Excelにあるプルダウン機能は、項目を簡単にリスト化できる便利なものです。プルダウン機能を使うことで、量の多いデータを扱う際など、便利に活用することができます。今回は、Excelのプルダウンの概要と活用法について解説します。
呼び名は違っても機能は同じ「ドロップダウンリスト」の活用法まとめ
Excel のプルダウンとは、下記のように▼をクリックすると、リストを選択できる機能です。プルダウン利用の際には、項目を覚えておく必要はなく、入力ミスを防いでくれるなど多くのメリットがあります。
ここからは、Excelのプルダウンの活用術を解説していきます。
まずは、プルダウンの基本的な使い方の手順を示します。
プルダウンの直接入力の手順
(1)プルダウンリストを作成したいセルを選択し、「データ」タブから「データの入力規則」をクリックします。
(2)「データの入力規則」のダイアログボックスを表示させ、「入力値の種類」に「リスト」を選択
(3)「元の値」にプルダウンリストの内容を直接入力します。
(4)「OK」を押すと、セルにプルダウンリストが作成されました。
次に、プルダウンの範囲指定の手順を紹介
(1)、(2)までは、直接入力と同じ手順で進みます。
(3)「データの入力規則」の「元の値」に、Sheet 1にあらかじめ作成しておいたデータ範囲を選択します。
(4)「OK」を押すと、セルにプルダウンリストが作成されました。
ここからは、プルダウンの削除の手順を紹介します。
先ほど作成したプルダウンを削除していきます。
(1)プルダウンが入力されているセルを選択し、「データ」タブから「データの入力規則」をクリックすると、「データの入力規則」のダイアログボックスが表示されます。
(2)左下にある「すべてクリア」のボタンを選択
(3)「OK」を押すと、プルダウンリストが削除されました。
プルダウンに行を追加、削除する方法を示します。
新たに項目に入力された16行目をプルダウンリストに追加します。
(1)Sheet 2にあるプルダウンリストの入っているセルを選択し、「データ」タブから「データの入力規則」のダイアログボックスを表示します。
(2)「元の値」に入力されている範囲を選択し直し、新たに16行目までの範囲を選択します。
(3)「OK」を押すと、プルダウンリストに新しい項目が追加されました。
プルダウンリストの項目の14行目と15行目を削除します。
(1)Sheet 2のプルダウンリストのセルを選択し、「データ」タブから「データの入力規則」のダイアログボックスを表示します。
(2)「元の値」に入力されているSheet 1の選択範囲を、2行目から13行目までに変更します。
(3)「OK」を押すと、プルダウンリストから項目が削除されました。
Excelのプルダウン機能には、入力が簡単になる、入力ミスを防ぐことができるなど、多くのメリットがあります。ぜひ、皆さんも、プルダウン機能を習得して、日々の作業に取り入れながら、Excelをより見やすく、使いやすいものにしていきましょう。
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