祝!初ボーナス!!! ボーナス入ったらどうする? #キャリアロードマップの一歩目

2022/07/13

給料・年収

こんにちは! キャリアカウンセラーの"ひつじ"です。
さて、うれしい賞与の時期ですね。
この春に社会人になった方は支給対象外の場合が多いかと思いますが、今回は今後の参考のためにも賞与についてお話していきましょう。

<目次>
1.賞与の使い道って、何が正解?
2.新入社員は賞与なしって、どういうこと???
3.お給料でも毎月取るのに、賞与まで!
4.賞与でしてはいけないこと

賞与の使い道って、何が正解?


初任給も特別感がありますが、給与とは別に、まとまって支給される賞与はテンションだけでなく、仕事へのモチベーションがあがりますよね。ゴールデンウィーク明けの心身のだるさを紛らわすために、賞与支給日までカウントダウンをしている人も世の中にはいるくらいです。

大手で給与の2~3ヶ月、中小企業で1ヶ月が平均と言われているボーナスですが、額が大きいので、どう使うのが正しいのか、他のみんなはどういう使い方をしているのか気になるところだったりします。 
2017年のコロナ前の記事ですが、よその人のお財布事情が気になる人は参考にしてみてください(「夏ボーナスの使い道Top5」https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/50022)。

ここ最近の相次ぐ値上げラッシュで、「生活費の支払い」に充てざるを得ない人や、今後の将来に備えて「貯蓄」をする人は増えて、コロナの影響で緩和されつつあるとはいえ「旅行」への支出はまだまだ少ないのが今年の傾向かなと思います。

以前の記事(お給料が入ったらどうする?新入社員からのお金との付き合い方)でも書いたように、貯蓄は大事です。

またキャリアカウンセラーとしては、賞与は「キャリアアップのための資金にする」と言うのが正解なのかもしれません。でも、「何か楽しみがなかったら、働くのがしんどくならない?」と個人的には思ってしまうわけです。

これからの人生、働く時間はとても長いでしょう。
長い社会人生活において、仕事のやりがいだけをエンジンにするのは難しいことだと思います。だからこそ、自分へのご褒美というか、モチベーションをあげられる使い方をしても良いのではないでしょうか? (理想としては、貯蓄とご褒美に分散することですけどね)

新入社員は賞与なしって、どういうこと???


「社会人になったぞ! ボーナスだ!」と思いきや、「新入社員は賞与なしだよ」とさらりと言われ、軽くショックを受ける人も多いかと思います。
0円はかわいそうだと、新入社員に寸志がでる会社もありますが、少数派ですね。

入社しているにも関わらず、どうして新入社員には支給がないのかというと、賞与の査定期間が入社前で、まだ在籍していないからです。

よくあるパターンとしては

・賞与支給時期:夏、冬(年2回)
・夏賞与査定期間:10月~3月
・冬賞与査定期間:4月~9月

ですかね。 

こういう仕組みの会社だと、新入社員は冬賞与からということになります。

この辺は会社ごとに決まりがあるので、自分の会社はどうなんだろう?と気になる方は、就業規則や関連規定を確認してみてくださいね。

ちなみに、賞与の支給原則として「賞与支給日に在籍していること」と定めている会社は多いため、賞与支給月の月末退職者は割といます。

お給料でも毎月取るのに、賞与まで!


うれしい賞与ですが、給与と同じく、がっつり社会保険料や税金持っていかれます。

中小企業では「金一封」みたいな形で現金支給されるところもあるようですが、支給形式が違ったとしても、社会保険料と税金は容赦なく引かれます(翌月の給与の社会保険料等に金一封分を上乗せしたりして)。

子供の頃のお年玉と違って、全額が自分のものにはならないのですよね。

どんどん上がっていってる社会保険料や税金ですが、大体の目安として、支給額の2~3割程度が引かれます。実際いくら手元に入金されるのか気になる人は、ネットにシミュレーションサイトが色々あるので、試してみてください(悲しくなるけど)。

賞与でしてはいけないこと


賞与が支給されることで、気が大きくなって色々と買い物をしてしまったりというのは、あるあるです。

でも一番気をつけて欲しいというか、なるべく避けて欲しいことは(本当は「しないで」と声を大にして言いたいけど)、「支給額の確定していない賞与をあてにして、先に物を買う」ということです。

住宅ローンもしかりです。 働いていると、賞与って当たり前のように支給される感覚になるのですが、給与と違って、カットされても法的に問題ないんですよ(正しい手続きは必要ですが)。

賞与の実務処理を担当していた身としては、「上げたお給料を下げるのは難しいが、賞与は簡単」という感覚があります。賞与カットは、みなさんが思う以上に割とあっさりできます。

賞与が減ろうがなかろうが、賞与払いにしたローンやカードの支払い請求は来ます。先の見えないこのご時世だからこそ、余計に堅実な金銭管理をしておいて欲しいなと思います。

最後に


貯蓄は大事と言っているくせに、浪費家なので、理由をつけては賞与を使う私です。

今までは「私が経済を回してあげている」と言っていたのですが、先日Twitterで、「買いたいときに買わないと、将来は物価が上がって買えなくなるかもしれない」という言葉を見かけ、私が社会人になった頃に人気だったブランドもののアクセサリーについて調べてみました。

現在の価格は当時の1.7倍(お給料は、1.7倍になってないのにね)。

今後の浪費理由は「今のうちに買っておかないと」にしようと思います(ダメな社会人の見本)。

みなさんは、きちんと将来を見据えたマネー管理をしてくださいね。

ライター:ひつじさん文・ひつじ
キャリアコンサルタント&産業カウンセラー。新卒入社の企業での採用&研修担当を経て、現在はコンサルティング会社にて企業の相談事をメインに活動中。子持ち、資格マニア、雑学大好き。就職転職だけでなく、結婚出産等も含めたキャリア相談に定評あり。
Twitter:@ career_sheep


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