【2024年版】退職理由ランキング|本音・建前ともに退職理由で最も多かったのは? #Z世代pickフレッシャーズ

2024/09/01

社会人ライフ

こんにちは!リリースピッカーの杏奈です。退職したいけど本音は言えない!?皆はどんなことを思って退職したのか、その本音と建前をご紹介します。

【調査サマリー】

  • 本音・建前ともに退職理由で最も多かったのは「肉体的、精神的健康を損ねた」
  • 本音の退職理由では人間関係や労働条件、給与といった会社への不満が上位を占める
  • 建前の退職理由では、健康被害に次いで「キャリアアップしたい」や「家庭の事情」が上位を占める
  • 男性の本音では、健康被害や会社への不満に次いで「自分がやりたい仕事ではなかった」が多い
  • 男性の建前で多い退職理由は「キャリアアップしたかった」
  • 女性の本音では、男性と比較して結婚や出産を機会に退職を考える人が多い結果となった
  • 女性の建前の退職理由で最も多いのは「結婚や出産などのライフイベントのタイミング」
  • 離職につながった会社都合のトラブルは「休日が取れない」や「ハラスメントなどの人間関係の悪さ」が多くを占める

今回のアンケート項目

今回のアンケートでは男女697名に対し、次の調査を行った。

  • 本音の退職理由
  • 建前の退職理由
  • 離職につながった会社都合のトラブル事例

■退職理由の本音ランキング

正社員で働いていた勤務先をはじめて退職したときの「本音の退職理由」を調査したところ、以下の結果となった。


本音の退職理由で最も多かったのは「肉体的、精神的健康を損ねた」でした。過度な労働やストレスが多い職場環境が要因していると考えられる。

他には人間関係や労働条件、給与面などの会社への不満が多くを占めている。

退職理由の本音には、労働環境が起因する健康被害や会社に対する不満など、外部要因によるものが多い結果となった。

【男性】退職理由の本音ランキング

男性が正社員で働いていた勤務先をはじめて退職したときの「本音の退職理由」を調査したところ、以下の結果となった。

全体ランキングと同じく労働環境の悪さがトップを占めている。男性に多い本音の退職理由としては、「他にやりたい仕事がある」や「キャリアアップ・成長したい」などが挙げられ、将来に対する不安が見られる結果となった。

自分の将来のビジョンをしっかり持った向上心の強さがうかがえる。

■【女性】退職理由の本音ランキング

女性が正社員で働いていた勤務先をはじめて退職したときの「本音の退職理由」を調査したところ、以下の結果となった。

女性の本音の退職理由も労働環境の悪さが上位にきており、会社への不満は男女問わず多くの人が抱えている問題と言える。

一方で「結婚や出産などのライフイベントのタイミング」が4位になっている点が男性との大きな違い。女性はライフイベントとなる結婚や出産を機会に、退職を考える人が多いことが分かる。

■退職理由の建前ランキング

正社員で働いていた勤務先をはじめて退職したときの「建前の退職理由」を調査したところ、以下の結果となった。

建前の退職理由で最も多かったのは、本音の退職理由と同じく「肉体的、精神的健康を損ねた」となった。

体調の悪化は会社としてもこれ以上働かせるわけにはいかないので、本音でも建前としても使いやすい退職理由となっている。

他には「キャリアアップや自己成長のため」や「家庭の事情」「ライフイベントのタイミング」が上位を占めている。

会社への不満やネガティブな理由が本音としてある一方で、建前では会社への不満を伝える人が少ないことが分かる。

■【男性】退職理由の建前ランキング

男性が正社員で働いていた勤務先をはじめて退職したときの「建前の退職理由」を調査したところ、以下の結果となった。


男性の建前の退職理由で最も多かったのは「キャリアアップしたいため」だった。他には「仕事内容が自分に合わない」ことや「やりがいを感じず自信を失った」など仕事への適応力に関する理由が多いという。

