「正味」の意味と使い方! 例文で完全マスター

2018/11/07

ビジネス用語

「正味(しょうみ)」は「実質」「余分なものを除いた中身」といった意味の言葉で、料理のレシピなどにもよく登場しますよね。今回は「正味」の正しい意味や使い方などをご紹介します。

「正味」の意味と使い方

「正味」の意味や語源

『広辞苑』では「正味」を次のように説明しています。

しょう-み【正味】
(1)外皮や付属部分を取り除いた中身。また、その目方・数量。実質。
「――三〇〇グラム」
「――八時間働く」
(2)正物(しょうぶつ)。現物。ほんもの。
(3)(正味値段の略)掛値なしの値段。また、仕入れ値段。
(『広辞苑 第六版』P.1398より引用)


一般的に「正味」は、(1)の「外皮や付属部分を取り除いた中身」や「実質」という意味で使われることが多いようです。例えば、下のようなレシピがあった場合、

<<レシピ>>
鶏ミンチ肉:500g
エビ(正味):150g
タマネギ:1個
卵:1個
ショウガ:1かけ
塩:小さじ1/2
コショウ:少量
油:少量

「エビ(正味):150g」となっていますが、これは殻を剥(む)き、ワタを取るなどした後の可食部分として料理に使う「実質」の重量が「150グラム」であることを意味しています。まさに(1)で説明されている「外皮や付属部分を取り除いた中身」をあらわした使い方ですね。

また『広辞苑』の例に挙がっている「正味8時間働く」といえば、「休憩時間などを除いて8時間働く」という意味です。

他にも、関西弁には「正味の話」という表現があり、これは「実質は」「本当のところは」「正直なところは」といった意味で使われています。例えば「正味の話、どないや?」といえば、「本当のところはどうなのか教えてほしい」「実際はどうなっているのか知りたい」、「本当のところ、どうなっているのか正直に話してほしい」という意味です。

これは何でもあけすけにしゃべる、いかにも関西人らしい表現ではないでしょうか。そして、この「正味」という言葉を、テレビやネットで知った、他の地方出身者や若い世代も使い始め、現在では関西以外でもじょじょに広まって来ているようなのです。

正味の使い方

「正味」の使い方を、例文を交えて見てみましょう。

1.クリ(正味):200g
2.マラソンに参加すると正味3時間半走り続けることになる。
3.正味販売価格の30%をロイヤルティとして支払う。
4.正味の話、なんぼやったら売ってくれるん?
5.正味なところが聞きたい。
6.しょうみどうなの?
7.しょうみわからない


「1」はレシピでおなじみの使い方で、「2」と同じく『広辞苑』の説明でいえば(1)の「外皮や付属部分を取り除いた中身」や「実質」という意味ですね。「3」は契約書などを締結する際によく登場する「正味」の使い方です。こちらも意味は(1)の「実質」と同じです。

「4」から「7」は、関西弁の「正味」の表現に基づいた、「正直なところ」「本当のところ」などの意味で使う際の例です。「5」と「6」はほぼ同義で、「正直なところを教えてください」「本当はどうなのですか?」という意味になります。「7」の「しょうみわからない」は、「正直いってわからない」という意味です。

まとめ

「正味」は「外皮や付属部分を取り除いた中身」や「実質」という意味の言葉ですが、最近では若い世代を中心に「正直なところ」「本当のところ」といった意味でもよく使われています。これは関西弁にある「正味の話」などの表現をもとにしたものだと考えられています。言葉の意味は時代とともに変化していくものですが、そのうち『広辞苑』の「正味」の項目に「本当のところ」「正直なところ」という説明が掲載されるかもしれませんね。

(高橋モータース@dcp)

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