ビジネスシーンでよく使う用語の一つに「取引先」があります。社会人でなくても使ったことがあったり、よく耳にしたりする言葉ですよね。ではみなさんは、この「取引先」の意味をちゃんと説明できますか? 今回は「取引先」とそれに似た言葉の意味を紹介します。
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そもそも「取引」とはどういった意味なのでしょうか。『広辞苑 第六版』には、
●取引
1.商人と商人、または商人と顧客との間の売買行為。
2.営利のためになす経済行為。
3.相互の利益となるような交換条件で事を処理すること。
(P.2049より引用)
このように記載されています。それをふまえ「取引先」の意味を同じく『広辞苑 第六版』で調べてみると、
●取引先
取引の相手である先方。取引相手。
(P.2049より引用)
となっています。取引先とは、取引の意味にある1-3のいずれかのやりとりをしている相手、ということですね。つまり、頻度や形式を問わず取引をしている相手であれば、それは全て「取引先」ということになります。
企業HPなどを見ると、会社概要の欄によく取引先が記載されていることがあります。中には「主要取引先」と記載されている企業もありますよね。この主要取引先とは、数多くある取引先の中でも、特に重要な取引を行っている相手のことです。
例えば、会社の利益を左右するような大きな契約をしていたり、長期間にわたりやりとりをしているなど、会社にとって失ってはならない相手です。
「取引先」に似た言葉として「得意先」というものがあります。『広辞苑 第六版』によると、
●得意先
日常良く取引をしている相手方。商家などで常に買ってくれる客。取引先。
(P.2001より引用)
つまり、「取引先の中でも特に取引の頻度が高い相手」のこととして使うのが適切です。
また「商家などで常に買ってくれる客」という意味があるように、「たくさん買ってくれる重要な顧客」を「得意先」と呼ぶこともあります。例えば、会社の製品を多く仕入れてくれる取引先や、商品をたくさん購入してくれるお客さんは「得意先」(お得意さま)となります。
「取引先」や「主要取引先」、また「得意先」についてご紹介しました。よく耳にするものの、意外と正しい意味を知らなかったという人もいらっしゃるかもしれませんね。社会人の基礎知識の一つとして、ぜひ覚えておいてください。
(中田ボンベ@dcp)
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