コンビニで電子マネーを使うときの支払いの仕方と注意点

更新:2020/08/11

お金の知識

電子マネーの普及により、財布を持たずにコンビニで買い物をする人も増えているようです。スマホひとつで気軽に買い物できるので、大学生でも利用している人は多いと思います。でも、実は使い方がよく分からなくて実際にコンビニで使用したことがない人もいるのでは? 今回はそんな人のために、コンビニで電子マネーを使うときの支払い方法について解説します。(記事中の情報は2020年8月時点のものになります)

コンビニで使える電子マネーは大きく分けて2つ

まず、コンビニで使える電子マネーは、「非接触型決済」と「コード決済」2つに分けられます。

 「非接触型決済」は、スマホアプリやチャージしたカードを指定の端末にかざして、支払いを行う決済方法です。
交通系ICカードの「Suica」や日常の買い物などで使える「WAON」カードや「nanaco」カードなどが挙げられます。また、スマホの場合、iOSの「Apple Pay」、Androidの「Google Pay」といった「おサイフケータイ」を利用した支払いが当てはまります。

一方の「コード決済」は、QRコードやバーコードを読み取って支払う決済方法です。
「PayPay」や「LINE Pay」、「楽天ペイ」などが、コード決済の代表的なものとしてあげられます。使い方としては、ユーザーがスマホに表示したQRコードを店舗側が読み取る「ストアスキャン」方式と、店舗側の提示するQRコードをユーザーが読み取る「ユーザースキャン」方式があります。コンビニで利用する場合は「ストアスキャン」が一般的になっています。

コンビニでの電子マネーの使い方

「非接触型決済」「コード決済」どちらの場合も、基本的な使い方は同じです。順を追って解説していきます。

まずは購入する商品を店員に渡し、会計時に「Suica」や「PayPay」など、支払いを行う電子マネーの種類を伝えましょう。「非接触型決済」のスマホを利用する場合は、アプリを起動しレジ前にある専用の端末にかざします。端末から決済を完了する音が鳴ったら、支払いの手続きは完了します。
「非接触型決済」のカードを利用する場合は、カードを直接端末にかざせばOK。

「コード決済」を利用する場合は、アプリを起動して読み取ってもらうためのQRコードなどを表示します。店側でQRコードを読み取ってもらえば決済完了。
支払いをする前にアプリを起動しておくようにすると、スムーズに決済を行うことができます。支払い後にはレシートが発行され、必要があれば領収書を発行してもらうことも可能です。

電子マネーで支払いができないものもある

コンビニでも手軽に使える電子マネーですが、実は電子マネーなどのキャッシュレス決済に対応していないサービスがいくつかあります。以下に、大手コンビニで共通して電子マネーでの支払いができないものについてまとめました。

電子マネーでの支払いができないもの

公共料金、通信販売などの収入代行サービス
プリペイドカード類
切手・はがき・印紙
電子マネーのチャージ
自治体指定ごみ袋・ゴミ処理券
コピー・FAX保険(バイク自賠責保険など)
前売券などのチケット類
スポーツ振興くじ(totoやBIG)

※一部例外もあり

 商品の売買に際する代金の支払いではなく、サービスに対する対価としての支払いなどは、キャッシュレスの対象外になっています。また、公共料金や通信販売などの収納代行サービスのほか、バイクの自賠責保険や前売り券などのチケットの購入なども現金のみ。QUOカードやiTunesカードなどのプリペイドカードの購入や、電子マネーのチャージもできないので注意してください。

ただ、公共料金の支払いに関しては、コード決済アプリで直接の支払いが可能になりつつあるので、確認してみると良いでしょう。

まとめ

電子マネー決算はスマホのアプリを起動するだけで使えて、なおかつポイントを受け取ることもできる、お手頃な決済手段です。しかし、支払いを行うものによっては、利用できない場合があることをきちんと押さえておきましょう。

(学生の窓口編集部)

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