「やりがいを持ってキャリアアップしたい」という熱意を会社に伝えて、穏便に退職したい男性が多い結果だと考えられる。

■【女性】退職理由の建前ランキング

女性が正社員で働いていた勤務先をはじめて退職したときの「建前の退職理由」を調査したところ、以下の結果となった。


女性の建前の退職理由で最も多かったのは「結婚や出産などのライフイベントのタイミング」となった。

家庭の事情や結婚・出産などのライフイベントは、会社としても受け入れやすい退職理由だと考えられる。

「キャリアアップや自己成長したい」も建前の退職理由として上位を占めているので、男性と同じくポジティブな理由を述べて穏便に退職したい人が多いことがうかがえる。

■離職につながった会社都合のトラブル事例

離職につながった会社都合のトラブル事例を調査したところ、以下の結果となった。

離職につながった会社都合のトラブルは「休日が取れない」ことや「ハラスメントなどの人間関係の悪さ」が上位を占めている。

労働環境の悪化やワークライフバランスの乱れは、離職につながる大きな要因となっていることが分かった。

労働環境の悪化によるストレスは、心身の不調をきたす原因となる。退職理由の上位を占める「肉体的・精神的体調」の悪化にもつながっていると考えられる。

総括

今回の退職理由に関する697名への調査により、主に次のことが分かった。

  • 本音・建前ともに退職理由で最も多かったのは「肉体的、精神的健康を損ねた」
  • 本音の退職理由では人間関係や労働条件、給与といった会社への不満などの外部要因が上位を占める
  • 建前の退職理由では、健康被害に次いで「キャリアアップしたい」や「家庭の事情」が上位を占め、会社への不満を直接伝える人は少ないことが分かる
  • 男性の本音では、健康被害や会社への不満に次いで「自分がやりたい仕事ではなかった」という人も多く、納得のいくキャリアを追い求める人が多いことが分かる
  • 男性の建前で多い退職理由は「キャリアアップしたかった」となり、会社への不満を抱えつつも自己成長を理由にする人が多いことがうかがえる
  • 女性の本音では、健康被害や会社への不満に次いで、結婚や出産を機会に退職を考える人が多い結果となった
  • 女性の建前の退職理由で最も多いのは「結婚や出産などのライフイベントのタイミング」となり、会社側も受け入れやすい理由であることがうかがえる
  • 離職につながった会社都合のトラブルは「休日が取れない」や「ハラスメントなどの人間関係の悪さ」が多くを占める

退職理由を全体で見ると、本音・建前ともに「肉体的、精神的健康を損ねた」が最も多い結果となった。体調の悪化は、会社としてもこれ以上働かせるわけにはいかないので、本音でも建前としても使いやすい退職理由であることが分かる。

また、離職につながった会社都合のトラブルの調査では、「休日が取れない」や「ハラスメントなどの人間関係の悪さ」が多くを占めており、退職理由の上位を占める肉体的・精神的体調の悪化にもつながっていると考えられる。

性別で分けてみると、男性においてはキャリアアップや会社の将来性を考えたうえで退職に踏み切る人が多い一方で、女性は結婚や出産などのライフイベントのタイミングで退職に踏み切る人が多い傾向にあることが分かった。

男女ともに本音では会社への不満を持って退職する人が多いが、建前では直接会社に不満を伝える人が少ない結果となった。

退職時に引き止められそうな場合やトラブルに発展する恐れがある人は、会社に不満があったとしても円満退職できるような建前の理由を用意するといいかもしれない。

【調査概要】

調査主体:GOLD CAREER
調査方法:クラウドソーシングサイト上のアンケート
調査対象:クラウドソーシングサービスに在籍する697名に対して実施
実施期間:2024年6月24日〜2024年7月14日
参照元:https://gold-career.co.jp/retirement-reason-ranking/

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編集/杏奈(ガクラボメンバー)

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