PayPayに銀行口座が登録できない場合の原因と対処法

更新:2023/10/06

お金の知識


PayPayの支払手段として、銀行口座を登録する方法があります。ここでは、銀行口座を登録しようとしたものの、エラーで登録できない場合の原因と対処法について解説します。登録できない原因についてはいくつか考えられますが、その原因について一つずつ解説し、対処法を示します。

(2023年5月現在)

PayPayに銀行口座が登録できない原因

PayPayに銀行口座が登録できない原因として考えられるのは、次の通りです。

1.PayPayに登録できない銀行だった

2.口座情報が間違っていた

3.PayPayまたは銀行側がシステムメンテナンス中

4.本人確認で何らかの問題がある

5.古い銀行口座が登録されている

6.法人用の口座である

7.銀行サイトで正しく入力できていない

これらの原因ごとの対処方法を順番に解説していきます。

なお、以前はYahoo!JAPAN IDとPayPayの連携ができていないと、銀行口座の登録ができませんでしたが、現在ではIDの連携がなくとも登録は可能です。過去、登録に失敗して放置していた方は再度試してみましょう。

PayPayに口座登録できない場合の対処法

paypay 口座登録できない 対処法

先ほど挙げた原因ごとに、対処方法を紹介します。

原因1.PayPayに登録できない銀行だった

PayPayには、登録できる銀行とできない銀行があります。PayPayに登録できる金融機関は、公式サイト内「利用可能な金融機関」にて確認が可能。ざっと数えて150以上の金融機関が対象です(2023年5月現在)。

上記に載っていない金融機関では登録ができませんので、改めて登録可能な銀行口座をご用意いただいた上で手続きしてみてください。

登録可能な銀行は主なところではPayPay銀行をはじめ、ゆうちょ銀行やみずほ銀行、三井住友銀行などがあります。ネット系では住信SBIネット銀行・イオン銀行やセブン銀行も。

ちなみに、過去には三菱UFJ銀行が使えない時期があったようですが、現在は対応しています。

PayPay対応の金融機関はかなり多い印象ですが、たとえば地域の信用金庫など非対応のところも数多くあるためご注意を。大手でいえば、楽天銀行は非対応となっています。

原因2.口座情報が間違っていた

PayPayに入力した銀行口座の情報が間違っていると、登録完了の前にエラーとなるはずです。基本的なところではありますが、入力した内容に誤りがないか、再度チェックしてみましょう。

原因3.PayPayまたは銀行側がシステムメンテナンス中

PayPayや銀行側でシステムメンテナンスを行っている時間帯では、銀行口座を登録することができません。たとえば、三井住友銀行は毎週日曜日の21:00~翌日7:00の間は、システムメンテナンス中であるため登録できないようになっています。

メンテナンス時間は金融機関によって異なり、PayPayの「[銀行登録・チャージ]金融機関定期メンテナンス一覧」に記載されています。一度ご確認いただき、その時間は避けるようにしましょう。

原因4.本人確認で何らかの問題がある

PayPayで銀行口座を登録するには、あらかじめ本人確認の手続きが必要です。この本人確認とのからみで、口座登録の際にエラーが出ることがあります。

●そもそも本人確認をしていない場合
⇒まずは本人確認の手続きを完了させてから、口座登録に進みます。

本人確認の申請には本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・運転履歴証明書のいずれか1点)が必要です。なお、PayPayホーム画面の「アカウント」を選択して、アカウント名の下に「本人確認済み」の表記があれば本人確認済みです。

●本人確認情報と、口座名義が一致していない場合
⇒登録済みの本人確認情報と、今回登録しようとする口座名義が異なっていると登録できません。本人確認情報と同じ名義の口座をご用意ください。

●本人確認情報に不備がある場合
⇒登録済みの本人確認情報に余計なスペース(空白)が入っていたりすると口座登録の手続きが途中で進めなくなるようです。その場合は改めて、本人確認情報の更新を行います。

このように、銀行口座の登録には本人確認との照合が行われるため、完全一致していないと弾かれてしまいます。エラーでお困りの方は、PayPayアプリ右下の「アカウント」→右上の[詳細]から本人確認の状況をご覧いただき、必要に応じて更新してみてください。

⇒本人確認の手順はこちら

原因5.古い銀行口座が登録されている

初期の頃からPayPayを利用している方は、古い銀行口座が登録されていて、本人確認情報とも一致していないというケースがあるようです。

このように名義が統一していない状態では、新しい銀行口座を登録することができません。その場合、古い銀行口座を一旦削除して、本人確認情報と同じ名義の口座を登録しましょう。

原因6.法人用の口座である

PayPayでは、法人用の口座は登録できないようになっています。繰り返しになりますが、必ず本人確認を行ったときの本人名義の口座で登録しなければなりません。

原因7.銀行サイトで正しく入力できていない

PayPay口座登録の手順の中には、それぞれの銀行サイトに移ってからの登録操作も含まれます。銀行サイトでの細かな操作はそれぞれの銀行によって異なりますが、求められるパスワードを正しく入力できないと、手続きを完了することができません。

ここでのパスワードとは、キャッシュカードの4ケタの暗証番号のほか、ネットバンキングサービスのログインパスワードやスマホ認証パスワードなどが考えられます。

パスワードを忘れてしまった場合は銀行に再発行を依頼するなどして、正しいパスワードを用意して再チャレンジしてみてください。

まとめ

PayPayに銀行口座を登録できない原因はいくつか考えられます。慌てずに対処すれば対応は可能です。原因ごとに対処方法を解説しましたので、思い当たる原因ごとに一つずつ対処していきましょう。どうしても銀行口座が登録できない場合は、直接問い合わせることも可能です。メールか電話で問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

(マイナビ学生の窓口編集部)

【監修】橋本 徹(FP Office株式会社)

大手企業に就職するも、自身の目で世界を見たいと思い22か国を歴訪。世界のお金の常識と日本の常識のギャップを肌で感じ、日本の金融教育の遅れを痛感。帰国後、自身のスキルアップと日本の金融常識を変えるためにFPに転身。海外での経験を活かし外資系金融機関でも活躍した経験を持つ。現在では年間30回以上のセミナー講師、年間個別面談500件以上の相談を受けている。

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