「働き方改革」「女性活躍」の研修・コンサルティングを通して、誰もが働きがいと働きやすさを感じることができる組織づくり支援を実施している。 現在はゲームで疑似体験しながら自ら考え、学ぶ 「体感型ゲーム研修」や、「効き脳診断」を活用した組織開発や人材育成を中心に活動中。

※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://r-andg.jp/blog/6844

■株式会社R&Gについて
株式会社R&Gは埼玉県を拠点に製造業、物流業、通訳等に特化した人材派遣。一般の派遣会社と違い留学生等の外国人派遣でご案内しております。あわせて外国人の生活を来日から就職・その先まで一貫したサポートも行っています。

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編集/杏奈(ガクラボメンバー)

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