ビジネスメールで「表題の件」という文言を見たことはありませんか? ただ、よく見るものの、どのように使えばいいのかわからないという人もいらっしゃるかもしれませんね。そこで今回は、「表題の件」の適切な使い方についてご紹介します。
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「表題」とは、いわゆる「タイトル」に当たるものです。本だと書籍名、雑誌だと雑誌名、メールだと「サブジェクト(メールヘッダ)」が、表題に該当する部分になります。ですので、ビジネスメールで「表題の件」と書かれている場合は、「サブジェクトに書いている内容について」という意味になるのです。
上述のように、ビジネスメールにおける表題は「サブジェクト」ですので、「表題の件……」を使う場合は、必ずサブジェクトにテーマとなる文言を入れるようにしましょう。もしサブジェクトが抜けていれば、表題がありませんから、話が進まなくなります。
また、趣旨と異なる案件がサブジェクトに書かれている場合も、「表題の件で」と書き始めてはいけません。「別件でございますが」など、別の趣旨の話であることを伝えないと、齟齬が発生して相手を混乱させてしまいます。
これらの注意点を踏まえた例文をご紹介します。
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宛先:○○株式会社 △△様
サブジェクト:2月26日の懇談会実施場所につきまして
○○株式会社
△△様
いつもお世話になっております。
××商事の中田です。
表題の件でございますが、実施場所の候補をリストアップいたしました。
詳細資料を添付にてお送りいたしますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
また、別件でございますが弊社の高橋が一度ごあいさつに伺いたいと申しております。
直近でご都合のいい日をご教示いただけますと幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
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メールで「表題の件」を使う場合は、このようにサブジェクトとひもづけるといいでしょう。そして別の話題を書く場合は、しっかりと別件であることを書くようにすると、相手もわかりやすいのでいいですね。もちろん、表題が誤ったものになっていないかなどもしっかりとチェックしておくことが大事です。
2021/02/22
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